高校の授業スピードとスタイルで投資を学ぶのは無理

 高校「家庭科」で、投資信託、株式、債券などの用語を言葉の上では、習うことになります。
しかし、高校の家庭科で10時間投資について教えることはまず考えにくいものです。
せいぜい1時間の中でも2ページ(おおむね6ページ進むとみれば20分)。
果たしてこれで足りのでしょうか?
物事には積み上げが必要です。
ただ、投資の初めの一歩として高校で学ぶことは大きな進歩です。

投資判断や思考・判断の軸をもたせるために、学校を含む連携や学校外の金融教育が不可欠

高校生・大学生・新社会人で投資に興味を持つ人に、自分で考える力をつけるための材料を提供したい。
自分で投資という釣りができるようになるように主体的に学び、知識・技能を身に付け、思考・判断の軸を持たせていくことが、学生さんたちに必要な事柄だと思います。
金融教育の学びは、学校と行政と企業が連携して取り組むことだと思います。

現在の高校生は、高校家庭科の金融教育の恩恵を受けることができない。 

金融教育をしっかり指導されるかどうかは先生次第といったところでしょう。
高校生が投資に興味を持ったときに、投機ではなく、投資を教えることができるでしょうか。
そして、呼び水の商品でエサを出してくる金融マンの思うがままではなく、本人の意思決定には、どのような知識や思考・判断が必要なのかは十分に検討し指導の要点をまとめておく必要があります。
良質な情報源と利益を上げたい会社の情報との区別やバイアスにも気付くのでしょうか。
またツイッターで流れる、大学生や社会人経験の浅い人たちをターゲットとしたFXや仮想通貨、高額売買プログラム、スイングトレードの問題点や特徴に気が付くのでしょうか。取り組みやすい反面、理解せずにはじめることは難しいものです。
高校生を取り巻く、無数のゴミ情報から良質の情報源を示す必要があります。
そして、誰かに頼るのではなく、自らの思考・投資判断を下す。ことが何より肝要です。

Twitterでの高校生投資家との出会い

ふとみかけた、twiiterでのつぶやきに私の危惧は的中しました。


やっぱり株をやる上で師匠みたいな人って必要なんかな?個人でやるのに限界を感じる。
#株

高校生らしいパワーと未熟さを感じる呟きがみえました。

海外や日本の個別株を自分なりに考えて投資をしている様子。
母親との対話もできているようです。
何より一番気になったのは、
「師匠みたいな人が必要か?」という問いでした。

今後、トラブルに巻き込まれる可能性は高いな・・・。
大学生でも投資プログラム入りUSBなどを高額で買わされてトラブルになっています。
大学生においての投資のトラブルと一般的な投資の違い。教師としての血が騒ぎます。
せっかくの真っ直ぐなやる気や活発さを出来る限りいい方向に持っていきたい。
自然とリツイートしてしまいました。
これは次回の記事にて

高校生投資家がこれからどんどん誕生してくるでしょう。投資判断、思考、情報源を適切に提案できる教員になろう。
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