華丸先生の連絡帳

学校の先生の生活を豊かに 学校現場をもっと元気に 楽しく平和な毎日を過ごすためのブログ

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2019年07月

3倍以下の採用試験の常態化

 正規採用を訴えれば、共感を得られるかもしれません。
しかし、3倍以下の倍率で採用されることが常態化され教員の世界は質の低下の一途です。
その割に待遇がいいので、地道に仕事をしない人ほど報われる世界にも見えます。
自省すべきこととして、自分だけはしっかり仕事をしているという勘違いに気をつけたいものです。
学校全体から見た見え方と教室張り付きの人間から見える見え方は異なるものです。

3倍以下の採用試験だから気をつけること

若い教員の待遇だけあげている自治体も多いものです。
そのような自治体は、頭が働く教員志望の人ほど避けるものです。
受け直しができにくくなる中年期以降に給料が削減されていくことを意味します。
朝三暮四ですね。
頭をつかいましょう。

逆張りでいきましょう

 仕事をしない教員が報われる世界ならば、自分が徹底的に学び倒せば存在感を見せることができます。
私は、子供との指導では人気を博します。働いてから毎年一定の評価を受けるということは、自分の学び方である逆張りの方法が大正解だったということです。
職員室の教員の発言力と教室の実態は反比例していることもあります。
見るべきは目の前の子供です。楽しく子供と教室で過ごせるように学びを深めましょう。

1倍切りが常態化している大学院

 教育系大学は偏差値が低すぎるため、ロンダリングのために大学院に行く方もいるようです。
確かに名前をかけばほぼ受かる状態です。これは20年近く常態化しています。
この場合は、大学の教員の努力も個々の資質によりますから、相性が合うかどうかが大切になります。
研究内容も歴然とするほどの差が大学の教員によりあります。
大学の教員は査読付き論文数は相当大きい意味を持ちます。
親しみのある先生を基準に選ぶと、学びに行くのか学歴をもらいに行くのかわからなくもなります。
修士課程でも、作文で通る
そのような世界観が、1倍を切る修士課程には漂います。
自分で、国内だけでも研究発表ができる力がつく大学院を選んでみることをお勧めします。
現場目線と研究目線をもたれている先生は希少です。
誰でも入ることができる大学院
だからこそ、大学院の実態を綿密にリサーチして入ることは必須です。
給与や待遇があがるわけではありません。
見識を高めるために何百万円も自腹を切るわけです。
いい研究をしているところの大学院び通いましょう。

挑戦する教師=ブログ読者であるという理由

 挑戦する教師になりたい人=私のブログを読む先生方です。
アインシュタイン26歳のときに光量子仮説、ブラウン運動の理論、特殊相対性理論を立て続けに発表し世界の科学の進歩として奇跡の年と言われるほどの業績をあげました。長い年月特許庁で勤めながら研究を続けたアインシュタイン。つまり、挑戦し続けたわけです。
相対性理論は、すぐには受け入れられることはありませんでした。諦めず、ブラウン運動で論文を書くアインシュタイン。
相対性理論が周囲から受け入れられなかったとしても、次の手で動く。
そんな挑戦をしている教師が大切です。
多少、陰口を叩かれたとしてもやりきるためには、学問が必要です。
ただ猪突猛進してしまう蛮勇はさけましょう。
そのためには、絶えず大学レベルの教育書は読んでおくことが大切です。
退屈に見えた本でも、教師として働くと輝く本があります。
それすら見つけられない教師は、大学院に行くべきです。
大学院で、論文を読み漁り、英語にも親しむ。寝る間も惜しまないとできることではありません。
そういった活動をしていれば、誰かの挑戦に意見をいう教師になる時間がないのです。
それすらできないと自分で思っている教師は、ブログ記事を読んでみてください。私は、挑戦する教師であり続けてきました。あなたも挑戦する教師に変わっていくことでしょう。 

いい先生と断言できる先生

いい先生と断言できる先生は、こんな人
つまり、職員室と家の往復を続けると、人のアラが見えてどうしてもご意見申し上げたくなるものです。
人のアラを指摘しても自分が成長するわけではありません。
陰口を叩かれようとも、本を手放さず、子供の方を向いて過ごす毎日を送った教師のほうがいい教師といえます。飲み屋で愚痴をいうのもいいでしょう。でも、自分が子供と向き合ったとき、どうすればこの子を伸ばすことができるのかというシンプルな質問の答えを探し求める先生に私はなりたい。

アインシュタインから始まり石川啄木風にまとめてみました。

自分が基礎知識がない人間だと認めたときに初めて道は拓けます。
夏休みまでもう少し。全力で子供に向き合ってみましょう。

今日もいい1日でありますように
華丸

 これまでの記事では、ベテランの先生ならどれぐらい資料を用意して子供達に臨むのかについて書いてきました。

懇談会の目的は?

懇談会の目的は、子供の良い点を伸ばすために具体的な手立てを伝えることです。
教え子を見ていて、ここを伸ばせば力がつくと明確に伝えること
明確に伝えるには愛情✖️専門知識
ここは、若手教員でも毎日子供の観察をしていれば同等になるかもしれません。
子供が将来、自分より良い生活をして欲しい。幸せになって欲しいと痛烈に思いながら懇談会に臨みます。
恥ずかしながら、自分の熱量に保護者の方が引いてないか心配なほどに情熱的に子供のよさを伝えます。
その上で、自分の知りうる中でその子に役立つ本を買っておく。
科学館などのイベントのパンフレットを用意する。
懇談会の話の流れで、「・・さんの強みはここです。ここにいって、こんなことをすれば、具体的にこのような力がさらに伸びる。」とここの部分をこれまで観察してきて分かった子供のいい点、伸びる点をもとに資料を渡します。日程や家庭の事情により、連れていけないこともあると思います。それでも、熱量でいくつか提案します。どうしても難しい場合は、次に担任を持つときには校外学習で・・・な力をつけてあげたいという明確な意図を持って社会見学の中に組み込みます。
圧倒的情熱で、子供のよいところを指摘して具体的に保護者に提案する。
恥ずかしいけれど、それだけ価値のあるお子さんを預かっている。
自分がそこまで準備してでも伸ばしたい子供達が目の前にいる。
経験の少ない先生にとっては、緊張して流れ作業になっているのかもしれません。
一人一人の子供の幸せが実現できるように優しく保護者に語りましょう。
教え子である・・・さんを大事にしている!保護者の方には、しっかり伝わるような懇談会にしましょう。
 
応援しています。
華丸先生としては、懇談会が終われば、子供と目一杯遊んで、夏休みは心置きなく自分の生活を見直したいと思っています。



懇談会の記事が多数になりました。

 多くの懇談会記事を少しまとめてみることにします。
まず、懇談会の日程の組み方についてです。懇談会の日程を考えよう。3つの段取り(準備編)1.何十人もの保護者
頭を使わずに、ひたすら保護者の希望を順番に組むのはもったいないです。
1年に3回は行う懇談会30年勤めるなら90回。新卒から勤めれば100回は超えてしまうイベントです。記事からいえることは、3時前後に一コマ空けておく。これだけでも少しは違うものです。
懇談会の日程を考えよう。3つの段取り(準備編)2.兄弟姉妹学年の担任の先生
懇談会の日程を考えよう。3つの段取り(準備編)3.管理職の先生その他
懇談会のお伺い用紙まで作っていますね
こちらがそうです。
朝早く出勤して
学期末懇談会に備えて教室環境を整えよう。3つの観点その1.ごみの片付け
このごみなどの片付けも確認しておきましょう!
意外と目につくものです。
同じく、掲示物のはりかたです。ずれていたら掲示物をすぐになおしましょう。
学期末懇談会に備えて教室環境を整えよう。3つの観点その2.掲示物の確認
せっかく懇談会に備えるのですから、これぐらいは準備しましょう
1石3鳥になる成績をつけるために懇談会の合間・放課後にすること
懇談会準備セット
明日から懇談会なら厳しいですが、必要な準備セットを書いている記事です。
若い人には難しいかもしれませんが、用意しておいたほうが楽になりますよ。
自分の限界(リミット)をふりきれ(1) 懇談会はここまで高めよう
自分の中の努力って人と比べないと努力量がわからないものです。
圧倒的努力ってこういうことの記事

懇談会は誰のもの?子どものよさを見つけ伸ばすためです。
当たり前ですが、懇談会で子供のよさを見つけ伸ばす指摘をしましょう。
人をけなすことは簡単ですが、良い点や伸びる点を見極めて伝えることこそが教師の真骨頂です。
授業が教師の真骨頂ではない。とだけいっておきましょう。

そして、なんだかんだ言っても懇談会直前に何をすればいいのか。
懇談会10分間はじめの1分、話の切り出しはこれ-不安な懇談会から、自信がもてる懇談会へ(1)-
懇談会10分間3分間はこれ-不安な懇談会から、自信がもてる懇談会へ(2)-
懇談会10分間後半3分(残り3分頑張れ!)-不安な懇談会から、自信がもてる懇談会へ(3)-
懇談会10分間最後の3分間-不安な懇談会から、自信がもてる懇談会へ(4)-

私にはできない?いいえ。私が指導した初任者はここまでやってくれました。
実録 私の指導した教え子教員の懇談会 どんな内容を懇談会で伝えたか

精一杯準備して取り組みましょう。
明日も頑張りましょう。
 

どうせ連絡帳を活用するなら

連絡帳確認ついでに漢字の書き間違い確認

 例年3回ほどは、毎学期の漢字の復習をします。連絡帳に、宿題で習った漢字の一行書きを出します。
ふりがなと漢字を書かせます。
そうすることで、連絡帳の確認するときに漢字の書き間違いのクセに気がつきます。
これを赤字で修正してあげます。連絡帳を毎日確認している系の保護者の方であれば、すごい細かい!と気がつきます。

漢字練習帳に見本書きをさせてさらに確認

宿題の1行書きをさせるために、最初の一文字を書かせていきます。
これも隣の子供や先生で確認することで、既習の漢字の復習を確実に定着させることができます。






 

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