みなさんはどのように教員免許を取得されましたか?


私の周りに聞いてみると、教育大学や免許取得可能な大学等で取得した。これが一番オーソドックスな方法です。また、社会人から免許取得をする際は佛教大学などの通信制大学で取得するパターンが次に多いかと。
しかし、知っていますか?小学校教員資格認定試験という裏技を!



私は学生の間に中学と高校の教員免許は取得しましたが、小学校の免許は「別にいいよなー」と思って、取りませんでした。私はそのまま民間企業に就職して働いていましたが、少しずつ昔あこがれていた教壇に立つという思いが強くなってきました。そこで、中学の恩師など色々な人に相談すると、「小学校の方がええぞ」、「小学校の方が受かりやすいぞ」とアドバイスをもらいました。それから中学・高校の部活動のしんどさを延々と語られました。学生のうちに行っていた高校への教育実習から「高校って生徒との距離感があるから、もっと近い距離感で教えたいな」と思っていました。周りに相談すると「それなら小学校!」と言われました。
私はそれを言われて「小学校いいなー」と思ったのも束の間、「あ・・小学校の免許持ってないや・・」と気づきました。



「取っとけば良かった・・」と後悔しつつ、調べていくと働きながら取得するには、通信制大学で取得とありました。そうしようと思ったのですが、これには大きなハードルが・・それは1ヶ月の教育実習です。「つまり、1ヶ月も仕事を休むってことか?会社にどう説明しよう?これって実質、会社辞めないと無理だ。どうしよう・・」
就職氷河期を生き抜いた私にとって、正規雇用を手放すことはリスクが高くて嫌でした。しれっと免許を取得して、しれっと採用試験受かって、次のステージを決めてから辞めたい。何とかならないのかと探していたら、この試験に出会ったのです。それが小学校教員認定資格試験です。


受験資格・・高卒で満20歳以上の人でその他大学に入学する資格を有するもの
つまり、大学に行かなくても受験可能です。小学校の2種免許になりますが、単位もいらず、試験にさえ合格すれば一気に免許を取得できます。
つまり、1ヶ月の教育実習に行かなくてよいのです!これは本当に助かります。働きながら取得できることに嬉しく思いました。 


 しかし、この試験はとても難しい試験でした。それは、圧倒的な情報量の少なさです。関連書籍もほとんどない。現職の先生も知らない人が多いです。よって対策が立てにくいことが一番の難点でした。そこで次回は私の体験談をもとにどのようにクリアしていったかをお伝えしたいと思います。特に社会人の方には本当に良い取得方法なので是非検討していただきたいと思います。以下に文科省のサイトにある要項を貼っておきます。
 
文科省 小学校教員資格認定試験について