聞き流すつもり、なんて恐ろしい!
最後の学級懇談会のテーマと気持ちが楽になる方法を読めば懇談会の方法はわかります。上記記事の後半部分のリライトになります。
最後の学級懇談会に先生方の中には、緊張して仕方がない人もいることでしょう。
そんな真面目な人にとっては、聞き流すつもりで保護者の人の話を聞いていればよろしい。
聞き流すつもりという力の抜き方ができない人は傷つきやすくなります。
本記事の最後が苦情に聞こえたときのトラブルシューティングです。
どうして最後の懇談会は聞き流し(力を抜く)でいいの?
まず、聞き流しなんて、できないって思う方の緊張感をほぐすためです。私も聞き流しが苦手です。
力を抜いてくださいと言われて力を抜ける人は少ないものです。
聞き流そうと思っても聞き流せないものです。
聞き流すつもり!と思うことで力が抜けるのです。
教師とはおそろしく真面目で臆病で傷つきやすい場にさらされている人なのです。
先生たちは、どちらかといえば、緊張しすぎて聞き逃すことが多いのではないでしょうか?
聞き逃すと困るから、聞き流すつもりで結果として話がよく聞ける。
聞き逃すと聞き流すのどちらがマシかといえば、聞き流すつもりで結局聞くほうがいい。
保護者の方からは普通は感謝の言葉がでます
苦情はいまだに気に入らない!と思う保護者の複雑な気持ち
最後の懇談会にまで残っていただける方は、時間の都合を何とかついて、かつ学級で話を聞いてもいいよという貴重な方々です。参加したくとも時間の都合がつけられないのが現代社会です。私は心からありがとうございます!と気持ちがつい力としてこもり、言いたいことが伝えきれないことがあります。
懇談会に残ってくれた人それは、
とっても大切な応援をしてくれた人、もしくはどうしても何かを伝えたい人です。
最後の懇談会で苦情に聞こえる発言を繰り返されても、解決できることは限定的です。
引き継ぎや、残りの1ヶ月気をつけて指導していけばそれでいいのです。
あと1ヶ月です。
できること、できないことに分けます。
できないことは、次年度への引き継ぎでお伝えすればいいことです。
先生の心の傷にしないことです。
懇談会に残る人が少なかったと傷つく
これは、低学年、高学年よりも保護者に学校への慣れのようなことが見られるからです。こういった事例は、中学年によくあります。4年生の場合2分の1成人式のような大きな行事を保護者の合意のもとに開催しておくと、残ってもらえる率は多くなります。名称はなんでもいいのですが、子供と保護者と学校がよかったという行事がベストです。
一般的な参観にすると3・4年生は無理に参加するほどのことがないので、残る人も減ります。
安心しているともいえます。関心がないと思われていると先生が思うと辛い。
確かに、先生への不信を突きつけるために無関心という結果になる可能性はあります。
本記事を読むような方は大丈夫。だって、わざわざこのような硬い記事を読んでいるから誠実さは伝わるはずです。
残る人を増やしたいという具体的な手立てを立てるときに
私は、最後の学級懇談会のテーマと気持ちが楽になる方法
にあるスライドや動画を作ることもあります。
その他として
私は、残ってくれた保護者のかた1人、1人に子供がさらに伸びるコツを
子供1人、1人の性格や実態を考えて、暗喩させていくことがあります。
直接的に言うよりも、気づきにつながることとうまくつながることが多いからです。
このブログを読むような人は間違いなく真面目です。
ですから、そのような人は聞き流すぐらいの気持ちで、聞いて落ち着いた対応という
保護者が本来してほしいと望んでいることを行動で示してみましょう。
苦情に聞こえたときのトラブルシューティング
最後の懇談会に苦情ということは、ほとんどないことですが心の傷を負わないために具体的な行動を示します。・・・さんともめた。来年はあの子と一緒はいや。
その後1ヶ月の人間関係を見ておいて引き継ぎとして伝える。
少なくとも保護者は今年は同じクラスでいい気持ちにはなっていない。
保護者の前で安易に学級編成で変えると言ったり、考慮事由にはしない。これをすると高学年の先生方が学級編成で苦しむことになります。成長の中であることなのか、人権事象に近いことなのか、いじめにつながりかねないフェアな関係ではないなどを見て必ず引き継ぐ。自分に見抜く力が弱くとも、伝えることで次の先生が新たな解決につなげることもあります。
・・・の宿題が多かった(少なかった)。
後1ヶ月で解決できることではない。
これは、1人の保護者の方の意見を通すと、今度は他の方が宿題の多い、少ないを言い出すことになります。
引き継ぎとして、「学年で宿題を統一する」、宿題の量が足りない人への自由課題を課すなどを口頭で参考意見として伝える。
みんなの奉仕者であって、一部の奉仕者ではないのです。
字が汚い
これは、後半の漢字ドリルや漢字ノートの解き直しやテストの見直しを後1ヶ月ていねいにみていきましょう。ただし、他のお子さんと同じ割合で見ていくことです。
学校に対する意見 英語はどのぐらいやるのですか?など
これは、学校長へ懇談会への報告として端的に伝えます。安易な受け答えはせず
「管理職にお伝えしておきますね」で終わりましょう。
学校運営方針は学校長が立てます。そして、保護者の意見を取り入れるのが学校です。私たちで判断はしない方がいいでしょう。
自分に対しての批判
お気に召さない点があったのだと思います。
しかし、教師が仕事をやめるほどのことはないということは覚えておきましょう。
傷つくのではなく、「そういう意見もあるのだな」と思いましょう。
何度か指摘があれば、おそらく改善したほうがいいことでしょう。それが自身の成長につながります。
しかし、今すぐに傷ついたり判断したりすることは賢明とはいえないでしょう。