華丸先生の連絡帳

学校の先生の生活を豊かに 学校現場をもっと元気に 楽しく平和な毎日を過ごすためのブログ

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カテゴリ: 教員の大学院入試対策

前回は大学院進学の良さについて説明しました。
今回は夜間大学院を検討されている方に実際の様子をお伝えします。
(実際に通われている方のお話を参考にしていますが、その大学院によって色々と差はあると思います。)

授業の時間は?
授業は6時台あたりが多いと思います。遅くとも9時台には終わります。
大体1日2コマが上限だと思います。
6時台から始まるので、残業をすることがあまりできなくなります。
シラバスをよく確認して、レポートや試験の有無を確認したいですね。
好き嫌いはあると思いますが、レポートの方が単位を落としにくいと思います。
もちろん容赦ない教員もいると思いますが。

仕事との両立は?
仕事をある程度で終わらせる。
大学院に通いながら仕事を完璧にこなすことは中々難しいです。
それよりも定時までに業務が終わるように段取り良く進めることが必要です。
職場の相談できる同僚には打ち明けておくとサポートしてもらえるかもしれませんね。

授業の履修の仕方は?
大学ほど授業を履修する必要がありませんし、集中講義で土日などに開講されるものもあります。
 通常授業を履修することもいいですが、毎週決まった曜日の決まった時間に通うことは中々大変なものがあるでしょう。上手に組み合わせたいですね。

ゼミはどうしてるの?
ゼミはどの程度あるのか。
これは担当教員にもよりますし、相談可能かと思います。週1だったり週2だったり、月1だったり。
夜間大学院の場合、社会人である場合がほとんどなので、教員も対応に慣れていることが多いようです。


ご飯をいつ食べるか
意外と悩むそうです。合間の休憩で食べるか
後にするか。
お弁当を作ってきている人もいるそうです。

大学院のない日は
レポートや修士論文の執筆。もしデータを取ったり、授業実践をするなら
その準備などに時間を当てるそうです。もちろんリフレッシュもしつつ。


無理なく通い、楽しく学びたいですね。



 

冬休みになりました。
ゆったりとできる時期だからこそ、将来のことなど普段考えにくいことについて考えたいですね。

今日は大学院進学について紹介します。 
そもそも大学院に通うことに何のメリットがあるのでしょうか。

・修士の学位を得ることができる。 
 
  学歴は一生ものです。どの世界にいっても通用する証明書みたいなものです。
   「大学教授になりたい。」「管理職になりたい。」「本を出版したい。」
   「セミナーや講演会をしたい。」そういった機会を広げることもあるでしょう。 

・理論に基づいた実践ができるようになる。
  日々、現場での実践の中には、理論に基づいていないものもあります。
  理論はあらゆる検証のもとに確立したものであり、理論に基づいた実践は信頼性の高いものとなります。

・新しい教育的知識に多く触れることができる。
  現場にいるとあまり情報が入ってきませんが、大学院は膨大な書籍や資料があり、また院生などとの会話から教育の動向を掴むことができます。現場で日々働いているとアウトプットしてばかりで、インプットの時間が中々取れません。大学院に通うことで多くの知識をインプットすることができ、日々の実践が楽しくなります。

・人脈が広がる
  通う大学院にもよりますが、ストレートの院生もいれば、中堅さんやベテランさん、退職された管理職さんなど、他業種の方もいらっしゃるので、現場での悩みから人生相談まで。社会人になるとあまり友人が新しくできなくなる傾向にありますが、大学院に通うとその輪を広げることができます。

・大学院派遣があれば、現場から少し離れる充電タイムに
  都道府県にもよりますが、大学院派遣があれば給料をもらいながら昼間の大学院に通うという、もう一度学生生活を送ることができるのです。もちろん部活動もできますので、もう一度青春を謳歌することができます。

働きながらでも都道府県によれば派遣もありますし、働きながら夜間大学院という手もあります。
大学院の教授に相談すれば昼間の大学院でも進学できるパターンもあるようです。現場での日々が退屈だ。もっと勉強したい。という方は是非一度検討してみてください。





 

華丸先生!研修講師お願いします

研修を頼まれることがあります。
過去は研究発表が多かったのですが、最近は研修講師が・・・。
1年前からお願いされていたことなので、引き受けることにしました。

3日間分の食料を

若い先生は、もう日々の授業に困っている様子。無人島で3日間の食料を与えるのが私の今回の役目になりそうです。とても高度な話は理解できそうにない・・・。

若い先生にリサーチをしてみると、すぐにでも役立つものが欲しいという意見ばかり。
そこで、いくつかはすぐに役立つテクニックを取り入れて。
理論は、national training centerの学習定着率の資料と臨床心理学の知見を組み合わせて。
体験活動や能動的に子どもたちが活動や授業に参加している様子のビデオ(顔なし)、
夢中で結果を書き出す様子。

プロトコル(手順)。
臨床心理学的におさえておきたい理科の授業を流すうえでのコツ
このあたりかなぁ。
あとは、文部科学省の学力状況調査の問題点で指摘されたものを理科の知識がない人にもわかる資料にする。

夢中で結果をかき出す授業

タブレットを使って、自分たちでどう実験記録をビデオでおさえればいいかを考えさせます。
実験は同じ手順を3回繰り返すように構成します。
流れる水のはたらきなら、簡単に予想を立てさせて、まずは実験結果をビデオでおさえさせます。
次に、その実験結果を話し合いながら、さらにわかりやすく人に伝えるためにどのように撮影すればいいかを話し合わせます。そしてもう一度撮影(ここまでで実験の1時間)
この時点で休み時間もタブレットを何度か見直しながら、ノートに記録をまとめていく子どもがたくさん出現します。「遊びに行けばいっておいで」と声をかけてもまだ続けます。
2時間目には、1時間目にとったビデオの結果をもとに考察を考えさせます。
その後に、「流れる水の量をふやすとどうなるのだろうか」という実験で、同様の予想を立てさせます。このころには、予想も前回の経験をもとに詳しい予想と根拠がいえるようになります。
そして、また結果が伝わりやすい方法について話し合いをさせてから実験にうつります。
もう遊ぶ子どもなんて一切いません。
実験操作を行いながら、必死に「こうすればいい?」「外側をアップでとろう」「写真で大量におさえて後から情報を整理しよう。」など研究者さながらの手さばきで実験を行うようになります。
授業の終了後
「おもしろかったぁ。」
これ、聞けると感動しますよ。
このあたりを伝えられるといいなぁと思います。
データ共有を子どもたちで始めると、さらに他の班の実験結果から考察をまとめだす!
盛り上がりが冷めやりません。

その他 3回実験を繰り返すことができる実験


たとえば、ふりこなら、「ふりこの長さ」「おもりの重さ」「ふれはば」の条件で3回同じ手順の実験をこなします。
平均の出し方や往復の時間などの計測方法も1回ごとに考えさせるとどんどん熟達していきます。
どの班もまったく同じ数字になったときに、子どもたちから歓声がわきます。
「すげぇー」
この声は、子どもたちがゲームで大盛り上がりしたときに聞く声の感じです。
「また、この実験やってみたい」 
とまで言い出す授業。


研修でどう伝えればいいんだろうって悩みます。 
論より証拠
見に来ればいいのに(笑)。

研修資料も完成。今年のお仕事も少しずつ終わりに近づいています。





放送大学の記事を書いてから、反響が大きかったので活用方法と他の大学・大学院とのメリット・デメリットをかきました。

教員の活用方法


教育委員会の切り口とは異なった効果を一部確かめたもの、エビデンスベースドといいます。
または論文や専門書籍に根拠がある実践になりやすい。
受講生は学生ですから、その本を書いた先生に尋ねることも可能です。

私の場合は、教育学の憧れの先生と彼の教え子の大学教員の助けを借りる➕財団との連携に繋げました。お金と知識は外部から得て、実践は私のリソース活用です。
大学教員も財団も暇ではないので、ぼくのかんがえのレベルでは相手にはされません。そこで専門性をどう身につけるか。すぐに身につかないからこそ、四月までに方針が必要です。
いずれも、嫌になれば辞めればいい。大人のお勉強です。無理はなされずに。

今やっとくと後で幸せになること



専門家の知識を正しい手順で手に入れること

専門家の知識を正しい手順で手に入れる方法

おめあての先生がいれば、高いですが研究生として大学に所属する方法があります。月に2万円前後の月謝らしきものを大学に支払うと大学の教員からゼミ指導や個別指導受けられます。

メリット


本に書かれていない本当のところが聞けます。専門家抜粋の本など最短で専門性が身につきやすいです。
デメリット


働きながら大学に行くとなると、週末に大学の先生が教えてくれるかぎ交渉次第になります。

聴講生としておめあての先生の講義を受ける。
メリット
1科目数万円までで受けれます。
デメリット
昼の開講科目は現実的に厳しい。

放送大学
メリット
 
安い、いつでも放送を聞けることがある科目も。
系統立てて学べます。
単位履修ができて、大学の卒業要件になる。

デメリット
TEDには値段では負けます。
キャンパスに相談したい教員がいないので、メールや訪問になる。

大学院に所属する
メリット
マスターの学位が取れる。専門家の第一歩
系統立てて学べます。

デメリット
給与はあがりません。
短期大学出て働くほうがお得なぐらい。
国立なら年に57万
私立なら100から250万はかかります。
出世?私の職場では関係なさそうです。
昼の大学院は実質無理。
夜だと、6時半から10時までが週に3回程度


教育のプロになるのであれば、検討しましょう。
 
まだ間に合う。
大学院なら三次募集
放送大学も間に合います。
科目履修と聴講生は大学に問い合わせです。






学び続ける教員なんて言われていますけど、結局職場と家の往復
そして、せいぜい教育委員会の研修。
それでは人として小さい。
教育委員会の枠組みで受けて、その中でしか判断できないのは危険だと思います。

大学で学べばいい?
大学の教育レベル差は凄まじいものがあります。

では、どのように最先端の情報を集めればいいのか。
大学で扱われている内容から子どもに還元できることを目指しています。


ですから、私は常に大学に所属しています。
今入っている大学は放送大学
大学・大学院を修了し資格も山盛りありますので、
もう大学卒業などの名誉はいらない。
だから、放送大学の中で気になった講義を取ることにしています。

放送大学に入るといいことベスト3

1.一流の先生の講義が聞ける。
認知行動療法のあの有名人
教育学で有名なあの人の講義
この単位は数回シリーズ全部で1万円前後
それだけかかっても受ける価値があります。

だって認知行動療法はいろんな人が1回1万円超えている設定
ひどいのは10万近くとります。
放送大学に至らないほどの詐欺レベルの内容
ましなもので、大学の講義をそのまま1回1万円で教え出す始末。
スーパーバイズしますなんて、ただの指導で1回1万円
人集めに熱心でこの活動でお金を稼ぎ出すビジネスモデルが存在しています。
めちゃくちゃな値段設定。
それぐらいの金額を払わないとって言い出す先生も多数。
お金がかかれば価値があるみたいなお話。
これはダメですね。

繰り返します。
放送大学ならば、価格が数回シリーズで全部受けて1万円前後
1流の先生です(大学がすごいのではなくて、教えている人がその分野の権威や最先端の人を集めています。)
スーパーバイズなんて受けなくてもゼミで教えてもらえます。
終了後も無料も可能です。


2.学習室がつかえる。
各地域の学習室が使えます。
学習室に行ってしまうと、半日はあっという間です。
雑誌などの資料よりここの資料や本には価値があります。
パソコンにテレビ視聴で講義もみれます。

3.国立情報学研究所の論文検索のリモートアクセスができる。
有料論文で1本1000円かかります。
これが無料で読める場合がたくさんあります。
情報価値が高いのが論文です。

おまけ
学割がつかえる。
幸せです。
サークル活動もあります。家にいるよりずっと面白そうですね。

そんなこと自分には難しい?
入学願書書類を書いて、ポストにいれて入金すれば、ハイ大学生!
完了です。

まずは入学して
自ら学んでいくと新しい世界が開ける。それが大学であり、
本来の大学生としてのレベルです。

そんなにお金もかかりません。
入学試験もありません。
大人のお勉強
まずは1つだけ履修するのもいいものですよ。


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