一生に一回しか動物園・博物園などいけない子どももいます。
ですから、少しでも記憶や楽しさが残る学習につなげましょう。

事前にお話しておくと面白そうな話をいくつか書きます。
低学年の児童は、うんちの話が好きな子も多いですね。汚いというより、動物としてみたときの
生物の生存戦略としてお話ができるといいかもしれません。

下のふんは誰のふんでしょう?
IMG_3829
ヒントはユーカリの葉を食べます。

正解はコアラです。
コアラのふんは、乾燥していてユーカリのにおいがしてふんの嫌なにおいはしません。
天王寺動物園の獣医さんから聞いた話です。

ユーカリのエサは栄養が少ないようです。

ですから、1日中ほとんど動けません。
gahag-0071394909

 

誰も食べない毒があるユーカリは食べ放題です。
しかし、栄養が少ないので動くことができません。栄養がないと動けないのは人間と同じですね。
朝ごはんを食べないと気が付かず元気がなくなりそうです。
gahag-0108225195
(GAHAGフリー写真より)
でも、
次の木へ移動するときは猛ダッシュをします。
それは、地上に降りたときが最も敵に狙われるからです。
なんと、
子どものコアラはお母さんのふんを食べます。
コアラは有袋類といって袋で子どもを育てますが、子どものコアラはお母さんのふんである半消化状態のユーカリ「バップ」を餌として育ちます。
少しでも栄養のある状態にしておくのですね。

ちなみに、うさぎのふんはどんな感じでしょうか?

これはコロコロのふんを想像しますね。
でも、あれはうさぎのふんは一度出たときにうさぎがもう一度食べてそのあとがコロコロのうんこなのです。
汚いと思っているうんこも、いきものによっては大事な栄養素なのですね。

こんな話ができると、理科の視点ができそうですね。