3倍以下の採用試験の常態化

 正規採用を訴えれば、共感を得られるかもしれません。
しかし、3倍以下の倍率で採用されることが常態化され教員の世界は質の低下の一途です。
その割に待遇がいいので、地道に仕事をしない人ほど報われる世界にも見えます。
自省すべきこととして、自分だけはしっかり仕事をしているという勘違いに気をつけたいものです。
学校全体から見た見え方と教室張り付きの人間から見える見え方は異なるものです。

3倍以下の採用試験だから気をつけること

若い教員の待遇だけあげている自治体も多いものです。
そのような自治体は、頭が働く教員志望の人ほど避けるものです。
受け直しができにくくなる中年期以降に給料が削減されていくことを意味します。
朝三暮四ですね。
頭をつかいましょう。

逆張りでいきましょう

 仕事をしない教員が報われる世界ならば、自分が徹底的に学び倒せば存在感を見せることができます。
私は、子供との指導では人気を博します。働いてから毎年一定の評価を受けるということは、自分の学び方である逆張りの方法が大正解だったということです。
職員室の教員の発言力と教室の実態は反比例していることもあります。
見るべきは目の前の子供です。楽しく子供と教室で過ごせるように学びを深めましょう。

1倍切りが常態化している大学院

 教育系大学は偏差値が低すぎるため、ロンダリングのために大学院に行く方もいるようです。
確かに名前をかけばほぼ受かる状態です。これは20年近く常態化しています。
この場合は、大学の教員の努力も個々の資質によりますから、相性が合うかどうかが大切になります。
研究内容も歴然とするほどの差が大学の教員によりあります。
大学の教員は査読付き論文数は相当大きい意味を持ちます。
親しみのある先生を基準に選ぶと、学びに行くのか学歴をもらいに行くのかわからなくもなります。
修士課程でも、作文で通る
そのような世界観が、1倍を切る修士課程には漂います。
自分で、国内だけでも研究発表ができる力がつく大学院を選んでみることをお勧めします。
現場目線と研究目線をもたれている先生は希少です。
誰でも入ることができる大学院
だからこそ、大学院の実態を綿密にリサーチして入ることは必須です。
給与や待遇があがるわけではありません。
見識を高めるために何百万円も自腹を切るわけです。
いい研究をしているところの大学院び通いましょう。