3学期は子供から先生の評価がわかる時期です
恥ずかしながら、自称自分が子供にとってよい教員だ!と思う瞬間があります。それが、子供から「一緒にいると楽しい。」「先生に会えないからつまらなかった。」といった声が長期休暇や連休明けから聞かれることです。
まず、自分たちからそういった言葉を私に言える人間関係が嬉しい。嫌なこと・嬉しいこと・家の秘密何でも話をしてくれるようになります。
そして、学年を問わずいろいろなことに気が利く子供達が人気の先生と人気でない先生の選別を行います。
私が、自分の担当学年以外からおおむね言われる言葉は「先生人気者だね。」「来年は担任になってください。」「華丸先生のクラスだったらいいのになぁ。」「ほかの学年の子供たちにもやさしい」です。
返す言葉は、「そんなこと言ってくれると嬉しいなぁ。」です。
気をつけないと周りの先生を傷つけることになります。
「来年は担任になってください。」「華丸先生のクラスだったらいいのに。」は、子供の状況がひょっとすると担任に対する不信感の可能性があります。先生たちから妬まれるのも嫌ですから、さらりとかわす。それが私のスタイルです。
私は子供達に褒め言葉をむやみにいいません
子供をほめるときに気をつけるのは、思ってもないことでわざわざほめないことです。褒め言葉を子供達に浴びせかけると、ほめる先生の顔色ばかり伺う子供になります。
一種の調教ですね。子供を操作しようとする意図があれば、褒めちぎればいいでしょう。
褒められない子供は疎外感を味わうと共に孤立感を味わいます。
むやみやたらに万遍なく褒め続けると、さらに教師が子供をコントロールすることになるでしょう。
おかしな雰囲気の学級はこうして作られます。
では、ほめてはいけないのでしょうか?
学習面や行動の強化として効果的にほめる力をつけましょう。
望ましい行動を身につけさせるためにほめることは子供の成長に直結します。問題が解けたときにほめる。いい行動をしたときにはほめる。
教師のつまらない自尊心をみたすための褒め言葉との違いは、自分が担任でなくなっても、解けた経験について褒められているので、一人でも頑張っていける子供たちになります。
これを自立といいます。
そして先生もほめられたときには、ふと考えてみること
「先生、人気者だね。」の言葉が、ひょっとすると先生をコントロールしようとしているのかも?と思う姿勢は大切です。やさしく「ありがとう。」「うれしいよ。」と返す率直さを示しましょう。「厳しいけど、教え方もうまい、やさしい先生」これが私の好きな評価の1つです。
今は「冗談をいってくれて、教え方がうまくて、やさしい、人気のある先生」です。
冗談が面白くて!とならないところが不満ですが、これも評価です。
保護者が管理職が教師を評価するのではない。子供達の言葉こそが評価です。
もう少しがんばって!となる先生の評価の言葉
「あの先生はすぐ叩くからいやなんだ。」「いつも大きな声でいうからいやなんだ。」「自分の家族のことばっかり授業中に話をする。」「えこひいきをする。(男子だけ女子だけ)」「あの先生自分が間違っていても謝らない」我流ではなく、うまくいっている人の指導をみて、子供達から評価が受けられる先生になれるといいですね。