読むだけで、子どものよいとこらに向かう力を身につけるためのリフレーミング


目先の楽しさ。向かう子ども

若先生 あの子うるさいなぁ。
どうしたんですか?(情報収集)

若先生 体育のときにいつもドッジボール(ドッヂボール)コールをして授業を潰すんですよ。体育終わってドッジボールをすることにしておさめてますけど。私も参加するんですけどくたくたです。他にも、地図帳でマダガスカルを見つけて叫ぶし、散々です。

授業後にドッジボールをする若先生すごい。授業中にその子にドッジボールしたいといわれると、みんながドッジボールコールして大変ですよね。授業中断って休み時間に一緒にする!さわやかです。それでいいと思います。
授業中のお笑いの話は授業と関係ないですし、それいわれるとつかれますよね。(若先生、つかれてるなぁと思って共感して支えています。)

若先生 マダガスカルでさわがれると、授業と関係ないですし。いいところみつけれなくて、所見書けません。(かけなく困っているの分かります。)

そうですね。ドッジボールコールは先生にはくせものですけど、その子は自分が何が楽しいか知っているといえそうですね。若先生は、子どもを見つめることができているから、所見には角度を変えて描いてみましょう。

マダガスカルはネタとして古いですけど、子どもから笑いがうまれてるなら、所見には、周りを明るくして学級の雰囲気を明るくしてくれる子どもって書けますね。
うけないのに繰り返しているなら、いつも前向きでプラスにとらえられる子といえそうですね。
つまり、所見には
冗談をいって学級のみんなを明るくして、学級の雰囲気をよくしています。休み時間のドッジボールでは先生も混じってやっていましたが、〜のところが○でした。
〜は速い球を投げるところが
○素晴らしいや
〜パス回しが
○的確で次々と当てることができました。
などみた事実を書きます。
所見はここまで

でも、若先生はまじめです。荒れの原因となるところを改善したいようす。懇談会での指導などにつながりそうです。


若先生 でも、ほんと困っていて抵抗があります
それなら、懇談会のときに、困っていること1つだけを伝えます。
そのときは、いいことを3つ以上伝えて、ここだけは気になってきてという形で伝えて下さい。紙の記録には、気になっていることは書きません。
人間は時間が経てば変わります。成長したときに、嫌なこと書かれていたらその一年がよくなかったようにうつります。
読まれている若先生・ベテラン先生が、子どもが読み返して幸せになる所見を書くことができますように!


(作話としてご理解ください。所見をかかれるときは、子どもを観察したり話をしたりした事実と上記の見方を組み合わせるとよいと思います。)