華丸先生の連絡帳

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タグ:終業式の進め方

 終業式が終わって、一息ついているときに苦情(保護者の申し出)の電話が!
苦情とは記しますが、これは受け手側(教員)の見方であり、保護者からすれば気になることの申し出です。(本ブログでは苦情とも記しますが、保護者の方が気になった申し出です。) 
どんな電話が来るのでしょうか。
 
1位 圧倒的に多いのが、成績についてです。

懇談会でお話していたはずなのに、苦情がでる原因は

友達との成績の見せ合いによります。
なぜこの子より私の子の成績が悪いのか。
これを防ぐ第一は、友達同士で成績を見せ合わないことです。
評価とは個人のがんばりを伝えているものであることを伝えます。
通知表をもってその子どもの評価の全てのような受け取られ方がないことが大切ですね。

どうしてもであれば。誠実に根拠を簡潔に説明します。

保護者のかたに説明するならば、
ノート点や授業での発言やふりかえりでの評価など点数では見えにくいものが評価になっていることを説明します。具体的にいうとその子どもとの比較になり絶対評価の意味がなくなります。ですから、もしも、3学期にこの面を努力するともっとよくなりますと伝えておくとよいでしょう。
 
もしも、説明しきれないのであれば比較対象の子どものノート点やふりかえりのこのあたり、発表のこのあたりが評価されたのですがと説明となると、個人情報の点からもよろしくないので伝えにくいのですが・・。と言わざるを得ません。
ですから、保護者の申し出で説明をする場合は注意が必要です。
お子さんのこのあたりが素晴らしい伸びが見られているので、・・・のあたりをさらに冬休みに取り組んで来てもらえることを期待しています。もし課題が必要なら印刷をしてお持ちしますし、冬休み明けに持って来てもらえれば、みますよと伝えます。
こうすれば、成績がどうこうよりもその子どもの実態に寄り添い、より伸びる方法を提案していることにもなります。

してはいけないことは、 
保護者のかたに言われたからという理由だけでは、成績をかえてはいけません。
お怒りの点をしっかり聞き取りながら誠実に対応していきましょう。

気持ちのよい終業式になるためにも、ていねいに誠実に言える範囲で子どもたちを傷つけないように考えてお話しましょう。 

終業式は気持ちが高まり伝え忘れがふえてしまいます。

伝える優先事項

伝えておくとよいこと
・冬休みのお小遣いの使い方
友達におごったり、貸したりはしないことを伝えましょう。
友情が壊れたり、お家の人を巻き込んだり大騒動になります。
・遊びについて
校区外に出ないことを伝えましょう。
事件に巻き込まれたり、事故にあったりします。

できれば
・登校日について
登校する日ともってくるもちものについて確認しましょう。

初詣、クリスマスなど宗教と関わることには話をするときに注意をしましょう。

持ち帰らせておくこと
下ぐつ・上ぐつ・手さげカバン・本・お道具箱・(習字セット・絵の具セット)

冬休みは短い期間ですから、置いていても何とかなりますが計画性がないなぁと思われてしまいます。
明日は、終業式あるある。終業式の後に保護者から苦情が来たらです。 

終業式が終わってから忘れると、各ご家庭にまわるなどたいへんなことになることがあります。そこで、終業式に渡すものや用意しておくことについて書いていきます。

一番大事なこと

通知表!を出すことですね。当日の朝に管理職の先生に伝えて金庫から取り出しましょう。教室においておくと紛失するとたいへんです。
トラブルを防ぐために友達同士で見せ合わないことは決めておきましょう。
通知表のもれやすいこと
担任印 2学期の場所に印鑑をついていますか?
出席の記録は記入していますか?

もしも記入を忘れていた場合

終業式が終わり始めの授業をプリントの配布と冬休みのくらしを読ませておきます。または、教室内の掃除や机の中やロッカーの確認と掃除をさせておきます。その間に記入をしましょう。

次にだいじなこと
冬休みの宿題
これも、冬休みの宿題を渡してから、落丁がないかを確認します。
もし、とじているプリントがない場合は、コピーしてはさむなどの工夫をします。
終業式のあまり時間に宿題をさせるのはあまりよくありません。(通知表書き直しなどの緊急時には使える手立てです。)

用意しておくといいもの
賞状
習字の紙
習字見本の紙
雲龍紙(書き初めの台紙に使うことが多い。)
四ツ切の画用紙(大きめの画用紙)
八つ切りの画用紙(小さい画用紙)
画用紙は、作品応募をした子どもがいるかを聞いて渡すとよいです。

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