華丸先生の連絡帳

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2017年11月

参観の前・研究授業の前ねれないですよね。

睡眠にも借金があります。最近は睡眠負債といわれていますね。
この借金がたまると、情緒不安・パフォーマンス低下、身体症状の悪化を引き起こす。
寝つきがいいー睡眠が足りないから寝つきがいい可能性もある。
よく寝ると 喜びがふえて、不安が減る。
不眠は衝動性を高める。自殺の実行などのリスクを高める。


栄養剤を飲むよりも、薬を服薬するよりも疲労軽減・精神的疲労回復に役立つのが睡眠。
しかも

無料

うまく使わない手はないですね。

眠れないことを諦めたときに日中にできること!



睡眠負債をなくすためのクレバー・ナップ(パワーナップ)


休み時間に、
はじめに 
カフェイン(コーヒーなど)を摂取して
仮眠をとる(15分程度)

これはどこにでも書いていますが、実際に取り組むことが大切です。

実行できない人への後押しです。
極端にいえば

教室で突っ伏すのもひとつの方法かもしれません。
45分の休憩をせめて15分とりましょう。
休憩とは何もしないでいい時間です。(子どもと話をするは休憩ではありません。)
教員の寿命は七五三といわれています。63・65・67までになくなる人多いです。
日中の短い睡眠で健康寿命を延ばしましょう。
見栄えを気にして寿命を縮めませんように。

 








 

華丸先生!研修講師お願いします

研修を頼まれることがあります。
過去は研究発表が多かったのですが、最近は研修講師が・・・。
1年前からお願いされていたことなので、引き受けることにしました。

3日間分の食料を

若い先生は、もう日々の授業に困っている様子。無人島で3日間の食料を与えるのが私の今回の役目になりそうです。とても高度な話は理解できそうにない・・・。

若い先生にリサーチをしてみると、すぐにでも役立つものが欲しいという意見ばかり。
そこで、いくつかはすぐに役立つテクニックを取り入れて。
理論は、national training centerの学習定着率の資料と臨床心理学の知見を組み合わせて。
体験活動や能動的に子どもたちが活動や授業に参加している様子のビデオ(顔なし)、
夢中で結果を書き出す様子。

プロトコル(手順)。
臨床心理学的におさえておきたい理科の授業を流すうえでのコツ
このあたりかなぁ。
あとは、文部科学省の学力状況調査の問題点で指摘されたものを理科の知識がない人にもわかる資料にする。

夢中で結果をかき出す授業

タブレットを使って、自分たちでどう実験記録をビデオでおさえればいいかを考えさせます。
実験は同じ手順を3回繰り返すように構成します。
流れる水のはたらきなら、簡単に予想を立てさせて、まずは実験結果をビデオでおさえさせます。
次に、その実験結果を話し合いながら、さらにわかりやすく人に伝えるためにどのように撮影すればいいかを話し合わせます。そしてもう一度撮影(ここまでで実験の1時間)
この時点で休み時間もタブレットを何度か見直しながら、ノートに記録をまとめていく子どもがたくさん出現します。「遊びに行けばいっておいで」と声をかけてもまだ続けます。
2時間目には、1時間目にとったビデオの結果をもとに考察を考えさせます。
その後に、「流れる水の量をふやすとどうなるのだろうか」という実験で、同様の予想を立てさせます。このころには、予想も前回の経験をもとに詳しい予想と根拠がいえるようになります。
そして、また結果が伝わりやすい方法について話し合いをさせてから実験にうつります。
もう遊ぶ子どもなんて一切いません。
実験操作を行いながら、必死に「こうすればいい?」「外側をアップでとろう」「写真で大量におさえて後から情報を整理しよう。」など研究者さながらの手さばきで実験を行うようになります。
授業の終了後
「おもしろかったぁ。」
これ、聞けると感動しますよ。
このあたりを伝えられるといいなぁと思います。
データ共有を子どもたちで始めると、さらに他の班の実験結果から考察をまとめだす!
盛り上がりが冷めやりません。

その他 3回実験を繰り返すことができる実験


たとえば、ふりこなら、「ふりこの長さ」「おもりの重さ」「ふれはば」の条件で3回同じ手順の実験をこなします。
平均の出し方や往復の時間などの計測方法も1回ごとに考えさせるとどんどん熟達していきます。
どの班もまったく同じ数字になったときに、子どもたちから歓声がわきます。
「すげぇー」
この声は、子どもたちがゲームで大盛り上がりしたときに聞く声の感じです。
「また、この実験やってみたい」 
とまで言い出す授業。


研修でどう伝えればいいんだろうって悩みます。 
論より証拠
見に来ればいいのに(笑)。

研修資料も完成。今年のお仕事も少しずつ終わりに近づいています。





成績を仮付けって?
成績って全ての資料が揃わないと始められないイメージがあります。
効率よく取り組むコツは、
できるところを少しずつ取り組む(^^)
これが大事です。出揃った成績でとりあえず成績をつけるならと考えてつけることも1つの方法です。
仮付けしてもう一度つけるのは、二度手間?
メリットは
懇談会のイメージ
この二学期までにこの子にどういったことを指導しようかな?など考える元にもなります。
ノートの評価など、手間のかかることを先取りできて後が楽になります。
細やかにみれます。

最低限
係活動、委員会などかけるものを通知表に書いて行くと楽になります。

できることを少しずつ取り組み、細やかに子どもを見ていきましょう


理科のよくある勘違い

実験の操作を子ども達がスムーズにできて、計算(たとえばふりこの平均)が全員できた!
これでテストは万全だ!
これは私たち理科の教育でよくある思い込みです。


テストになると残念な結果に

実際は、テストになると「あれ?」
ってなることありませんか?
理科の研究仲間には言ってはいけない気になりますが、本音でいうと
「なんでだろう?」って思います。

理科的な表現が読み取れていない

言葉で実験事象を説明できない、実験事象の説明が読み取れていない。

小学校でも十分に理科の問題を解かせましょう。

国語・算数は毎日宿題があるのに、理科の宿題は極端に少ない。
国語・算数も授業だけ受けて問題がとけるようになりません。
でも、プリントをするのもしんどいし

パソコンの授業も兼ねて一人ずつ自分の進度で学べるインターネットサイトがあります。

私がすきなサイトでもあるはなまる理科学習サイト(こちら
解き進めの方法にはクセがあり好みが分かれるかもしれませんが、
Flashやカラー図版で子ども達の理解が進みやすい問題と正解がすぐにわかり、復習して100点が取れるまで繰り返される仕組みですから、おすすめです。
随分古くから運営されているサイトですが、私は未だにフル活用です。
ぜひお試しください。










 

研究授業前にすること

楽になる方法は、プレ授業をすることです。
プレ授業とは研究授業の前に他のクラスを借りて授業をすることです。
授業の流れや主発問を洗練させることができます。
作り物が不完全であった場合も、プレ授業のあとに作ることができます。
私は、プレ授業の逐語録(教員と子どもの発言を記録)を作り、主発問と補助発問を整理していきます。
自分の発言のクセなどがつかみやすくなります。
自分の授業風景のビデオを観る方法もありますが、言葉でしっかり子どもに指示をするためには逐語録がよいと思います。自分の話のクセもみえます。

研究授業でのトラブルの解決について

研究授業中にトラブルが起きたときの対処法についてです。
発言がでない・・・。
これはプレ授業で検討しておくことですが、突然発言がでない場合は

・「発言がでないこともあるよ。例えば隣のクラスでは・・・という意見もでていたよ」
というヒントを投げる方法もあります。

・話し合いにもっていけない場合
まずは「隣同士で話をしてみよう。」
「班で意見を話し合いましょう。」
事前にヒントカードを用意し、案を伝えます。

・何も書けない子どもがいる場合
これも「ヒントカード」や具体物(カードやブロックなど)を用意しておき、さりげなく渡す。
「考えをくわしく説明できるように、ブロックをつかいたい人は使おう。」とヒントを使うことが恥ずかしくないように声かけをしてかかせる。

・まとめにもっていけない場合
子ども達の意見から、想定しているまとめに近いことでまとめる。
無理やり指導案に合わせるのはよくないと思います。
そして、まとめとして不完全の場合は、
「まとめとして足りない部分があるんだけど、どうするといいかな。」「このあたり(まとめとしてほしい部分や内容の部分)をまとめると今のまとめがさらによくなる気がするんだ。」などと付け加えて反応を待つ。それでも難しい場合は、「次回復習をかねて考えてみようね。」と声をかける。


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