認知行動療法が薬物と同様の脳内変化を起こす!?

 認知行動療法は、エビデンス(根拠)があるとよく言われます。越川房子さんのインタビュー記事に、認知臨床心理学の領域を研究するきっかけとして、大学時代に読んだ論文を基に、
「認知行動療法が薬物と同様の脳内変化を起こす」すなわち「人間の認知を変えると薬物を飲んだ時と同じ効果がある」という点が、非常におもしろかったのです。
早稲田大学文学部 waseda university tower?より引用(2006年8月時点で存在したネット記事より 
考え方を変えていくことで、薬物を飲んだ時と同じ効果があるのかどうかは、分かりません。しかし、考え方を変えることで行動が変わり、得られる結果が変わると思います。

精神分析的なアプローチも大切

 子供の指導を行う上では、意識されていない面に着目することで子供の問題理解やアプローチが得られやすいことも見逃すことはできません。
私は、精神分析風独自のアプローチを行うことになります。
休憩室でフロイトのソファに見立てクライエント役になり、自由連想をスケッチボードに書きながら、子供の発した言葉を繰り返して、浮かぶイメージをイラストや文に書き留めることがあります。
その直後と数日をおいて、自分がセラピストとして解釈します。精神分析風ですが、自分には合っている方法です。



精神分析療法には膨大な時間がかかることと効果の点は、疑問とされることがあるかもしれません。
実際問題、子供の言葉にならない点を体全体でつかむためには、落ち着いた場所で子供の言動を真似して浮かぶfelt senseのような何か実態のないモヤモヤを書き出します。

認知行動療法は人に説明しやすい。だから保険適用される

また、保険適用のために効果のある心理療法が求められる点からも認知行動療法が保険の対象として、短期的な効果があげられる点も有名です。ただ、子供にとってあまりにもロジカルな方法はそぐわない子供もいることは事実です。子供向けのたくさんのパッケージなどの工夫も見られていますが、現場の教員の立場から見ると子供により向き・不向きはあります。とはいえ、処遇の選択肢が増えることは大歓迎です。