時間のある夏にこそ公務員のiDeCoの資産配分を決める機会

と言っても、資産配分を決める前に、公務員は罠にはめられることが多々あります。
気がつくと後悔する金融機関と契約してしまうことが多いものです。
私も、後で比べると高額なラインナップの金融機関に申し込んでしまったことがあります。変更手数料は5000円程度かかります。
即契約は避け、投資商品が自分に合っているものを選んでから契約をしましょう。

公務員も事務員さんに聞けば、イデコの用紙をもらえます。とっくに始まっている公務員のイデコと公務員だからこそのイデコの資産配分の悩み

 公務員のiDeCoが始まって、時間が経ちます。
公務員のイデコのポートフォリオはどうしようと悩んでいませんか?
 検索をすると出てくるiDeCoの進め方。ちょっと違うなぁと思います。公務員になる属性の人はそもそも運用も保守的な傾向です。つまり損をするのは嫌なものです。
対して、高いリターンを求めて、無知から来る投機(パチンコ、競馬、FX、リスクが高すぎる投資商品の短期売買のような投機)のように始める人がいます。
ある一定以上の儲けやリターンを売りにする危ないところに、わざわざいくのも公務員です。余暇として行うのはあろうかと思います。

ブログを読み漁り、投資と投機が混じり合い、いつのまにかイデコの老後資産積立から博打ごっこになる公務員が多いことから、筆をとることにしました。
思い当たることありませんか?
私は一瞬そうなってしまいました。正しいと思われる情報と誰かがブログで書かれている個人の所感が混ざるのです。
ですからそのフラフラする無駄な時間をみなさんがかけないためにも記事にしています。

フラフラ投機に巻き込まれる公務員は多い。

たとえば、安愚楽牧場のようなトラブルにあわれる公務員は非常に多いものです。
wikipedia
 このあたりの注意点から書いていきます。

公立学校共済組合や地方公務員共済組合連合会や国家公務員共済組合連合会(KKR)のイデコ講座にご用心!高ーい手数料も

高い手数料の商品しかない金融機関は、当然熱心に教えてくれます。
公立学校共済組合や地方公務員共済組合連合会や国家公務員共済組合連合会(KKR)の斡旋かのようなイデコ講座が組合情報に載っています。これは、要注意です。
説明会自体は、客観的でていねいな対応です。しかし、その背後に居並ぶ(あるいは、イデコ講座の終わりにふらりと座っている)人々は金融機関関係者です。
ここで契約はしてはいけません!ひと呼吸して寝かせる手間が必要です。
私たち公務員は人の温もりや善意が前提で生きています。
講義される方と金融機関の方を分離しているのですが、こんなの雰囲気的に見ればグルに見えます。
そういった会を開いてもらうのだから、会社さんの意図を推測することが大切です。
そんなことを言っても人情が勝つことがあります。
「こんなに丁寧に教えてくれたのだから、この人たちに頼ろう」となります。
私は、そうなります。
ここが前述の思っていること(自分の本当に欲しかった投資商品)とずれる罠に引っかかる原因です。
 その場で契約をしてしまうとイデコ以外の他の商品の勧誘も始まり、気がつくと金融機関の回転売買の罠にハマることも多々あります。お付き合いをすると断れなくなります。職場にやってくる生命保険会社と契約をすぐする若かりし私のような人間は断れないものです。
こういう付き合いになると、資産配分も自分で決めているように見えて、そうではなくなります。
気が付けば少しの不満と損失、気がつかなければ、判断が衰える60歳になって気がつくことになります。

なぜお世話をたくさんしてくれる金融機関を選んではいけないか

イデコの投資商品も金融機関ごとにまったく異なります。
大体が、給与の払い込みの金融機関のイデコを契約してしまいます。
金融機関ごとに投資商品も費用(信託報酬手数料)も異なります。
一旦は、契約せずに調べて納得した金融機関での契約が大切です。
それが、最後にお世話をたくさんしてくれた金融機関だったなら、それはそれでいいと思います。
実質信託報酬手数料とパンフレットの信託報酬手数料が違うという衝撃もなかなかショックなものです。お気をつけてください。

公務員のイデコの資産配分は定期預金100%であっても節税効果は絶大


節税額のシュミレーションがイデコの公式サイトにありました。概算がわかるのはありがたいことです。

公務員のイデコの資産配分を決めるとき考えないといけないことは、アセットアロケーション

公務員の職場は、投資を口に出すのもはばかる雰囲気の中で働いています。
私は、職場で投資について話をしようなんて思いません。
だって、お金のことなんか出してトラブルになるなんて馬鹿げています。
ただし、月額の収入は高校の家庭科の教科書の指導事項です。
年収や生涯賃金は、知るポルト(貯蓄広報委員会)などのシミュレーションの基本の数字です。
ここがわからないと将来設計なんて語りようがないのです。
私たち教師ですら正しい金融知識もなく、金融庁や政府の政策の理解が全く足りていない。
このことが、投資や金融教育を遅らせています。
まずは、自分で政府や金融庁の話をまとめたり、有名な投資について考えたりする。
損失覚悟で自分が投資運用を行うことで体感していくことが大切と当ブログでは考え、政府等の公表された資料と事実で説明していこうと思います。

国内株、外国株、国内債券、海外債券の資産配分で投資成績の90%を説明する!

 資産配分のことをアセット・アロケーション(AA)といいます。投資先の資産クラスを意味しています。簡単にいうと、国内株式、国内債券、海外株式、海外債券などの配分で投資成績が90%決まりますよって話です。以下が論文ですが、結局時系列などの捉えようによって40-90%説明できるかもねって話だと解釈しました。



上記のような知見などをおさえてから公務員はイデコを考えるべきです。
特に警察官のイデコは気をつけましょう。忙しい立場ですから、考え出してもきりがないから「エイやっ!」と決めて後で大後悔となる話を海外の事例で聞きます。投資運用の変更や表面的なパフォーマンスのみの、あまり筋のよくない投資商品に乗りやすいものです。

公務員のイデコの資産配分を決めるまでのタイムラグは現金でいい!

公務員の資産配分を決める(公務員のアセットアロケーションを決める)た時点で、投資方針をあまり変えないことです。
また公務員の資産配分が決まらないうちは、イデコの投資商品を100%定期預金で運用すると節税はできる。少額の手数料がかかりますから、千円前後の見た目の損失は仕方がないと考えるのがいいと思います。

どうしても公務員の資産配分を決めたいなら

定期預金100%のポートフォリオでは嫌!

それであれば、全世界でベストセラーのBurton G. Malkiel(マルキール教授)の本などでも紹介されているマルキール教授のお勧めする全世界株式への投資もあります。

有名な話では、全世界株式と全世界債券を60%と40%で運用する方法があります。
個別に買うなら株式を日本7%、先進国82、新興国11。海外債券はヘッジありとヘッジなしを8:2でもつのもひとつです。今、国内債券は・・・です。

全世界株式にせずに、
株式:債券が6:4という方法もあります。
海外では、割と有名な資産配分です。

公務員の資産配分でお勧めできないのは、このような有名な話でも損失が凄まじいから

 例えば、全世界株式100%でリーマンショックのときに保有していると1000万円が549万円損失の451万円になってしまったといわれています。
人生が狂う人もいるのではないでしょうか?

このときに債券があるとこの損失額が下がることがあります。最近は債券も同時に下がることがあるので必ずとは言えません。
教科書に書かれている株と債券のセオリーが通用しない場面もあります。

世界一?の投資ファンドの真似をすればいい?

大手ファンド運用(資産残高ランキング1位とも)の創業者レイダリオ氏のポートフォリオなどは、オールウェザーポートフォリオと呼ばれ、景気変動に強いことを売りにしています。
これは、保守的な公務員向けと思いますが、イデコにはそのような商品が一部ありません。
そして、時間がかかります。
オールウェザーポートフォリオを実現しようとすると、イデコをアセット・ロケーション(アセットアロケーションではありません)に位置付けて、つみたてNISAを株式、特定口座を債券を割り当ててといった検討も必要になってきます。
(注 アセットロケーション ALと省略されます:資産をどの口座におくか)
投資の要素を知りたいという意味では、グーグルで論壇したCharley Ellis(チャーリー エリス) とBurton Malkie(マルキール) のお話も有用でしょう。


 投資については最初に資産配分を決めて行動することが大切です。ブロガーさんのポートフォリオをそのままということはお勧めしません。共感して真似をするなんてもっと馬鹿げています。
先ほどあげた、マルキール教授、世界一の投資ファンドの創業者以上の力をもつブロガーさんがどれだけいるのかという話。でも、ブログを読むとどの人も魅力的ですから、自分も真似しようってなってしまいます。
あなたの人生を左右する投資の話です。
自分なりに考えていないなら、投資商品は定期預金100%運用のほうが1000万円までなら元本割れがありません。
ちなみに、私はブロガーさんに分からないことや気になることについて相談もします。
でも、その通りの運用にはできないものです。あくまで人前で話すにはちょっと・・・ということを、「教えてください!』と頭を下げて聞いて頭の体操をしているというところです。
どこの情報源で確からしさの優先順位を意識しないとすぐに情報の波に流されて1日過ぎてしまいますよ。

公務員も政府・金融庁広報に沿いながら人生を歩む必要があります。

 金融庁ですら、民間ブロガーさんの意見を堂々と載せる時代です。しかし、公務員には公務員特有の生活慣習や特性(保守的)あるいは、お勧めされるがままにリターンの高いファンド(投資商品)を選び破滅する人も多いものです。ですから、話題に出すとしても、語ってもいい部分と語ってはいけない部分を模索する必要があります。事実や過去のリスクとリターンはいいかと思います。あくまで金融庁の公式の説明などの情報については話せる時代にしたいものです。
以下は金融庁のサイトです。


しかし、金融庁のサイトであってももしも公務員のイデコの資産配分として、紹介されている内容をそのまま実践すると危ないと思うことも多々あります。
ですから、少なくとも金融庁の構想や過去のリターンやリスクについては記事にできますが、投資商品やポートフォリオなどをお勧めすることは、当ブログでは行わない方針にしようと思っています。

終わりに

別ブログで紹介するか、華丸先生の連絡帳で書くかちょっと悩みました。しかし、金融庁などの公式の説明などできるだけ客観的な広報に努めているところを中心にみなさんが悩んでいることを共有する目的で書く意義はある。そう思い書くことにしました。

お断り

当ブログは記録、情報提供を目的としています。また、教育に金融教育(貯蓄広報委員会を含めた)の広がりや実践を模索するために記事にしています。実際の教育現場で行う予定もありません。
ただ、大切な人に伝える範囲の金融教育としてのオッケーなラインを模索しています。できれば、金融庁の事例として載せることができることをひとつの到達点としています。

したがって、投資行動の勧誘・助言を目的として記載しているものではありません。
各人の投資行動においては、本ブログは正しさを確保していません。
もし投資行動をなされる場合は、ご自身の判断と責任において行うようにお願い致します。
ブログ記載情報を利用することで被った損害等については、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。


公務員も、もう大人ですし、社会人です。
長期の休みがある夏。変な投資詐欺などにあわれませんように、危ないところには近づかないことです。政府広報や白書などからに絞りましょう。それでも、投資に絶対なんてありません。ご注意を・・・。