給食のない学校の先生の食事はひどい。

冷凍のアボガドにズッキーニの上にドレッシングをかけてそのまま容器に突っ込む。
ときには、ドレッシングすらかけずに、職場に持ち込む。
お昼になると、カレーご飯の上にそれらをトッピングする。
激辛カレーというわけでもないのに、顔からは、まるで滝のように汗が流れる。
はじめは、トポッ、トポッという汗、このときからスポーツタオルを片手にしておかないと不味い。
すぐに、汗が滝になってくる。
ニコニコと食べていた顔が、だんだん恥ずかしさから赤らんでくる。
食べ物に真剣すぎる顔もシュールである。
「華丸先生、・・・?」
答えるだけでさらに汗が流れる。
うーん、体重が増えてくるとこれほど汗にこまることになるとは。
カレーを食べ進めると
口の中は、やんわりと針が刺されたような痛みが走る。
2分も食べるともう、体はまるで熱湯風呂からあがったかのように、湯気だってくる。
ひどいときには、カレーライスを想像するだけでも汗がかける。
おいしいおかずの匂いで、ご飯3杯食べることができるという人もいるが、私はカレーを想像するだけでお風呂の中に長時間つかっていた状態を再現することができる。
毎日コーヒーを飲みすぎる自律神経による弊害なのか、新陳代謝がよすぎるのか。
汗をかくのもエネルギーが熱に変わっておいるから。
冷まそうとしている気化熱が出て体が涼しくなるはず!
そう理科的に解釈して、刺激のない毎日を過ごしています。