華丸先生の連絡帳

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2016年11月

研修センターで学んだことをまとめます。
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誕生石・鉱物が理科室にあると便利ですね。

導入のお話としては,このような話をすると石に興味をもつかもしれません。

 

アメシストという言葉はamethystos(酔っ払わない)というギリシャ語の由来だそうです。赤ワインに似た色のアメシストを身につけていると、ワインをたくさん飲んでもアルコール中毒にならないという「おまじない」の意味があるそうです。



鉱物の分類をするために

肉眼的な特徴を調べる方法があるそうです。

モースの硬度計

ドイツの鉱物学者モースが,鉱物の硬度を示すために選んだ10種類の標準鉱物。種類の違う鉱物を互いにこすりあわせてどちらに傷がつくかを調べて鉱物の識別を判断する。

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条痕板

こすりつけることでその鉱物特有の色を見ることができるそうです。

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他に釘で傷をつけてみて傷をつけるかどうかで

釘より硬いか弱いかがわかる。
 

くぎは5番目ぐらいの硬度

つめは2番目ぐらいの硬度

10円玉は硬度3.5

ガラスのほうがカッターナイフより硬い。
 

フェライト磁石

磁性鉱物(磁石にくっつくかどうか)を調べるのにつかう。

ルーペ

拡大して見るのにつかう。 

 

他は

硬さ・割れ方・結晶の形、鉱物の光沢・鉱物の色(条痕色)・光学的性質など で分類できる。

堆積岩(砂岩・泥岩・れき岩)ぐらいしか学びませんが,活用関連の授業や保護者参観で一緒に鉱物の鑑定をするといいですね。
 

 

 

懇談会の日程を考えよう。3つの段取り(準備編)3.管理職の先生その他

関わる人

1.何十人もの保護者

2.兄弟姉妹学年の担任の先生

3.管理職の先生その他

それぞれ、持ち場があります。この3点の関わる人の段取り(前準備)

 

3.管理職の先生その他 

 
 管理職の先生は、自分の教育実践の土台を支援してくれる仲間です。伝えるべきことは伝えておいてください。

例えば管理職に伝えることとして
もしも、懇談会の日程を設定したとき、午後5時以降になり翌日の懇談会のモチベーションがさがるなどならば、リミットセッティングしてください。つまり、後日の日程などを保護者に提案します。管理職にも後日になるかもと前もって伝えてから連絡します。

保護者の情報をおもちの場合は、後日がよいか悪いかの判断がいただけます。

 

あってはいけないことですが、延長し遅れたり保護者の方の緊急事態があったりのときには、教員は懇談会で体が動かせません。そんなときに、懇談会の日程や時間(エクセル版 pdf版)などを伝えておくと、折り返しの電話の時間や懇談会の合間に管理職の先生が呼びにきてくださる可能性がでてきます。

 

また、保護者に対して厳しいことをつたえる必要がある場合は、最後の時間などにしておくといいと思います。しんどいことの次にこられる保護者の方に迷惑をかけます。教員は人間ですから、しんどいことの切り替えに時間がかかります。寝たり、最後にしておいて、終わり次第管理職に相談をしたり学年主任に相談したりしてその日の悩みをその日にそれなりに消化して、翌日他の子どもにも全力で伸ばすことを伝えてあげましょう。

 

話しやすいにくいではなくて、プロなので伝えた相手がどのような相手でも伝えると割り切って、ホウレンソウがもれないようにしましょう。

ここまでが、懇談会の日程調整編でした。

今日も、お仕事がんばりましょう。 

兄弟姉妹学年お伺い用紙を作りました。(PDF
懇談会の日程を考えよう。3つの段取り(準備編)
2.兄弟姉妹学年の担任の先生

関わる人

1.何十人もの保護者

2.兄弟姉妹学年の担任の先生

3.管理職の先生

それぞれ、持ち場があります。この3点の関わる人の段取り(前準備)

 

2.兄弟姉妹学年の担任の先生

ほかの先生方が懇談会調整が早い場合は合わせて遅い場合は「気が早いですが決めたのでよろしくお願いします。決まっていれば、変更します。」と言いましょう。
もっとやさしくいえるといいです。
ただし、受け取りの先生により反応が変わりますので、ほかの方の兄弟姉妹学年の調整は待ったり相談したりのプロセスをていねいにする方が職場付き合いがよくなります。

低学年や数の多い学年そして、学級経営の状況がたいへんなところに先に懇談会の予定決めましたか?と聞いてみるのもいいと思います。

「忙しくて」、とか返ってくれば、私のほうで先に決めておきましょうか?難しい場合は調整できますので。
「待ってください。今決めています」の場合は待ちましょう。しかし、あまり遅い場合は管理職に相談します。

また、あの保護者の方は陽気で話がつい長くなってなどの情報は大事です。
遅れる原因なので、そこは時間の余裕のあるときや、あるいは次の予定のあるところに入れて延長をさけましょう。
この数日で懇談会調整がはじまりそうなので、手短に。
 

懇談会の組み立ては時間と各方面の調整がいります。今すぐ段取りをしておきましょう。
毎日子どもと顔を合わせるのとは違って保護者の方と合うのは精神力がいります。
組み方で、流れが変わることもあります。
まずは、エクセルPDF)で作ることをオススメします。毎学期使えて退職まで役立ちます。
手書きで頑張ってもオッケーです
エクセルデータのあげかたがわからないので、わかりましたらアップします。
前準備
関わる人
1.何十人もの保護者
2.兄弟姉妹学年の担任の先生
3.管理職の先生
それぞれ、持ち場があります。この3点の関わる人の段取り(前準備)


1.何十人もの保護者
子どもたちに保護者のご都合伺いの紙を配布します。
チェックシートを用いて提出を確認していきます。
提出が遅い場合は、子どもがそもそも持ち帰っていない可能性もあります。
できれば、電話で「ひょっとして、懇談会の手紙が届いてませんか?」と責めないように聴いてみてください。忙しいからまだということであれば、お待ちしています。」で終わるといいと思います。
連絡がとれない場合は、連絡帳ですが「お電話がつながらなかったので、ひょっとしたら紙が届いていないのかと思い、念のためステープラー(ホッチキスです)でとめておきました。また、ご都合がつきましたら、よろしくお願いします。」ぐらいでおいておきます。急いでいるとか他の人の都合もあるなどは、書かない方がいいです。遅すぎて調整がつかない場合は、管理職に相談して後日など対応をすればいいだけです。気持ちよく、さわやかに書いてください。

保護者の希望日時の紙が集まり出せば
分けていきます。
A.はじめにこの日しかだめという方を曜日ごとのかたまりで束にします。
B.次に、希望日が複数日ある人のかたまりで束にします。
C.最後に、いつでもいいよと書いている人で用紙を束にします。

 
時間帯を決めます。多くは15分の間隔ですが、10分の予定で組み5分を思わぬ延長予定の重なりのために開けておきます。
3時前後に一コマ空けておくことも大事です。時間のずれこみを防ぎます。
なぜそれが大事かはまたの機会に。

この日、この時間しか難しいと言われる方の欄をうめます。ただし、勤務時間外のときは少し考えて下さい。これはその3でお知らせします。
支障がないならば、その時間に入れます。

次に、複数日を了解してくださった保護者の方の予定を決めます。
1日に1.2回空き時間を作って遅れに備えます。

最後にいつでも大丈夫な人の予定をうめます。
兄弟姉妹学年の担任の先生と調整をして、保護者の方が次にその兄弟姉妹学年にいけるよう1日で待たせないように組めるといいです。これはその2でお知らせします。

日程が確定しましたら、保護者に確認の用紙を配ります(教務などからもらえます。)。
自分の勘違いや保護者の方の勘違いがある場合は、空きコマにしておいた3時の時間や空いている時間で調整します。どちらに非があるではなく、謝ると大人な人にみえます。 

下書きは鉛筆
パソコンならポチポチ楽に変更できます。
懇談会日程用紙は管理職に渡して、保護者の万が一のときの連絡のときなどに使ってもらいます。

チェックリストにしました。コピーしておきましょう。
□子どもたちに保護者のご都合伺いの紙を配布
□チェックシートを用いて提出を確認 
□電話で「ひょっとして、懇談会の手紙が届いてませんか?」と責めないように聴いてみてください。忙しいからまだということであれば、お待ちしています。」で終わる。
連絡帳ですが「お電話がつながらなかったので、ひょっとしたら紙が届いていないのかと思い、念のためステープラー(ホッチキスです)でとめておきました。また、ご都合がつきましたら、よろしくお願いします。」

□はじめにこの日しかだめという方を曜日ごとのかたまりで束にします。
□次に、希望日が複数日ある人のかたまりで束にします。
□最後に、いつでもいいよと書いている人で用紙を束にします。
□10分の予定で組み5分を思わぬ延長予定の重なりのために開けておきます。
□ できれば3時前後に一コマ空けておくこと
□予定決定の用紙をこどもに配布
□勘違いや再調整が必要な場合は、空きコマなどで対応する。
□えんぴつで下書き。エクセルにすると毎回楽になってきます。
□懇談会日程用紙は管理職に渡して、保護者の万が一のときの連絡のときなどに使ってもらいます。





リフレーミング第三弾
 少しお気づきかもしれませんが、
 書きにくいとき、ひょっとするとその子どもに対して苦手意識があるのかもしれません。
でも、
相手を苦手だと思うから、相手もあなたのことを苦手と思います。

人間のルール1
相手をかえるのは難しいが、自分を変えることはできる。

子どもと接する仕事です.
自分のとらえ方を変えて、さまざまな角度から子どもをみることができるようになりましょう。

教員としてプロのお仕事であるなら、自分の感情を伝えるよりもどうすれば子どもが伸びるのかを考えて話をしましょう。その中で自分の感情を伝えたほうがいいときもありますが、これまで読まれると分かるとおり、その感情は自分の感情であり、子どもを伸ばすこととは関係がないことがあります。

えらそうな子ども

若先生 あの子、塾にいってるっからっていつもえらそうなんだよね。この前は、難しい算数の問題もってきて、わかりませんって・・・。塾で聞けばいいのに。(怒り心頭)それに、算数のときも僕をおしのけてこうすればいいやんって他の子どもに教えはじめるから困るんだよね。(怒りおさまらず)。この前は、わり算の苦手なA君に教えて、先生よりわかるとかいわれたし。それに、キックベースボールになるとみんなをえらそうにつかうし、この前はけりかた教えていたかと思えば、エラーしたらきれるし・・・。なんなんでしょうね。(もう怒りっぱなし。)

 それって、ドキッとするしプライドも傷つくこともあるからしんどいね。(若先生が傷つかず、その子も考える子に育てるために、まずはリミット・セッティングだな。)
難しい問題もってきたときは、「これは、今はぱっと分からないから塾できいてきてごらん。」とリミット・セッティングをするか、「そうなんだ。また解けたら教えてね。」で返しましょう。教員は専門分野をもつものなので、算数が専門でないなら「○が先生は好きで得意なほうだけど、この問題は考えるなぁ。できたらすごいから解き方もまた教えてね。」と返すといいよ。

若先生 ますます、えらそうに他の子に教えたら自分が困ります。

 教えあいをして教えるほうがどの先生が教えるより教えたり教えられた子の両方が伸びたという論文もあるから、教えるのはいいことだね。でも、先生の話を聞いてから考えたり、教えたりすることは、授業をすすめる上では大事なことだしもっと効果的だから、まず先生の話しを聞こう。と伝えよう。
次に、上手に教えられる子どもがたくさん育つほうがいいから、できるだけ公平に教える機会を与えたいから、一斉に分かっている子が教えるのか、誰か一人が黒板で説明するかは先生が考えて決めるからね。これは、先生の仕事です。
キックベースボールのけり方を教えるよい面もあったんだね。でも、勝敗にこだわるところがあるのかなぁ。

そうすると、所見としては
算数の学習に意欲がみられ、難問に取り組むようすがみられました(教えにきてくれたら・・・難問に取り組み○の部分を△に例えながらみごとに算数の思考の流れを表現しました。)
わり算の苦手な子どもには、□という方法をつかって先生の教え方と視点を変えて、子ども達なりに伝わりのよい表現で説明することができました。
キックベースボールの学習では、体全体をつかってける方法を熱心に教えるすがたがみられました。仲良く勝利に導いていけるといいですね(少しネガティブ)。


書いていて抵抗がどうしても抜けない場合は、少しネガティブまでを限度にかくといいと思います・・・が、書かないほうがいいと思います。

自分が不快ならば、先生もプライドがあるから、できないみたいないいかたはやめてくれる?と口頭で毅然と伝えてください。先生も人間だから、いやなことは伝えればいいと思います。

(作話としてご理解ください。所見をかかれるときは、子どもを観察したり話をしたりした事実と上記の見方を組み合わせるとよいと思います。)

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