華丸先生の連絡帳

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2018年11月

教師の仕事がブラック労働、だから立ち上がれ!はやめとこう

私のブログの方針です。教育について議論を交わすことはあるでしょう。
トラブルがあっても軽く身をかわしたい。これを目指す人に読んでほしい記事です。
人と軋轢をうむような行動はしない。
でも、教師のブラック労働で自分がつぶれそう。
過激な言動で対応しようとする人もいます。
誰かがあなたをいじめようとしているわけではない。
たまに落とし穴のように労働環境や自分の家庭状況や精神状況ではまり込むことがあります。偶然、ついていない状況に落ち込んだ。だから助けて!
そうであるならば、以下の対話の方法があります。

週案で管理職に相談だ

管理職の先生にSOSをおくりましょう。これが正当な方法です。
ただ、言葉のやりとりだと関係性がよくないときに思いが伝わらないことがあります。
管理職の先生はご多忙です。口頭ではうまくいかないことも多いでしょう。
「管理職の先生は、私の気持ちをわかってくれない。」こうなったときに辛くなるのはご自分です。
ゆっくりやさしく管理職の先生を傷つけず、自分の気持ちや状況を説明するために週案を活用してみましょう。
週案は、准公簿書類です。時数が満たされているか確認するものです。
ここのコメント欄に相談しましょう。なければ、週案を提出するときにメモをそえて(このメモと週案はコピーして持っておきます。)
コメント欄にはこのような書き振りでいきます。
「先週は、土日に8時間かけて国語のワークシートを作りました。できれば、勤務時間内にできるように今後は校務分掌を・・・などにしてもらえると嬉しいのですが。」こういった管理職の先生にお願いする書きぶりが大切です。
この方法ならば
管理職からいただける返答として「国語のワークシート作成ご苦労さまでした。国語主任の・・先生から・・・という資料をいただけそうです。勤務外時間労働短縮につながればいいのですが。」などのコメントがもらえるかもしれません。

労働時間が長くなることは、管理職が嫌がらせでしていることではなく、どうしても起こりうることです。管理職の先生はご多忙で、気がつかなかっただけの場合もあります。不意打ちのように攻撃的にいうのではなく、対話でうまく解決していきましょう。

まったく管理職が対応してくれない

よく耳にします。それでも、不満があるのであればていねいにお願いしましょう。
「悲しいことに、生徒指導が加わり残業時間が今月は60時間を超えてしまいました。他の仕事などで労働時間を減じる方法をご助言いただければ助かります。」などやんわりとお願いを続けていきます。

倒れそうなほどの教師のブラック残業。それでも平和的に解決することが大切です。

個人の問題を個人で解決したい場合は、学校共済組合(公立・私立ともに)のカウンセリングなどで相談をしていきましょう。
週案に残した記録などをもとに最も角が立たない方法について相談をしましょう。
万が一過労で倒れた場合は、週案の記録があなたを助けます。
戦うのではなく、いい折り合いをつける。極端な判断は禁物です。
仕事をやめるなんて極端な気持ちになる前に、平和にとにかく管理職の先生も自分も傷がつかない方法で解決です。自分が辛くなる前に少しずつ相談です。
可能性がある解決方法
・次年度の転勤
・校務分掌の量が減る
・課題の少ない学級などへ異動
・管理職の先生がやさしくサポート←ここが落とし所です。
・あなたの思う少しマシな人間関係が取れる校務分掌になる

みんながそこそこ幸せになる方法を模索していきましょう。
ハードな方法については、本ブログはすすめませんし、その他のブログ・相談先にあたってください。

道徳ノートやワークシートをとじていこう

道徳が教科化したということは、教科書の内容を全部教えること。
評価をすることです。もうとにかくノートでふりかえりをみないといけません。
教科書会社には、道徳ノートがついています。
「必ず、すべて書かせましょう。」
実施状況調査などが入った時に、書いていないと指導の証拠が残りません。

道徳ノートをつける意味

道徳評価をするときに、子どもの授業中の発言だけですと
子どもが後になって「言った・言わない」の水掛け論になったときに不利になります。
子どもは、言ったことを忘れる子もいますし、そこを問うのは馬鹿げています。
それよりもノートを丹念におって評価すれば、子どもが「そんなこと言っていない」
と言い出しとときに、やさしく「道徳ノートに・・・と書いていたのでそれを書いたんだよ。」と優しく諭すことができます。
1学期に苦情がなくてもいきなりやってくるのが苦情です。しっかり根拠があればやさしく対応できます。根拠がないときは教員である自分に余裕がなく反応してしまいがちです。
落ち着いて誠実にね。
 

道徳の教科化

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「道徳の授業の流し方がわからない」
よく職場でもこんな声が聞こえます。確かに、今まで使っていた「私たちの道徳」には特に指導の流れが明確に載っているわけではないので、きっと今までは担任の先生が工夫をして色々と使っていたんだと思います。今日は一般的ではあると思いますが、展開の型を紹介します。


導入

基本的に読み物を読んで、今日のテーマについて考えるという流れですね。道徳には学ぶべき項目がありますので、まず導入では普段の生活を振り返り、その項目(テーマ)についての経験を思い出します。そして全員で今日考える項目(テーマ)を確認してから読み物に入ります。例えば、「親切、思いやり」の項目であれば、「今まで親切にされて嬉しかったことはありますか?」というように発問をして、親切についての経験を思い出させます。自分の経験を語るのが好きな子はノリノリで答えてくれます。そして、「今日は親切について考えましょう。では今日の読み物は◯◯です。」と今日の項目を確認します。項目を隠して読み物から考えさせる展開もあるでしょうが、普段の授業でめあてを立てるのと同じで、何について学ぶのか道を示してあげることは大切かなと思います。


展開(読み物)

読み物を読んでいきます。基本的には教師が読む形でいいかなと思います。国語ではないので、音読をするまでもないかと思います。できるだけ気持ちを入れて読んであげましょう。
ここから展開のパターンとしていくつかあると思います。まずは発問を出すタイミングです。読み物に関する発問は多くて3つほどある場合があるので、それをどこで処理するかです。

①一通り読み物をこちらが読んで、読み終わってから発問をしながら読み物の内容を振り返る方法です。
ゆったりと読み物の内容を把握することができるという良さがあると思います。

②読みながら発問に関わる場所がきたら、途中で発問をするという方法です。振り返る時間が必要ないので、読み物をすっと終えることができます。

どちらにするかはこの後の展開にもよると思います。この後させたい活動が多いのであれば②の方がいいでしょう。板書用に挿絵があれば子どもたちも振り返りやすいですね。

応用編として、読み物を前半後半に分けて、途中で大発問をする場合もありますね。教科書ではなく、プリントで読み物を渡しておけば、前半後半で分けて渡すことができます。子どもたちも続きが気になって興味を持ちます。「このあと主人公はどうするでしょうか?(あなたが主人公ならこのあとどうしますか?)」と後半の内容を予想させることもできます。

展開(項目について)

読み物が終われば、次は項目についてよく考えさせます。
読み物には大きな転換点があります。山場といいます。その山場での主人公の行動にスポットライトを当てて、「あなたなら、どうしますか?」というように、自分ならどうするかを考えさせます。
結構意見が割れておもしろいです。ペア交流なども入れつつ意見を交流させます。「それは本当に親切なの?」というように切り返しの発問をしつつ展開すると項目について深く考えることができます。

もしくは「思いやりとはどういうものですか?」などと大きく発問をしてその項目自体を考えさせる場合もあります。こういった大きな発問は個人で考えるのが苦しい場合もあるので、グループ活動にしてもいいかもしれません。 

終末(自分自身について)

最後はもちろん、自分に返してあげないと道徳ではなく国語になってしまいます。項目について展開の中でよく考えた後、最後にそれでは「自分自身はどうだ?」と振り返るのです。私はよく「今日の授業で学んだことは何ですか?」や「これからの生活で生かしたいことは何ですか?」、「これからどのように過ごしていきますか?」など、できるだけこれからの自分をどうしていくかを考えさせる終末にしています。


発問について

メイン発問を1つ持っておくのがいいかなと思います。全体交流しがいのあるもの。それはきっと読み物で言えば山場になる所に関するものや、項目についての部分かなと思います。そこに時間を割くために、メリハリをつけて、サラッといくところは流していきましょう。

評価

評価をどうするか、その話は職場でも色々話がされていると思います。ワークシートを使用したり、ノートを使用したりすることで、子どもたちの意見が見えるようにしたいですね。文章表記で、1つのテーマについて記述する場合が多いかと思います。しっかり学年やペア学年などで相談して揃えましょう。道徳に外国語に色々と大変ですが、道徳は普段の他教科ではあまり活躍できない子が活躍しやすい場でもあります。面白い意見や子どもなりの意見をたくさん聞けて、私は好きです。どうせやるならば楽しくやりたいですね。





そろそろ所見の準備にうつろうね

2学期も中盤に入ってきましたね。学芸会や図工展(作品展)もそろそろ本格化しますね。
所見も心の片隅に浮かびながら、そのまま過ぎてしまう時期でもあります。
所見の書き方の記事はこちら
とはいえ、もっと基本から教えて!
といわれるので、まずは所見に書くために行事を思い出しましょう。
・行事は、月間行事をもとに書き抜く。
・行事を思い出し書き出す。
水泳
体育祭
学芸会や図工展(作品展)

この中で、活躍したことや作文などから所見にかける要素を書く。
記憶の中で輝いていた子どもを思い出して書くのもいいでしょう。以下も似ている内容ですがご参考に

簡単 通知表・成績の書き方 成績資料準備編 教科編

いい言葉がうかべば
そこから、嫌な言葉については浮かべば、いい言葉に置き換えてみます。
落ち着きがない・・・好奇心が旺盛など

道徳などは以下から

道徳の評価と道徳の通知表の文例を考えよう(1) 

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