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タグ:水泳指導

水泳の授業がはじまる

6月に入り、そろそろ水泳の授業がはじまる頃でしょうか。
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指導法がわからない


指導法がよくわからない。そんな人もいるのではないでしょうか。楽しく、そして力がつくような指導法があれば理想的ですね。今日は参考にできる動画やサイトを紹介します。

参考になるサイトや動画


文部科学省 水泳指導の手引き
水泳指導の手引きがPDFであります。

文部科学省 体育まるわかりブック
体育についての活動の手引きです。
水泳もあります。

以下は動画になります。
こちらも文部科学省から出ているもので、
とてもわかりやすく、すぐに使えます。

 
 文部科学省 低学年の指導法



 
中学年の指導法



 
高学年の指導法 


 
クロールの指導法

こういったものを参考にしながら、また職場の先輩などにも相談しながら
水泳指導を行っていきたいですね。
 

5月ももうすぐ終わり 

1学期も折り返し地点といったところでしょうか。
5月がもう少しで終わります。6月に入ると待っているのが、水泳です!
そこで、今日は水泳指導の前に準備しておきたいことやものを紹介します。
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水泳指導の前に準備しておきたいこと・もの

まずは必要なものから紹介します。
・水着
 学校によりけりだと思いますが、競技用でないといけない職場もあれば、そうでない職場もあると思います。派手すぎないようにしましょう。あまりにも露出が多いものはあまり着ていない感じがします。私は派手ではない海パンを使っています。


・ラッシュガード
 これも派手でない方がいいと思います。日焼け対策になりますし、肌の露出を控える意味でも、よく着ます。

・ゴーグル スイムキャップ
 キャップはメッシュタイプとシリコンタイプがあります。子どもたちがよく使っている方がメッシュタイプです。メッシュタイプは着脱しやすい反面、水や塩素を通しやすいデメリットがあります。シリコンタイプは着脱がしにくいですが、水や塩素を通しにくいというメリットがあります。私は髪の毛のことを考えて、シリコンタイプを使っています。
 ゴーグルはクッションつきが快適かなと思います。

・水慣れの小技
 「クラゲのようにプカプカ浮かびましょう」
 「落ち葉のようにゆらゆらしましょう」
 「だるまになって浮きましょう」
 「底をタッチしましょう」
 「水中じゃんけんをしましょう」
 「水中にらめっこをしましょう」
 「消防士になって対岸の火を消しましょう(水のかけあい)」
          など

  水慣れの小技を持っておくと便利です。きっと職場の先輩方は色んな小技を持っているので、教えてもらいましょう。陸上監視の役で入らせてもらって学ぶこともアリでしょう。

・水泳指導の基本的な指導法
 どんな活動をさせるか。時間が限られているので、ある程度の型を作っておきましょう。
 教え合いを取り入れてもいいと思います。クラスには水泳を習っている子がいると思うので、高学年などならば、ミニ先生をしてもらいましょう。苦手な子が多い場合は、水慣れから呼吸法(水の中で鼻から空気を出す・水からあがったら口を開けて息を吸う)などスモールステップでの指導を心がけます。

・話を聞く姿勢を指導しておく
 通常の体育よりも指導がしにくいです。声も通りにくいです。事前に指導しておくことが大切かなと思います。命の危険もあることを話して、先生が話をはじめたら静かにすることを日々の授業から意識します。これが一番大切かなと思います。


楽しいですが、危険な水泳。準備万端で臨みたいですね。 


 
 









 

水泳指導をしていて、泳ぎ方のポイントを示しても、
子どもたちがイメージしにくかったりすると思います。
そこで、動画を子ども達に見せてイメージを持たせることは有効な手だてかと思います。

いくつか紹介しておきます。


 
クロールのコツ


息つぎのコツ


高学年 指導法


中学年 指導法


低学年 指導法


NHKの「体育のすけ」でも水泳の映像があります。とてもわかりやすいので、
是非子ども達と見てみてください。 

さて中学年以上になると、バタ足やクロールでの指導が必要となります。

まずは子どもたちがどの程度までできるか把握しましょう。


①水に顔をつけれない
②伏し浮きが上手くいかない
③バタ足が上手くいかない
④息つぎが上手くいかない
 
大きくはこれくらいの観点があればいいかなと思います。

①について
水に慣れていないので、楽しく慣れたいですね。
たとえば、口までつかってブクブクーや鼻まで、目まで、頭全部というように
段階をつけていきましょう。
先生も一緒にもぐってポーズをして、どんなポーズしてますか?
というように水中で目をあける練習をさせます。 
水中でフラフープをくぐらせるなどもいいでしょう。

②について
伏し浮きができない子は顔が上がっていることが多いので、
顔をしっかり水中に入れるように指導します。
おへそをしっかり見るようにと言います。
力はいれすぎないように、少しずつ脱力させていきます。
クラゲ浮きやだるま浮きを使いながら脱力の状態をつかませます。

伏し浮きができるようになったら、け伸びを練習します。
壁をしっかり蹴るように指導します。

③について
バタ足が苦手な子はひざ下からバタ足をしてしまっています。
そんなときは大体水しぶきが大きく立ちます。
バタ足は足の付け根から足全体で動かしていきます。
イメージが湧かない場合は、教師が足をもってあげて動かしてあげます。 

④について
息つぎは吸うことよりも吐くことが大切です。
水中でしっかりと息を吐く練習をします。
まずは立位の状態で、水中で息を吐かせます。
鼻から泡を出せるように、ペアなどで確認をさせます。
慣れたら、ブクブクパっと吐いて吸う動作をさせます。

パ(吸うとき)の動作はまだ、吐き残しがあるので
パというよりは、パッアーという音で教えます。
パッでしっかりと吐き残しを吐いてから、次のアーでしっかりと吸います。

これをプールの壁を持ちながらまずは練習。次はバタ足をつけながら、
その次はビート板を使って歩いて息つぎ、
クロールの腕をつけてビート板
ビート板バタ足つき
ビート板なしというように段階を踏んで進めていきましょう。

時間も限られているので、その子に応じた指導をピンポイントに指導したいですね。












 

 

さて、水泳が始まると毎回やることが水慣れですね。

どんな風に進めるか、もう考えていますか??



プールに入る前に足をバタバタさせて、後ろ向きなどで入らせます。

初めは肩までつからせて、顔を洗う程度にしておきます。



入ればペアなどを組ませて、水のかけあいなどをします。(消防士さん目の前が火事です。火消しだーというようにすれば少し面白いですね)

潜らせるには、水中じゃんけんなどは適しています。(子どもたちは大好きです)
水中にらめっこをさせるときもあります。
水中でハイタッチなど、色々させると楽しいですね。


次は浮きの動作をします。 伏し浮きやクラゲ浮き(クラゲのようにプカプカと浮かせる) 
だるま浮きなどをします。

その後、けのび、バタ足、クロールと段階ごとに進めていきます。

けのびではしっかりと壁を蹴るように指導します。それだけでかなり進みます。
浮くためには、おへそを見るようにして顔が上がってこないように指導します。 


クロールやバタ足についての指導法は次回お伝えします。





 

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