今日も何をするかがわかり、元気とやる気につながるブログを目指す華丸先生です(https://twitter.com/hanamarudane)
今日の記事は、こんな感じです。

今は教員の生涯年収は2億8千万。でも増えることはないでしょう

 2億8千万って数字で書くと、280,000,000円(給与収入2億6000万、退職金2000万円)。
 一昔前は大卒は3億円といわれていました。 増えたとすれば物価があがっただけで生活がよくなる意味ではない。退職金が地方国債という借金で支払われている現在で考えると2億5千万円とみるのがいいでしょう。今までもらえていた金額との差額が3千万から5千万です。家買えますね。

本記事の目的は、一生の生活をお金という観点から俯瞰すること

本記事の狙いは、生涯年収の目処を立てる。多くの人は退職まで働くことでしょう。
この生涯年収をもとに一生の中での大切な支出(家、保険、子育て、医療費)や大きな支出(前述に車が加わる)を考えます。この生涯年収にあたりをつけることで、日々の節約、貯金、投資の流れを作り出します。最後は個々の人の夢や希望のある暮らしと収入を考察していけば、本記事の価値がでるというものです。

平均月額給与の事例、多い?少ない?平均年齢の値が罠です。

 平成29年度は月額41万8462円(平均年齢42.8歳)の給与が
 平成30年度は月額41万7208円(平均年齢42.6歳)と減って見えます。もちろん平均年齢が下がっているので若返ったためともいえそうです。でも、今働いている人が現在の価値の41万円もらえるかどうかは微妙です。

少なくとも全国の教員給与ランキングみたいな平均年齢がバラバラのデータをみて自分の自治体の給与が少ないと嘆かないことです。平均年齢が高い地域が給与が高いのは当然です。それに地方と都会の給与が違うのも当然です。住宅家賃が違いすぎます。他方で地方では車が必須という場所も多いことでしょう。

教師の年金は18万円もらえるといいところ

 昔なら、25万円ももらえました。今は18万円もらえるぐらいでしょうか。すでに今までと比べると月額7万円不足ですね。65歳から80歳の平均寿命近くまでで見ると1年84万円の15年間で1260万円の不足です。60−65歳までは無職ならもう5年分の生活費が年300万なら1500万かかりますね。
年金だけで暮らすのは、絶滅危惧種の人間になる。

この年金も物価スライドがありますから、インフレになったとして連動したとしても、もらえる金額は思ったより少なくなる仕組みです。2万円物価があがれば1万5千円ぐらい連動して年金が増えるみたいな2歩進んで3歩戻るようなイメージです。


では年金が18万円として、これも65歳から平均寿命近くの80歳の15年間までとみれば3240万円支給されます。

生涯でもらえるお金(生涯賃金と年金)がわかると生き方がかわります。

老後になって不足する金額をどうにかすると生活を切り詰めるか、医療にかからないなど健康を縮めることにもつながります。
日頃、固定費の削減をしておけば老後に切り詰める必要がなくなります。
例えば、
見栄をはった家、車
必要のない保険
望まない習い事
携帯電話代金
どれか一点豪華主義はありですが、どれもこれもと思うとたちまち足りなくなります。
私は、外食費が凄まじいです。
海外と比べて日本の外食は安くて良質すぎます。と言い訳してしまいます。
でも、老後も働き続けられるとは限らないから、節約して貯金して老後に備える。
これでも十分老後に備えた生活設計ができます。
なぜなら、節約習慣がつくと老後の生活費も下がりますからトータルの生活コストが下がるからです。
節約の効果は、インフレ対策としても有効です。
節約は、ちょっと外食を控えるだけで1年に3ー5万円ぐらいすぐ浮きます。
100万円で年率5%の素晴らしい投資成績を行なっても5万円の利益です。もちろん損失も十分あります。ひょっとすると90万円になるかもしれないというスリルを味わいながら行うのが投資です。
節約は一生通用するインフレ対策
ですから、優先としては
・節約
・貯金
・投資
ただし、私たちがすべきことは
・貯金です。
貯金をするために、節約と投資を行います。

投資大国のアメリカ?生活設計が成り立たないとそれはできないこと


2018年5月に発表された連邦準備制度理事会の発表では、4万円前後(400ドル)の急な出費がまかなえないときには、59%の人が簡単に用意できるとしている。ただ、残りの10人に4人は難しい。クレカ、友達や家族から借りるなど(以下を適当に訳しました)。すぐに用意できないのかな?
Among the remaining 4 in 10 adults who would have more difficulty covering such an expense, the most common approaches include carrying a balance on credit cards and borrowing from friends or family (figure 12).

BOARD OF GOVERNORS OF THE FEDERAL RESERVE SYSTEM-p.21より引用
投資なんかより、まずは貯金だと思わせます。貯金できないほどの収入であれば話は違います。しかし、貯金をして備える教育がおろそかなのかもしれませんね。
健全な貯蓄は必要と感じさせます。必要な貯蓄や節約と投資ってどのバランスなのでしょうか。これは人により違うはずです。
このバランス感覚を自分が身につくられるように本ブログでは少しずつ記事にしていきます。

お断り

当ブログは記録、情報提供を目的としています。また、教育に金融教育(貯蓄広報委員会を含めた)の広がりや実践を模索するために記事にしています。現在のところ実際の教育現場で行う予定はありません。
ただ、大切な人に伝える範囲の金融教育としてのオッケーなラインを模索しています。できれば、金融庁の事例として載せることができることをひとつの到達点としています。

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