授業を終えてから九九はあまりにも無策
算数は問題解決型の授業で進行することが多い教科です。意味を理解してから九九を暗唱する流れ。無理があります。
私たちは、かけ算の答えを思い浮かべるときに九九の暗唱から答えを導きだします。
小学校の算数の授業で
見通しの2ずつ増えていくなどでは、あまり浮かべません。
しかし、かけ算が浮かばないときには有効な方法です。
かけ算に限って言えば、
2年生で幼い子ども達に短期間に一気に九九を教えること
これは、子どもの発達段階を無視しています。
かけ算はこの順序がよい
優先すべきは暗唱して答えを導出することバックアップとして、問題解決型の算数の授業から「見通し」や考え方から答えをだす方法です。
重点割合は、暗唱90%、問題解決型から10%です。
今からかけ算を教えておくと暗唱が2年生のうちに定着する可能性が飛躍的に高まります。
家庭学習での九九の学びの順番
かけ算の指導順は、九九(1のだんから)→9のだんから→授業をはさんで→バラ九九でいい気がします。中国などではもっと簡単
中国式の九九表。日本式より少ない。中国人に日本式はなんでそんなに沢山覚える必要があるの?といわれた。昔からこの方式らしい。 pic.twitter.com/dQrGzhVRkc
— 藤田康介 (@mdfujita) September 28, 2016
正直、これが一番いいと思います。しかし、この方法を学校で指導すると賛否わかれてしまいます。
長期記憶の保持が苦手なお子さんや指導の順番として取り入れるのはいい方法だと思います。
学校現場で指導している本音でした。
保護者の皆様、教師の画一的な指導が最良とは限りません。
「確実に」九九を定着させるには何がベストかを考えてみることは大切です。
算数のわり算はかけ算の九九が最も大切な考え方になります。