授業の流れ
理科室実験です。イスを中に入れて実験させます。
実験の確認です。
問題(仮説)
ふれはばによってふりこが1往復する時間がかわるのだろうか。
変える条件 ふれはば(15度 30度)
同じにする条件 ふりこの長さ(50cm) おもりの重さ(10g)
ふれはばを変えるとと聞かれているので、変える条件はふれはばです。
他の条件は同じにします。
役割を挙手させて確認します。
・ストップウォッチ・1往復の数え方
・おもりを離す人
・記録をする人
それぞれに手を挙げさせます。
実験は3回同じでさせます。
15度と30度で
おそらく10往復で14秒あたりになります。
机間指導のポイント
往復が3回とも違う場合や、値が1回だけ違う場合再実験をさせるのがよいでしょう。おもりの重ね方。
ふりこの長さが変わるので、おもりは同じひもに横につけます。(縦につなぐとふりこの長さが長くなりデータが変わってしまう。)問題(仮説)
おもりの重さによってふりこが1往復する時間がかわるのだろうか。
「変える条件は何ですか?」
「同じにする条件は何ですか?」このぐらいは聞いておきましょう。
変える条件 おもりの重さ(10g 20g)
同じにする条件 ふりこの長さ(50cm) ふれはば(15度)
おもりの重さを変えるとと聞かれているので、変える条件はおもりの重さです。
他の条件は同じにします。
これも10往復で14秒前後になります。
3回同じことを聞くことになりますが、同じく聞きます。
ふりこの長さによってふりこが1往復する時間がかわるのだろうか。
「変える条件は何ですか?」
「同じにする条件は何ですか?」このぐらいは聞いておきましょう。
変える条件 ふりこの長さ(50cm 100cm)
同じにする条件 おもりの重さ(10g) ふれはば(15度)
ふりこの長さを変えるとと聞かれているので、変える条件はふりこの長さです。
他の条件は同じにします。
ふりこの長さは
50cmのときは10往復で14秒前後
100cmのときは10往復で20前後の値となります。
この順番で指導をすると、最後のふりこの長さを100cmと長い方に変えたときだけ、1往復する時間が異なることに気がつきやすいです。
最初のふれはばの実験は緊張でよくわからないまま実験をしています。
次にくるおもりの重さの実験では、同じなんだと気がつきだします。
ところが最後の長さの実験で、違うことに気がつきます。何回も同じ実験をして飽きだしたころに「はっ!」となるところが、この実験の歓声のポイントです。
ここがうまくいくと楽しい実験になりますよ。
3時間目
平均を求めることと1往復する時間の計算を電卓や手計算で行います。苦手な子どもには電卓で、そして四捨五入のミスがないかを机間指導で行い
班で値が揃うことを確認します。
その上で、まずは自分で結果からわかったこと(考察)を書かせます。
次に隣同士、次に班で話し合い
最後には、発表すると説明し合う活動が充実します。
技能の評価がしやすい単元ですが、発表や思考もよくみれる授業です。
落ち着いている学級なら理科室でこの時間は過ごして、再実験など試行をさせるのも面白いです。
活動があると騒がしくなる学級であれば、この時間は教室で行うといいですよ!