研究授業、管理職が見にきたときにザックリできてると見せる方法

このテクニックの前に頭に入れておきたい屁理屈

授業がうまい人の雰囲気は作り出すことができます。私は、有名塾や特定大学受験向きの講師のアルバイトを大学生のときからしています。成績をあげるための授業と学校文化の中でよいとされる授業は同じとは限りません。国語でいえば、古くは出口汪さんの指導方法は成績向上させるのに役立つと思います。
学校の場合は、自称「専門家」、狭い世界での「有名な人」が多い印象です。そういった方々を細かくみていくと、様々な気づきがでてきます。
成績という観点ではなく、感じ取る世界ではいい方法
書かせる意味合いではすごくいい方法
百花繚乱で選びきれないほど有名な先生がいます。

細分化は各個撃破されてしまいます。

細分化している中で、多くに共通する最大の問題点は
生活上とリンクしていない
研究授業のための研究授業である
サーカスのショーのような教師受けの授業
これが多すぎます。でも、評価されるのはこういった授業です。
教師の狭い枠組みで評価された授業はどこでも通用するかというとそうではありません。
はっきりいうと、永遠に林修さんに勝つことができない。
あのテレビに出ていて、本も書いて、予備校でも教えている時間をかけている林修先生と
専業でプロとして(笑)教えているはずの学校の教員が束になっても勝つことができない。
勝てない理由は、外部指標(成績、大学受験、後の卒業生の成功者数)に晒されていない実践が教師の中にはびこってしまっています。しかしながら、細分化された授業の中でいいな!と思う方法を紹介します。

授業がうまい風に見せる技国語

1.題名を書かせます。
2.(指導する授業の部分を音読し)めあてを書かせます(必ずしも子どもから意見を出させなくてもよい)。教師のめあては、画用紙で書いておきます。
3.音読をする。
4.試写する(80−120字程度 板書が授業している風になります)
5.同義語やオノマトペ、似た表現、修飾語(強調させるための形容詞などに着目させると表現がみえてきます)、元気があれば、接続詞の関係(本来は接続詞はとっても大切ですが、授業上スムーズにいかないなら省略も可能)
6.構造化を決め打ちして指導(お話がこうなっていますねを簡単に矢印や色チョークで表現)
7.考えを書かせる(ここは7分は取ります。)
8.考えを書かせている間に、机間指導を行いながら授業のまとめや欲しい答えの人のところのノートに線を引き、名前を覚えておきます。
9.班やペアで意見を交流させます。ここで、ペアトークをしましょうとか、アクティブトークをしましょう!というとそれっぽくなります。アクティブトークというのは、ノートを持って立ち歩いて店に行くことです。活動している!ってみえますね。
10.発表させてまとめさせます。
(11.授業のふりかえりを行います)
1時間のノートの書く量は、中学年3ページ、高学年見開き2ページは最低といったところでしょうか。
授業後にまとめを教室掲示しておきます。1のように最初から教師が画用紙に書いておけば吊り下げておけますので、授業しているなぁという雰囲気が作り出せます。

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さらに授業のレベルアップしたいとき
・同一著者の本を集めての並行読書できるように図書館で用意する。
・語句や語彙を辞書で調べて、自分だけの単語帳を作る。
・作文指導につなげる。
・指導書をしっかり読む。
・わけもなく大声だったり、声を抑えたりして読む。(少しだけ皮肉です。)
・ノートを毎回見てコメントをする。
・子どもの振り返り記録をもとに授業を構成する(これが最高の方法です。)。
・2パターン以上の研究会に行く。これは市町村の研究会と他府県の研究会、2つの異なるサークルに行くということです。林修先生を超えるには、多軸の視点をもてるようにこのぐらいの労力は最低限必須です。