学級で荒れが起きやすい部分はここだ
前回のブログの中で2点取り上げて見ます。私の学級というよりは、指導が難しいと個人的に考えている場面です。5.特定の友達同士で教室にかたまらない。(いろいろな友達とまんべんなく遊ばせる。)
6.教室で、友達の体をさわらない(プロレスごっこ、追いかけっこ)。
今回は5の対処編
なかのよい友達同士で遊ぶことが悪いこと?
微笑ましくて、どんどん仲良しの輪を広げてほしいものです。なかのよいことはOKです。学級経営という意味では気をつける必要もあります。
なかの良い友達とだけ遊ぶということは、交友関係が固定してきたことになります。
学級経営の観点でいうと、学級の誰にたいしてもあたたかい雰囲気を守る必要があります。
これがすべての子どもの居場所につながります。
仲の良い子ども同士に加えて、いろんな友達とも遊べる子どもになるといいですよね。
授業中にトイレに行くメンバーがいつも同じ場合がある。
授業中に連れ立ってトイレをして帰ってこない。授業中に1人がトイレにいくと、「私も行っていいですか?」と聞いてきて、トイレから戻って来る時間が異常に遅い。
トイレは我慢させずにいかせる。でも、全体に指導をする必要がある。
対応策
トイレに行かせることは絶対です。遊んでしまうことも防ぎたいときのひとつの方法です。
トイレに行く回数が多い子どもについては、指導の前に保護者の人と相談しておくといいです。病気や家でもトイレの回数が多い場合があります。
「緊急でトイレに行きたい人は他にはいませんか?」と聞きます。
たくさんの人がでた場合「授業中にそんなにトイレにたくさん行きたがると困りますが、トイレをしたいのを我慢するのはいけません。できるだけ休み時間の間に行きましょう。」と声かけをしてトイレに行かせます。
ですから、繰り返し同じ子どもがトイレにいき続けたときに、まずは保護者の人に相談してみることも大切です。体調が悪い場合もあります。保護者からも指導してほしいという場合に
「この前も授業中にトイレにいってたね。授業中にトイレにそんなに行かないで、休み時間に行こう。」と注意しましょう。
トイレに行きたい子どもが多発した理由として
休み時間が取れていないということである場合は
「授業中ですが、トイレにみんなでいってきてください。時間は●分を目安に帰ってきましょう。」というのも手ですね。
矛盾するようですが、「トイレを我慢するとしんどいから我慢はしないように。」と声かけを普段からすることも大事です。こういった教員の発言でトイレに行けなくなる子どもがでるのも防ぎたいものです。
一番大事なことは、トイレを我慢させないこと(行きたいときにはいかせます。)です。
続いて、トイレにいくといって帰ってこずに遊んでしまう子どもの指導対応を考えるの2つで方針をたてましょう。
トイレに行かせないという指導はやめよう。
特定の友達グループでかたまって自分の係の仕事以外も行う。
自分の係以外の仕事をすすんでしてくれる意欲はほめます。ケガをした子どもの付き添いになぜか子どもが数人ついてくる。
緊急時として助けてくれた場合がほとんどですが、授業の時間が潰れる結果ばかりになるとこれはよくありませんね。授業の時間が遅くなる可能性がある場合は
「ありがとう。またお願いするね。」で声かけしてみましょう。
対応策
「保健係の子どもが、1人付き添いとしていきます。みんな心配してくれたんだけど戻ってね。」「それでも・・・」、言い出した場合は、話をしっかり聞きます。(大事な話の場合もあります。)
そして、感謝をして次の指示をします。
「ありがとう。教室にもどって・・・しておきましょう。」
特定の子どもとばかり遊ぶ場合は、休み時間でも配慮することもあります。
特定の友達同士でかたまるのは自然と起きます。これ自体は悪いことではありません。バランスよく遊べるよう成長させたい場合は、指導の工夫がいります。
例えば、特定の友達で遊べる時間・みんなで遊べる時間・班で遊べる時間を設けるとバランスがよい場合があります。
休み時間に、
好きに遊べる時間(仲の良い友達と過ごす時間)
みんな遊びの時間
班遊びの時間(班の子どもたちで遊びを考えて班の子どもと遊ぶ)
を組み合わせましょう。
野菜嫌いの子どもに野菜をハンバーグの中に練りこんで食べてもらう。
(サプリメントで栄養を補完させる。家で似た栄養のある食べ物を食べるよう指導する。)
教育って子どもにとっては嫌だけど、成長に必要なものを食べさせる愛情に似ているなと思います。