芥川賞の羽田圭介さん直木賞の司馬遼太郎さん

 司馬遼太郎さんは、大阪府東大阪市下小阪にお住まいだった作家です。新聞記者だった彼が、司馬遼太郎のペンネームで直木賞を受賞されたのが、30代後半。先日ブログでご紹介した芥川賞作家の羽田圭介さんと比べると遅咲きにみえてしまいますね。


好きな作品をつくるために一生懸命投資やテレビに出る。私たち教師のように綺麗事では、生きていけないのです。
司馬遼太郎さんは、学生時代から阿倍野の図書館で本を立ち読みの日々。本が好きで、もうそれだけで十分!のような読書家さんです。中小の新聞社から大手新聞社へ移動するなど、今日では難しそうなことも当時はできたようですね。家も東大阪市という、古書店が並ぶ梅田、日本橋などからは離れている場所です。書きたいから書く姿勢はいさぎよく素敵です。

司馬遼太郎さんの名刺

 あっさりとした名刺でした。
中心に司馬遼太郎。これは等間隔割付です。
左に自宅の住所と電話番号
紙は、小学校の紙パックの紙すきのようなテイストです。
自宅住所と電話番号。
今なら、いろんな人が電話などして、大変なことになりそうです。

教員である私の名刺

私は、名刺はいくつか使い分けています。
一番使うのは、名前とアドレス、一工夫して簡易な自己紹介がわかる仕組みにしています。

教員である私の名刺はなぜシンプルなのか

 教員ではなくて、教師である自分の名前で仕事をしている部分を大切にしているからです。
家一軒分ほど大学を出てから教育のために費やしました。
誰にも負けないほど教育への時間を投じてきました。
そこまでしてきたら、臨床心理士という名前もいらない。職場の名前もいらない。
名前一本でいいはずです。 
自分の知性や蓄えた知恵をしっかり還元していこうと思っています。
教師になられたみなさんは、せめて名刺交換の方法は覚えておかれるといいと思います。

 一緒に教育活動頑張りましょう。