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毎日定時に帰りたい?それはそうだ。 

 お盆明けの出勤を途中で有給を取って喫茶店で作業をした華丸(@hanamarudane)です。

「毎日定時に帰りたい。」ツイッターでよくつぶやかれます。
部活の試合などで毎日出勤している人など、校種によって状況は異なります。
民間企業さんでも業種により違います。
よく起きる議論は、「教師はブラックだ!」
そうですよ。
民間企業によってもブラックですよ。
民間企業では、残業込みで終えていた仕事を業務時間内で終われないと業務遂行能力が低いと評価されたり、管理職の評価が下がったりという時代です。残業代を払わずに仕事量はそのまま。終われないと業績給が下がる。

のんびり教師さんたちにとっては危険ではないですか?
少し職員室でお茶してからお仕事していたら、仕事が終わらない。
残業すると業績が下がる。
この空気感が教育業に適用されると
殺伐とします。

仕事量を制御しましょう。

定時に帰りたいなら、今働けよ!

 塾や家庭教師の経験が多い私の立場から考えます。教育業という仕事の性格は、前準備が結構必要。
その際にもらえる賃金はなしでした。
終わってからの採点作業についても特になし。
成果を上げたため時給は6千円弱もらえていましたが、実働は時給3千円になるといいところです。
実働をあげてコスパよく働くならば、準備をしないことです。
これが民間企業的コストとパフォーマンスを考えたときの働き方。

「定時に帰る」
この言葉に何か潜んでいませんか。
もしも、授業の準備などをして「帰れない。」ならば分かります。
放課後、のんびりおしゃべりをして作業をしていれば終わるのも遅くなります。
準備をしなくて、帰りたい。責任を感じながらも自分だけはお先に失礼します!
ここはどうでしょうか。
制度上、休憩時間が取れないこと業務が時間内に終わらないことについての解決策は法整備です。
子供のために準備をすると業務時間内に終わらないという問題は、教育業で見られる仕事の特殊性。。

屁理屈で逃げず、簡単に考えてみてはどうでしょう。
夏休みもお盆明けにもできる限り出勤して、授業の準備を丸1日進めてみてはいかがですか?

夏休みとお盆前後の教員が休みやすい時期に出勤します。
そこで、仕事のめあてと見通しを立てて、2学期にかかる仕事の量を減らしていく。
夏休み談義と昼休み以降仕事をしてダラダラしない。
そうすれば、平日の勤務時間の残業は減りますよ。
授業には、めあてと見通しを求めるのに日常に活かせないのはもったいないですよ。

・・・があるから、残業が。行政が悪い!

うーん、私は、他人のせいより自分の工夫でできることをしていこうかな。
制度上で変えて欲しいことは、陳情でもして少しずつお願いして変わるといい。

ここ10年ほど教育は、民間の制度に準拠しすぎです。
教育業に求められる、研究と修養に絶えず努めることが見捨てられてきています。
企業と全く違う教師の特殊性の部分です。

さて、明日も嫌だけど出勤しようかな。
みなさんも無理せず、のんびり続けていきましょう。