若先生 マダガスカルでさわがれると、授業と関係ないですし。いいところみつけれなくて、所見書けません。(かけなく困っているの分かります。)
所見はここまで
でも、若先生はまじめです。荒れの原因となるところを改善したいようす。懇談会での指導などにつながりそうです。
読まれている若先生・ベテラン先生が、子どもが読み返して幸せになる所見を書くことができますように!
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作品展・学芸会・参観などが終われば、個人懇談会の準備を少しずつ進めましょう。何十人もの大人と話をします。子どもの成長につながる大切な時間になるための作戦の立て方と実行方法です。
懇談会では、子どもの学校生活の輝いている点を最低3つ(学習・対人関係・やさしさなどの人間性があるといいですね。)は伝えます。そして、課題を1つだけ伝えるか親から課題を引き出させます。解決策を1つ伝えられるとさらに素晴らしいと思います。
伝える相手は保護者(何十人)
伝えるのは自分
保護者が求めている答え(教員が言われたりたり感じたりしたいこと)
「先生の話を聞いて、子どもの学校での様子がわかりました。」
「私の子は、こんなことがんばっていたのですね。」
以下は、子どもを一緒に育てるために保護者から自発的に出させることができれば素晴らしい懇談会になります。
「冬休みは、先生の仰る通り、計算(苦手なこと)をさせたいと思います。」
「冬休みは、先生の仰る通り、読書(得意なこと)をさせるために、本を買い与えたいと思います。」
頑張る点を伝えるときには3点はいいことを伝えて、ここだけはという1点だけに絞ってください。実質10分の中で伝えられることは限られます。
次に、リミット・セッティングをしてください。臨床心理学などではよく用いられます。今回の学校現場では、時間を決めるという意味です。リミット(限界)を振り切ると、懇談時間の延長・学校で抱えられないこと(地域の問題解決など)・人によってさく時間が変わるえこひいきととられます。
リミット・セッティング
時間は10分以内
伝えること(下線部は手帳に書くかコピーして保護者ごとにこの話型を繰り返してもよい。)
最初の1分
ねぎらいの言葉(ほめてください。)
仕事や家事を調整してわざわざ学校に足を運んでいただいています。ほめることで答え(保護者の子どもを伸ばすためのやる気のような動機付けが高まります)に近づきます。医療分野では、Millerという方や短期療法などで似たことをして効果が確認されています。
話の切り出しの話型です。
・寒い中、本当にお越しいただいてありがとうございました。
・先日の参観ありがとうございました。○さんしっかり声だせていましたね(いい点だけにする。緊張していたけどなどの言葉はださない。)
・この前は〜ありがとうございました。(感謝の言葉。〜は事実をいう。)
次回は内容について書きたいと思います。
前半では、学校の先生方の全力とがんばりを自分の力に変える方法をお伝えしました。
今回は2度目の味わい
子どものよさに気づける力をつける方法
子どものよさを味わって子ども達も大きくなって振り返ることができる所見の記録に残していきいましょう。
子どもたちと観賞にいく。
事前指導
自分「全校児童の子どもたちの作品を観に行きます。気をつけることは何ですか。」
子ども「走らない。静かにみる。作品を触らない。」(左がでなければ先生が言葉を足せばいいです。)
落ち着いている学級なら
自分「みにいった作品のよさもかきます。一列に並んで全ての学年をみたあとに、観たい作品をゆっくり観賞しよいところをメモしましょう。
教室に戻ってから、メモをもとに観賞用紙に書きましょう。特に気に入った場所やぬり方をかいてみてください。その学年のみなさんに先生からお届けします。(受け手の学年が落ち着いているとはかぎらないため先生から渡す。)
子どもたちの記述内容を確認しながら、よい記述はメモか写真でとり所見の材料にする。
例えば、
「○年生のザリガニの絵のぬりこみが濃く、力強さを感じました。」と書かれていれば、所見には、「作品展の観賞では、○年の作品の特徴であるザリガニの絵の力強さをぬりこみの濃さから感じ取り伝えることができました。」など子どもの表現・意見を活かして書きます。そうすれば、時間が経ってからも、子どもが鮮やかに思い出せる所見の記録になります。子どもがその時点で浮かんだ発想です。ぜひ所見に取り入れてください。何より先生方もたいへん書きやすいと思います。
低学年・元気な学年なら
一列にならんで観賞します。きになる作品をよくみておいて、戻ってきたら教室で発表しましょう。
落ち着いている、低学年・元気な学年両方でしておくこと
(作品完成後もしくは、作品展展示撤去の後作品をならべて)教室で
友達の作品をみてよいところを書きましょう。
そのときには、まず斑の友達のよいところを書いた後、自分の気に入った作品のよいといころをメモしましょう。背景や色や大きさやすごいと思ったことを詳しくかいてみよう。
これならば、観賞カードを相手に渡すときに、その子どもが1枚しかないという自体は避けることができます。
いったん集めて内容の確認と所見材料を探しましょう。
例えば
Aくん「○さんの作品は、背景の宇宙の惑星がリアルで色のつかいかたもうまかったです。」
少ない記述ですが、文章表現が苦手な子どももいます。休み時間などで会話の形で引き出してみましょう。
自分「Aくん、○さんの作品すごかったよね。」
Aくん「そうそう、すごかった。」(広がりが少ない。)
自分「宇宙の惑星がリアルだったよね。特にきにいったところってどこだった。」
Aくん「土星のわっかのところ」(広がれば、さらに土星のわっかなんだ。どんなところがと聞く。広がりが少なければ、「色のつかいかたもすごかったよね。」と聞いてみる。広がりがなくても(所見材料でなくても)Aくんとの貴重なコミュニケーションです。)
広がれば、所見としてかけますね。
作品展の観賞では、友人の作品の土星の輪の○○なところの表現に△という感動を覚えた様子を休み時間に教えてくれました。
子どもが大人になったときに、ふとした休み時間に先生とこんな話をしたこと・友達の表現などさりげなく流れていく瞬間を所見で書き留めた形になります。
用意するもの
写真
図画工作 作品展で2度おいしくなる方法
やっと完成した作品展の子ども達の作品。全学年の作品がならぶと圧倒されますね。
学校内の先生方と子ども達の全力とがんばりがあります。
この学校内の先生方の全力を自分の力に変え子どものよさに気づける力をつけましょう。
前半 学校の先生方の全力とがんばりを自分の力に変える方法
他の先生方の全力を自分の力に変えるお助けの技術
1. 学校のデジカメで、各学年の自分のお気に入りの作品を撮影する。
2. 作成した学年の先生に話をする。
自分「○年生の△の作品すごいですね。自分は特にこの絵が気に入ったのですが、題材の決め方やどのように指導されたのですか?」(作品の出元がわかります。どこからかきはじめたかやどのように想像を膨らませたかがわかります。これが子どもに指導するときのコツになります。)
○ 年の先生「この前の研修で受けました。○先生に教えてもらいました。」「この絵はまず、絵本の□を読んで次にこのような作品をみてです。〜という手順でかきました」
自分「それすごいですね。」(その方が全力で指導したことです。ほめましょう。)「資料をもらえると嬉しいのですが。」(資料がほしいというお助けを求めましょう。)
○ 年の先生「いいですよ。」(断られても気にせず、「ほんと感動したのでついほしいっていってしまいました。」で終わろう。最初に自分でそう思ったから、写真をとったはずです。)
資料・かきかた・見本となる写真をゲットです。
次に
自分「私たちの学年でも、こんなのをつかってやりました。いらないかもしれませんが、資料をお机においておきます。」(これを言えば、いいコミュニケーションにつながりそうです。資料をおくという行動まで言葉煮出して実行することが大事です。)
その学年がうまくいかなくても6学年で6回は聞けます。さらに2クラスあれば12回。このやりとりがしやすくなった先生があなたにとって聞きやすい先生ですね。
この会話文を印刷してイメトレしてまずは実行です。
次回は2度目の味わい 子どものよさに気づける力をつける方法です。