華丸先生の連絡帳

学校の先生の生活を豊かに 学校現場をもっと元気に 楽しく平和な毎日を過ごすためのブログ

学校の先生の生活を豊かに
学校現場をもっと元気に
楽しく平和な毎日を過ごすためのブログ

タグ:音読の効果

 音読発表会までに読んでばかりだと単調になるので、そうならないための方法


音読の授業のはじめに

  1. 音読の種類を教えます。
  2. 黒板に日付と単元の題名を書きます。
  3. めあてに音読には、いくつかの種類がある。一斉音読(みんなで読む)・微音読(小さい声でよむ)・心読(唇だけ動かして読む。)・黙読(声に出さずに読む)と書きます。

ではパターン1です。試して見ましょう。

  1. 一斉音読をします。
  2. 立って読ませる(バラバラに読む音読)。終われば座らせる。
  3. 座って読ませる(読み終われば本を立てるように声をかける。)。
  4. 座って読ませる(読み終われば本をおろしてよませる。)
子どもの読むスピードやつまずきがひとめでわかります。しかし、遅い子どもは気にせずに終わりと言われたら終わりでいいよと声をかけることは忘れずにいきましょう。

単調な音読にならないためのパターン2

  1. 字の読めない子ども・テンポがわからない子どもがテンポをつかむことができるように、指導者と一緒に読みます。
  2. 微音読で読ませます。大き過ぎない程度の声で読ませるといいです。
  3. 心読(唇だけを動かして読ませる。)
  4. 黙読でよませる。

読み方の指導(パターン1か2)が終われば

グループで読ませるように配分を決めたり、視写したところから読み方に気をつけることをメモさせたりしながら音読発表会に向けて準備をします。
先生は、周りながら音読を聞いて、黒板にはるような作り物なども同時に作っていくといいですよ。
高学年なら、張り物(黒板にはるもの)を子どもと作るのも楽しいものですね!




 4月の国語の学習は音読をテーマとした教材が多いですね。
4月に学習参観がある場合は音読発表会をするのが楽かもしれません。

子どもには、すぐに音読ができる子どもももたつく子どももいます。先生や友達には言えないけど、文字が読めない・漢字が読めない子もいます。そんな子のことも考えた音読の授業。


音読の単元のはじめに

  1. 鉛筆をもちます。
  2. 音読をします(CDでもよい)ので、読めない字や読むことが上手になりたい人は少しでも気になった漢字にはふりがなをうちます。
そうすると、全員が文章のリズムを感じながら、読めない文字や自信のない字にふりがなをふることで、家庭の音読で保護者のかたに叱られることも減ります。

音読2回目

1.文章理解を得るためには何度も聞くことが大切です。次のめあては、
2.黒板にめあてと書いて、話を聞いた感想を書こう。とします。
3.そうすると、登場人物の気持ちや自分ならどうするか・この文章がいいたいことは何かなどめあてにもちながらお話を聞くことができます。
4.子どもから3.の話が出ない場合は、黒板に例えば3.のようなことを意識して聞いてみようと書いておくといいでしょう。

そして感想を書かせる。これで1時間は効率的に進みます。
感想はなかなか書けない場合もありますから、その場合は書かせる時間を取ってからすぐにそれぞれに発表をさせて書いていないことでも発表していいよといいます。さらに、友達の話を聞いて「なるほど」と思ったことや「新たに浮かんだ考え」を発表してみよう。というと記述では難しい子どももがんばって発表することができます。
発表が苦手な子どもは書いて表現することができますね。


まだ時間があれば、気に入ったところを視写(文章を見て書く。)させるといいでしょう。

簡単だけど、子どもの立場ではふりがなを気にせずにうてることや初読で感想を書くよりは楽です。





 


↑このページのトップヘ