道徳の教科化

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「道徳の授業の流し方がわからない」
よく職場でもこんな声が聞こえます。確かに、今まで使っていた「私たちの道徳」には特に指導の流れが明確に載っているわけではないので、きっと今までは担任の先生が工夫をして色々と使っていたんだと思います。今日は一般的ではあると思いますが、展開の型を紹介します。


導入

基本的に読み物を読んで、今日のテーマについて考えるという流れですね。道徳には学ぶべき項目がありますので、まず導入では普段の生活を振り返り、その項目(テーマ)についての経験を思い出します。そして全員で今日考える項目(テーマ)を確認してから読み物に入ります。例えば、「親切、思いやり」の項目であれば、「今まで親切にされて嬉しかったことはありますか?」というように発問をして、親切についての経験を思い出させます。自分の経験を語るのが好きな子はノリノリで答えてくれます。そして、「今日は親切について考えましょう。では今日の読み物は◯◯です。」と今日の項目を確認します。項目を隠して読み物から考えさせる展開もあるでしょうが、普段の授業でめあてを立てるのと同じで、何について学ぶのか道を示してあげることは大切かなと思います。


展開(読み物)

読み物を読んでいきます。基本的には教師が読む形でいいかなと思います。国語ではないので、音読をするまでもないかと思います。できるだけ気持ちを入れて読んであげましょう。
ここから展開のパターンとしていくつかあると思います。まずは発問を出すタイミングです。読み物に関する発問は多くて3つほどある場合があるので、それをどこで処理するかです。

①一通り読み物をこちらが読んで、読み終わってから発問をしながら読み物の内容を振り返る方法です。
ゆったりと読み物の内容を把握することができるという良さがあると思います。

②読みながら発問に関わる場所がきたら、途中で発問をするという方法です。振り返る時間が必要ないので、読み物をすっと終えることができます。

どちらにするかはこの後の展開にもよると思います。この後させたい活動が多いのであれば②の方がいいでしょう。板書用に挿絵があれば子どもたちも振り返りやすいですね。

応用編として、読み物を前半後半に分けて、途中で大発問をする場合もありますね。教科書ではなく、プリントで読み物を渡しておけば、前半後半で分けて渡すことができます。子どもたちも続きが気になって興味を持ちます。「このあと主人公はどうするでしょうか?(あなたが主人公ならこのあとどうしますか?)」と後半の内容を予想させることもできます。

展開(項目について)

読み物が終われば、次は項目についてよく考えさせます。
読み物には大きな転換点があります。山場といいます。その山場での主人公の行動にスポットライトを当てて、「あなたなら、どうしますか?」というように、自分ならどうするかを考えさせます。
結構意見が割れておもしろいです。ペア交流なども入れつつ意見を交流させます。「それは本当に親切なの?」というように切り返しの発問をしつつ展開すると項目について深く考えることができます。

もしくは「思いやりとはどういうものですか?」などと大きく発問をしてその項目自体を考えさせる場合もあります。こういった大きな発問は個人で考えるのが苦しい場合もあるので、グループ活動にしてもいいかもしれません。 

終末(自分自身について)

最後はもちろん、自分に返してあげないと道徳ではなく国語になってしまいます。項目について展開の中でよく考えた後、最後にそれでは「自分自身はどうだ?」と振り返るのです。私はよく「今日の授業で学んだことは何ですか?」や「これからの生活で生かしたいことは何ですか?」、「これからどのように過ごしていきますか?」など、できるだけこれからの自分をどうしていくかを考えさせる終末にしています。


発問について

メイン発問を1つ持っておくのがいいかなと思います。全体交流しがいのあるもの。それはきっと読み物で言えば山場になる所に関するものや、項目についての部分かなと思います。そこに時間を割くために、メリハリをつけて、サラッといくところは流していきましょう。

評価

評価をどうするか、その話は職場でも色々話がされていると思います。ワークシートを使用したり、ノートを使用したりすることで、子どもたちの意見が見えるようにしたいですね。文章表記で、1つのテーマについて記述する場合が多いかと思います。しっかり学年やペア学年などで相談して揃えましょう。道徳に外国語に色々と大変ですが、道徳は普段の他教科ではあまり活躍できない子が活躍しやすい場でもあります。面白い意見や子どもなりの意見をたくさん聞けて、私は好きです。どうせやるならば楽しくやりたいですね。





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