前回、前々回と大学院について紹介してきました。
今回は入試対策について説明します。

まず何より大学院入試って情報が少ないです。
書店に行っても分かると思いますが、赤本みたいなものもなく、
対策本もあまりありません。


一瞬、どうしたらいいか悩むと思います。

まずは大学院のホームページを見てみよう。
受験する大学院のホームページに過去問があったりします。

大学院の傾向にもよりますが、

専門分野についての問題
英語長文読解
口頭試問

などが主流かと思います。これらに加えて、出願書類の中で
研究計画書の提出を求められると思います。ここが大学院入試との大きな差です。

大学院は学びにくることはもちろん、研究をする場であります。
自分が何に疑問を抱いて何を明らかにしたいのか
それを文章にするのです。研究計画についてはまた後ほど。

まず出願する前に入りたいゼミの教授とコンタクトを取ることをお勧めします。
教授によってタイプは違いますし、運良く院生の方と知り合いになれば、
生の受験対策の知識を得ることができます。大学以上に大学院はゼミが基本となりますので、
ここでハズレを引いてしまうと苦しいです。自分にあった分野で自分と合いそうなゼミの雰囲気かを確認しておくといいですね。

専門分野について
主流の論文誌があると思いますので、その論文を読んでおくと良いでしょう。
もしくは専門書などを読みます。口頭試問でも生きると思います。
個人的には専門書の方がとっつきやすいと思います。論文は読んでも意味がわからないこともあると思います。(しかし、論文読みに慣れておくことは大切)

英語について
辞書持ち込み可なのかにより変わりますが、ベターなのは英語の論文に触れておくこと。
その専門の英文が出てくる可能性があるため、専門用語などを知るにはその分野の英語論文を読むのが早いです。もしくは書店にいけば、大学院入試用の英単語帳があると思います。それらで勉強するのもいいですね。ただ、実際の試験では長文が出てくるでしょうから、長文に慣れるためにも英文を読む練習を重ねたらいいでしょう。

これらの対策も大切ですが、一番は研究計画です。
次回は研究計画について説明します。