華丸先生の連絡帳

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2017年08月

朝登校したときに、黒板に書いておくといいこと。

2学期の初日は、友達と会える楽しさはあります。
でも、子どもも大人も登校は気が重いものです。
そこで、まず黒板に元気になるようなことを書きましょう。

メッセージもあり、クイズもあり

さわやかに黒板に
「2学期みなさんに会えることを楽しみにしていました。今日からみんなでがんばろう。」
いいですよね。
「先生が夏休みに一番驚いたのは・・・・。」です。
なんだろうって思わせることできますね。
「大きなシャボン玉を作る方法を考えてみよう。大きく作ることができるシャボン玉の液は用意しています。」なんていう方法も面白いかもしれません。
「運動会の赤白組はこれだ!」でも面白いですね。
騒がしくはなるかもしれません。


黒板にその他に書いておくこと


業務事項を書きましょう。
夏休みの課題から日記の部分をステープラー(ホッチキスのこと)から外しましょう。

図工の作品
丸めている作品を広げておきましょう。応募票がある場合は、はっているか確認しましょう。



温度によって片栗粉のヨウ素でんぷん反応はどうなるのだろうか。
アミロース分子にヨウ素はいりこみ
(ヨウ素デンプン反応が起きているときのモデル図)

1. 片栗粉を試験管に薬さじの耳かき1ぱいと5mlのお湯を加え、熱水の入ったビーカーで加熱し完全に糊化(のりになるように)させます。
IMG_4811

 

2.水道水で冷やして室温にしたあと、ヨウ素液を加える。
青紫色になります。 

IMG_4814
 
3.熱水の入った300mLビーカーに試験管を入れ色の変化を観察する。
青紫色が消えていきます。 
 

4.色の変化が確認されたら直ちに水道水で冷やし再度色調を観察する。

 また、青紫色になります。

 
 

 

難しい話

ヨウ素でんぷん反応のしくみ

 

デンプン分子は水溶液中で大きならせん構造になっている。

その中にヨウ素アミロース分子にヨウ素はいりこみ
分子が入り込んでヨウ素でんぷんの複合体が生成し、呈色する。

 

デンプン液を加熱すると、デンプン分子がつくるらせん構造がほどける。これをでんぷんが糊化したといいます。糊化が進むとヨウ素デンプン反応の呈色は消える。

再びデンプン液を冷やすと、らせん構造ができて、呈色するようになる。

 

消えていたデンプン液の色ははじめのような色にはもどらない。

アミロペクチンやグリコーゲンはらせんが短く複雑に絡み合ってヨウ素分子が入りにくいので色調は赤紫色になる。アミロペクチンはヨウ素をホールドしにくい

 

 

加熱するとらせん構造がほどけるようなイメージでヨウ素をらせんにとどめておけなくなり色が消える。また冷えていくとらせん状の構造が戻るのでヨウ素がホールドされて色がつく。

 

 

アミノペクチンの割合が多くて

らせんがあれば発色が強い

 ご参考までに

発光ダイオードを、電磁誘導のしくみをつかって、光らせてみよう。

準備物

アルミニウムはく

ボビン

エナメル線(0.5mm

発光ダイオード2種類

ビニルテープ

ポリウレタン(ビート板を切る)

ネオジウム磁石(100円均一で、紙をはさむために使うことが多いチェス型のネオジウム磁石を2・3つ重ねてやるとよい。)ネオジウム磁石は(Nd Fe Bでできている。)熱に弱いのであぶらないこと。はんだごてなどで200度を超えると磁力が弱くなるので注意。

はさみ

ラジオペンチ

 IMG_4482

1.ボビンにどうせんをまきつけます(ミシンなどで)。700回から1000回

2.発光ダイオードをとりつけます(ラジオペンチを使うときつくつけることができます。ストローを親指と中指の大きさにきります。)
IMG_4487
IMG_4488

 

3. 真ん中にボビンを取り付けます。そのときに、テープで動かないようにはしをとめます。
IMG_4491

 

4.ストローの中にネオジウム磁石をいれ、ポリウレタンを両はしにいれてテープで固定する。
IMG_4493
 

5.ふると電磁誘導のしくみでうごかすことができる。IMG_4483

フルフルライトなどの名称で非常電源として使われたりします。(2・3万円で市販されているものの原理と同じです。)

2学期が始まるけど、何だか学校に行きたくない。

これは、子どもも大人も同じです。先のことを考えることを不安といいます。
誰でもできることから行動にうつすことは有効です。
年休でも出勤でも半日ほど出勤すると、準備が進みやる気が出てきます。
1日仕事に使うと疲れるので、少しずつがんばりましょう。

職員室で時間を使わない。

夏に出勤すると職員同士のおしゃべりで職員室につい入り浸ってしまいます。職員室に居続けないといけない場合もあります。
「省エネの観点から職員室で仕事をしてください。」といわれることもあるでしょう。
しかし、教室のそうじをしてきます。教具の確認をしてきます。印刷室に行ってきます。など工夫して、自分の教室に行ってみてください。
「これをしておこう!」とうかんできます。これをメモしておきます。
そして、職員室でできるメモの内容は職員室で行いながら、合間に教室や印刷室でその他の仕事をしましょう。

私が前日までにする準備


□教室掃除(子どもに分担させて掃除させる。)
□給食当番などの掲示物をはりなおさせる。(日焼け・破れるなどを防ぐために外していました。)
□児童名簿(チェック表として提出物の確認につかいます。すぐ出せるようにしておく。)
□学年通信の用意(手帳にはったり、掲示物としてはったり、子ども用を教室に運ぶ。)
□図画工作の作品の提出用の場所の確保(まるめられているので、重しになるものを用意。)
□1日目におさえなおすことをリストにしておく。(あいさつ・係の仕事・掃除のしかた・給食のしかたをおさえなおす。)
□1日目に楽しく遊べるゲームを考えておく。
□席替えを決めておく。
□音読カードなどの不足しているプリントを刷っておく。
□自習用のプリントを用意しておく。
□教材の確認・注文し直し・学年打ち合わせ

1日続けて準備をすると憂鬱ですが、半日など少しずつ用意しておくと、午後は遊ぼう!や午後は本やに行こうなどと、気持ちは軽くなります。
頑張りましょう!
 



(上記はインスタ動画へのリンクです。)

自由研究にも新学期にも使える実験を紹介します(再掲)


子どもに向けてかける言葉がけは以下のようにします。

紅茶のティーパックの上部をはさみで切り、中身を取り出したものに火をつけたらどうなる?
(Q.空のティーバッグに火をつけたらどうなる。)
IMG_2146

(理科っぽくするなら 予想を立てさせます。テレビでみたからはだめといっておきます。)
予想
テレビ番組で遠藤さんは次のように予想を立てていました。
とろとろと燃えるのではなくて、バット燃えると答えていました。


そして、結果を得るために実験をします。

結果です。
筒状にして立てて、ガスライターで筒の上部から燃やしていましたね。

答えは上空に舞い上がる。
考察は、ものがもえるときに空気が上にいくから・・・。とつなげていきましょう。4年の理科とつなげるといいでしょう。

必要なもの
・水(火事防止のため)
・日東紅茶のティーバッグ
・マッチ
・ハサミ




以下は画像

紅茶1

紅茶2

紅茶3

紅茶6

紅茶7


紅茶8


紅茶9

紅茶10


紅茶11

紅茶12



夏休みもあとわずかですが、楽しい実験で楽しく過ごしましょう。

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