これで身に付く?学校教育の金融教育

最も先進的で実用的な金融教育が行われているのが特別支援教育で扱われる金種、買い物体験です。
では、小中高校ではどのような惨状となっているのか。
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小学校の金銭教育の惨状。

小学校では金銭教育として長い伝統があったが意味はない。長年教員を務めていて、この所感が拭えません。一部の先生方が頑張っているのは、いつの時代も小中高校、特別支援教育どこでも同じです。

小学校教育では、家庭科の授業で計画的なお金の使い方を学びます。
買い物をする前に、お下がりや代わりのもので代用できないか、また予算を決めてその中で購入するという流れが数時間のみです。
金銭の管理は、保護者がみていることが大半です。必要以上のお金を渡すとどうしてもおごる、貸すなどのトラブルに陥りがちです。だから、具体的には取り組みにくい。
教科書をさらっと読んだり、テレビを見たり。これで、金銭の考え方の何が変わるのでしょうか?
数時間の机上の教育だから深みを持ちません。
ずっと付き合っていく考え方なのに、学校教育では、毎日お金のことを口にだすなどという具体的に取り組むことには、限界があります。

中学校の金銭管理教育は終わっている

中学校ではさらにひどい状況です。
家計簿の付け方などバーチャル感満載です。ボードゲームやカードゲームでもっと取り組むべきです。
子供も「そうなんだ」という理解。中学校でも部活やその他が多くて、実践が不快とは到底いいがたい。何度見せていただいても、本を開いてみても同じようなおそらくピンとこない家計簿などの羅列。こんなの授業されたら地獄ですね。

高校家庭科では、さらに壊滅的

 恐ろしいことに、高校を卒業すると基本的にこの金銭教育は理解できている必要があります。働いた翌日から家賃や少なくとも衣料費、飲食のお金は管理していく必要があります。親の元でいつまでもいれば、社会で学べるはずの金銭教育がわからないまま。熱心な先生は新聞の切りぬきやアルバイトで引かれる税金から話を展開することでしょう。
しかし、教科書に載っている正社員の給与。
ありえません!大半の人間は、教科書に掲載されているような高待遇の給与ではありません。
しかも、高校生はイメージできていません。
結婚などのライフステージも載っていますから、ここを中心に攻めざるを得ないでしょう。 

特別支援教育は実践的!すごい!

 お金のやり取りなどをお店に出かけて、買い物に行く。そのときに計画を立てて予算内で材料を買って、料理を作る。
そうだよ。それを待っていたんだ!
ところが、落とし穴が多数。大半は先生が展開するセレモニーです。
つまり、教師主導で決める枠が多すぎです。
ただ、すごい!と思うのは、子どもに応じてできる範囲で計画の裁量を与える先生がいることです。
例えば、
子どもが「ケーキがいい!」となったとき
先生は「いちごをのせるとお金がかかるから、どうしよう?」と流す
これで、缶詰のフルーツなどで代用への流れに持ち込む。
アレルギーなどを配慮して食材は細かく選別していきます。
買い物でも、レジで具体的にお金を出して買い物体験をします。
学校の先生が横についての買い物は安心です。
しかも、具体的な実践、体験を含み大切な教育だとだれでも気がつきます。
どうして、特別支援教育以外では、これほどまでに無意味な教育を進めているのか。
家庭科教育の脆弱性を感じます。 

様々な団体が手を差し伸べてくれますが・・・

もちろん、貯蓄広報委員会、知るポルトなど様々な外部支援があります。しかし、体感として「なるほど!」となる広がりのある実践とはいえません。だから、たくさんの人たちが金融商品や仕組みを理解せずトラブルに巻き込まれるのです。

ポイント投資でカード使いすぎ、破産は20代から30代前半の人は十分にありえる 

そして、時は今、ポイント還元政策が目白押しです。民間は特にすごく・・PAY払いで50%近く換言されていることもあります。しかし、そろそろこの還元に釣られて、小学校で習っているはずの計画的にものを購入することがなおざりになっています。カードを使いすぎて払えない。
ここでトラブルが露見して一族で肩代わりすればおしまいです。
しかし、個の時代が進み隠そうとする。
だから、リボ払いにする。スマホの分割も借金です。支払いが一度止まるともう要注意人物です。
時間差時限爆弾のように、支払えない!となったときにまた、キャッシング会社(昔はサラ金といっていましたね)で借りる。
これで、時間差大規模爆弾に変わり、すぐ爆発します。
それでも金融知識があれば、弁護士などに相談して民事再生、どうしようもなければ自己破産。
何も考えなければ、反社会的な人々との関わりのリスクが高まります。 

この妄想全開のトラブルの過程の中に、家庭で教える教育のヒントが詰まっていることでしょう。もちろん、学校教育で教えれる部分もたくさんあるはずです。 

怖いから近づかないも正解、より豊かに生きるために気をつけて付き合うのもひとつ。でも、お金からは完全に離れることはできない。

臨床心理士としては、そもそも近づかないという選択肢を伝えることがあります。
しかし、吸い寄せられる人はいることは推察できます。
お金と全く縁がない人生は、生活できないということと同義です。
私は何より「人はより豊かに生きたい」と考えています。
私も、豊かに生きていきたいのです。
より豊かに生きたいから、学びます。投資の知見を生かして、より教育や学びに回すサイクルを作り出したいのです。ブログも3年近く続けてきてトラブルがなかったことから、慎重を機して投資教育の実践教育基盤を自分の体験で作り出すこととします。大げさに言いましたが、投資商品を推奨していません。投資は自己責任でお願いします。ということです。  民間企業の論文知見などはしばらくはぼやかしながらいこうと思います。理由は宣伝の目的ではないからです。

投資教育としての体験も兼ねて

体験せずに教育を語るのはハードルが高い
 子どもたちは、大人になって社会にでます。私たち教員は、多くは民間の社会人経験を経ません。また、民間企業で成功している人がわざわざ教員にならないでしょう。
もちろん、教師になる夢を遅咲きで叶えた人もいると思います。
私自身が民間企業の方と仕事をして思うのは、「その分野以外わかってないよね。」
ふりかえると私も同じです。学校のこと以外はわからない。もちろん、会社を経営している親族もいます。でも、体験していない。
一番問題なのは、学校の教師と民間企業の人間が断絶しているということです。
ドラッカーの「断絶の時代」では2020年ぐらいまでは地殻変動の時代としていました。
社会の中でも断絶は明らかとなっている。
そんな断絶の中で、知っている人とそうでない人の断絶が広がっているのがお金の扱い方についてです。
その際たるものが資産運用です。我が国では、金融庁がNISAによる老後資産の長期運用を推進しています。
 金融庁推進の政策にしっかり呼応して、まず教員である私がブログを通じて資産運用を提案することを目的としています。その際には、国の商品名は挙げることとします。例えば、個人向け国債などです。また、ノーベル賞の理論を含めた考え方は大いに紹介したいと思っています。

民間個別商品名は出さない

 どうしても表現上替えがきかないと思った時には、商品名が出るかもしれません。しかし、原則は資産クラスなどで表現しようと思います。資産クラスが分かれば、一般的には信託報酬の低いものを選ぶので誰でもできる作業となるからです。また、特定の商品を宣伝する気はありません。

投資自体よりもまずは「貯金、節約」を推奨します。節制した生活を続ければ、多くの場合老後はなんとかなるからです。 
そこを踏まえた上で、私の投資記事をご覧いただければきっと得られるものが多いことと思います。 

家庭教育では、極端な教え込みはせず、でも考えさせる言葉がけ。

お金が全てだ!みたいな教え込みはやめましょう。
それよりは、まずは「・・・はだめ」は明確でいいと思います。
・・・の部分は、例えば「カードでリボ払いはダメ!」
かもしれません。それを伝えるときには、自分の子供が伝えたことを理解できるのかを十分に把握した上で行いましょう。なぜダメなのか理由を詳しく添えて分かると思われるなら指導するほうがいいでしょう。借金は悪ともいいますが、住宅ローンを借りている現状はあります。頭金5%で30年払いなど、一般的な借り方に見えても20倍前後のレバレッジをかけているFXと同様の場合もあります。払い終えるまで仕事がある前提です・・・。
100円投資でもいい。ないものは、別のもので補う教育でもいい。見える貯金箱でもいい。
少額でできるだけ失敗をたくさん経験させて、最終的には身につけていく。
失敗を受け入れたり、謝りに行ったりすることはたいへん労力がかかりますが、一考の価値はあると思います。
みんなで子供を支えていく。
金融教育は、家族の立ち位置も考えながら、それぞれ手伝わなくてはいけない問題です。