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タグ:教員採用試験

2次試験が見えてきた・・

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8月に入ってから10日が経ちました。 自治体にもよりますが、1次試験の結果が発表されたのではないかと思います。そしてすぐに見えてくるのが2次試験です。ここまで来たら合格したい。2次試験で落ちるのはとても悲しいです。


2次試験もやはり対策が大切

私も受験生の頃、複数の自治体を掛け持ちして受けていることがありました。そのうち1つの自治体で2次試験で落ちてしまいました。試験内容は実技試験(体育)と個人面接と専門科目(筆記)でした。正直いくつか受けた自治体の中で一番手応えがなかったです。実技試験ではミスをしてしまいました。面接は圧迫面接でした。「そんなことで教師がつとまるのか」といったような雰囲気で進められてしまい、回答を重ねたものの上手くいきませんでした。しかし、そういった雰囲気で始まることがある程度わかっていれば、対策を考えれます。正直、私はリサーチ不足でした。

逆に、上手くいった自治体では、場面指導や模擬授業がありました。こちらは面接に比べて、対策していた分野が出題されたので、余裕を持って取り組むことができました。


できるだけ問答集を作っておこう 

受ける自治体の2次試験の内容は把握していると思います。私は個人面接も模擬授業も場面指導も経験したことがあります。どれも対策が可能だと思います。

面接対策本などでお題や問いを見て、どのように回答するかを考えておきましょう。
そして、それらが、ぱっと言えるように、何度も練習をするのです。
誰かに面接練習を手伝ってもらうことはベターですが、そんな相手がいないなら、部屋で1人で面接の受け答えの練習をするのです。恥ずかしいし気が滅入るかもしれませんが、これは大切です。

面接などで聞かれること(一般的ですが)

・学生時代がんばったこと
・長所と短所
・強み
・志望動機
・どんな教師になりたいか(どんな柱を持つか)
・どんなクラスにしたいか
・今までで苦労したこと

・教員間で上手くいかなかったらどうするか
・いじめが発覚したときの対応
・学級開きの自己紹介をやってみてください
・将来の夢についての授業をしてください
・授業のルールについての説明を子どもに向けてしてください
・授業のルールが守れない子に対しての指導
・学習がついていけなくて泣いてしまった子への対応
・学校行事でルールを守らない保護者への対応


もっと細かくあると思います。対策本などが有効ですので参考にしてください。これらについて回答を用意しておくと、余裕を持って臨めます。
このサイトでも関連記事を掲載しています。参考にしてください。

全然対策してない!どうしよう!!まだ間に合う!?教員採用試験対策 3 ー長所と短所ー
全然対策してない!どうしよう!!まだ間に合う!?教員採用試験対策 4 ー自己PRー
全然対策してない!どうしよう!!まだ間に合う!?教員採用試験対策 5 ー志望動機ー
全然対策してない!どうしよう!!まだ間に合う!?教員採用試験対策 6 ー学生時代にがんばったことー

人物重視だけど・・案外、大切な筆記科目

私は合格したときに、成績を開示してみたのです。すると面接の点は高いとは言えず、筆記科目でなんとか合格したという感じでした。逆に、面接は上手くいったのに、筆記試験で落としたという人をよく見かけます。
面接って人が相手ですので、合わない面接官にあたると点数が伸びません。就職活動なら、「この企業とは縁が無かったんだ。他の会社で頑張ろう」で済みますが、教員採用試験は違う。掛け持ちできても、2つ3つ。とにかく受かりたいんです。
面接対策しまくることは非常に大切ですが、面接官と合わないと点数が落ちる、いわばギャンブルのようなもの。だからこそ、筆記科目を確実に取りましょう。ここを7割8割とこなしていくことで、少々面接でミスをしても、なんとか総合点で合格できます。筆記は対策すればするほど、点数が安定します。最後の追い込みを!!!














 

教員採用試験が近づいてきた!

今年もこの季節がやってきました。
受験生のみなさんはきっと今対策に追われていることかと思います。
実技や筆記など、あらゆる対策が必要となりますが、
面接をきっちりとクリアすることが大切でしょう。
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どんな風に面接が行われるのか

◯集団面接
 自治体によって人数は変わると思いますが、大体5〜6人で行われます。
 形式は様々です。

・オーソドックスな面接
 質問があり、順番に答える形式です。他の人が答えているときは「うなずき」などもすかさずしたいですね。場合によると、挙手制もあります。最後に答えたらいいやと思っていたら切り上げられることもあるので、先手必勝でいきたいです。

・グループディスカッション
 協力しながら1つのテーマに対して、議論して、場合によれば答えを出す必要があります。軽くリーダーシップを取りつつも、話題を振ったりという振る舞いが求められます。書記やタイムキーパーなどの役割が振られることもあります。

・集団模擬授業
 順番に教師役をして授業をします。子ども役になっているときも、教師を助けるように動くと好印象だと思います。笑顔でハキハキとしている姿を見せることが大切でしょう。


◯個人面接
面接官は2〜3人くらいのことが多いですね。

・オーソドックスな面接  
 見られているのは「この人と一緒に働きたいか」
 爽やかさや明るさ、そして頼れる存在だなと印象づけたいですね。

・模擬授業もしくは場面指導
 模擬授業をするように伝えられるか、もしくはこんな場合どうしますかという場面指導もあります。
 その場でお題が渡されることが多いので、いくつかパターンを用意しておくといいでしょう。

面接のポイント

◯笑顔で
 子どもに対して暗い対応は良くないですよね。笑顔は大切。

◯ハキハキと
 言葉を大切にして、きっちりと発音したいですね。緊張から早口にならないようにしましょう。

◯姿勢よく
 当たり前ですが、背筋をしっかり伸ばして座りましょう。

◯答える内容は的確に
 質問に対する答えは先に述べます。詳しい理由などは後から述べる方がいいですが、簡潔に。

基本ですが、特に学生さんは上記のことがしっかりできていることは大きいと思います。逆に講師の方は、それらに加えて実務経験を基にした話を組み込んで、即戦力アピールをしたいですね。ただ、実務経験を語りだすと長くなるので、こちらも予め簡潔にまとめて用意しておきましょう。もちろん幾つになっても笑顔・姿勢・明朗さなどは大切です。みなさんがベストを尽くせるよう心から願っております。

あと1ヶ月
面接や模擬授業などをしっかりと練習して、力をつけていってください。








 
 


 

教員採用試験が少しずつ見えてきました

今日は試験対策のための記事を紹介します。

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教員採用試験対策1 概要
試験について大まかに説明しています。


教員採用試験対策2 自己分析
面接対策やエントリーシート作成に必要な自己分析について説明しています。


教員採用試験対策3 長所と短所
面接で聞かれる定番の長所と短所について説明しています。


教員採用試験対策4 自己PR
面接やエントリーシートで定番の自己PRについて説明しています。


教員採用試験対策5 志望動機 
その自治体への志望動機について説明しています。 


教員採用試験対策6 学生時代頑張ったこと 
面接の定番、学生時代頑張ったことについて説明しています。 


教員採用試験2次試験に向けてやっておくといいこと 
2次試験の対策について説明しています。 


エントリーシートを書く時にも参考になるかと思います。
是非ご覧ください。 

教員を辞めたい・ブラック労働だ・・・。

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わかります。
辞めることが脳裏に浮かんだときに、子ども時代の記憶を思い出すことも辞めるかどうかを決定する大事な要因になります。
また、イメージを作ることも大事です。
悪いイメージがあるときには、自分は子供たちにそのような思いをさせないとする新たなイメージを作り出すことも大切です。
理科が好きな私の場合は以下の話のイメージ。
教育実習生としての視点なのか教員としての視点なのかで意味は変わります。私たちは、何かを(夢・理科への関心など)子供達から引き出すことができる立場なのです。
それがあればきっと大丈夫。
いきなりそんな力はつきませんが、とどまり学ぶことで少しずつ力がついてきます。
子供の能力を引き出すことができないとなれば辞めることになっても、納得できるはず。

文句が減れば、新しい行き先がみえる。
そういう力がつくほうが生きていて楽しい。

帰らぬ時間・戻る記憶

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理科室に足を踏み入れると、なんだか懐かしい薬品のにおいがが鼻の奥を刺激して、それから微かなアルコール臭が鼻先をくすぐりました。
その瞬間、他に誰も居ないはずの理科室に子どもたちの声が広がり耳の奥を震わせたような錯覚に陥った。
突然、自分の小学生の頃の記憶がセピア色の古い写真のように脳裏に甦った。



教育実習で5年生の理科の実験を担当する事になった私は、前日の放課後に準備をするために理科室にやって来た。
何年にも渡り実験や観察実習で使われた薬品やアルコールランプの香りがすっかり染み付いた理科室特有の空気は、どの学校でも同じものらしく、私に子どもの頃の記憶を呼び起こさせたようだった。

ふと、あの頃の理科の先生と、楽しかった実験の数々を思い出し、私は思わず笑みをこぼした。
 フラスコや試験官が妙にかっこよく見えて、最先端のSF映画の登場人物になりきって実験に夢中になった。先生の白衣にも科学者の雰囲気が漂い憧れを抱いた。
私も、友人も、目を輝かせて理科室に足を運んでいた。
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教員を目指して大学で教育について学ぶうちに、先生が学習指導要領で取り上げられている必須の実験を遥かに上回る実験をおこなってくれていたことが分かった。
リスクを取りながらの授業。
リスクをとる危険性を感じながら行っていた授業。
教育実習の現場でひとつひとつの基本的な実験ですらいかに危険性をはらんでいるのかという事も実感した。

 先生は簡単に工夫を凝らした様々な実験を見せてくれたり、実際に私たちにも体験させてくれたりした。
自分にはまだ到底できない。
片づけがなかなか終わらず休み時間が少なくなるのも気にせずに、私たちは毎回の実験をとても楽しみにしていたあの頃。

 時折先生が厳しく指導する場面も印象に残っていた。それも、今思えば教育実習でいざ実験に取り組むにあたり、児童の安全を第一に考えていたのだろう。
安全のためのルールを子どもが破ったことで注意を受けたことに気がついた。愛情に気がつくのが遅いのは昔から変わらないのだなと
自らの付き合いと重ねた。
愛情の深さは測るのが難しいと思うと同時に尊敬の思いにかられた。

明日の実験に向けて、私はひと通りの準備を終えると、ひとつ深呼吸をした。
鼻腔からあの薬品臭が流れ込み、体内を理科室の空気が巡り、少年時代の記憶と混ざった。
いつか感じた、わくわくした気分、高揚と興奮が身体中を駆け巡った。

「きっと、大丈夫。楽しんでできる。」
そう、先生に肩を叩かれたような気がして、
私はまたひとつ笑みを零して理科室を後にした。

教員採用試験がはじまりました。

8月に入ると二次試験が実施されると思います。
それまでにやっておくといいことを紹介します。


二次試験で大切なのは、個人面接と模擬授業(指導)です。

自治体にもよると思いますが、個人面接があり、模擬授業が別にある場合もありますし、
個人面接の中に模擬授業がある場合もあります。


今の間にこの面接や授業のパターンに慣れておくことが大切です。
回答例をたくさん作成しておき、他の人に見てもらうといいでしょう。

もし、だれか手伝ってくれる人がいるならば、
面接練習をするといいですね。

模擬授業は黒板を使うこともありますので、慣れておくことも大切ですね。
模擬授業は問いかけを想定することは難しいです。誠意を見せて真剣に取り組むことが
大切かと思います。
基本、児童生徒のことを思いやり行動すれば大きく外れることはないと思います。
いけないことはいけないと毅然と指導するが、後フォローを入れるなど。
これも練習が必要です。


周りに手伝ってもらえる人がいない人。
家やカラオケボックスなどで練習をしたらいいと思います。
一人なのは仕方ないですが、一人でも十分です。


最後に、
面接や模擬授業に正しい答えはありません。感じ方はその面接官によって様々です。
ただ、共通することは明るくハキハキと答えて、誠意や熱意が伝わる
ようにすることで嫌悪感を示す面接官はいないのではないでしょうか。
第一印象が大切です。入るときのあいさつから元気にがんばってきてください。









 

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