年末や年度末にワックスがけや大掃除をすることが多いものです。子供達がいなくなってから机・イスを出してワックスをかける。ちょっと考えると、保護者の満足度をあげることができます。

保護者が教室を訪れたときに、最高の状態を保つべし

保護者の方も年に数回しか訪れない教室です。懇談会前、参観前に掃除をしていても、まだまだ掃除が足りないとなりがちです。「懇談会、参観の前の週にワックスをかけておく」たったこれだけで、保護者の方は「教室をきれいにしている先生だな」と印象が変わります。子供達も教室の雰囲気が変わり、新鮮な気持ちになります。年末に行い新年に教室に入り「きれいな教室!」とはなりにくいのですが、学期の途中であればワックスがけの前の教室が思い出しやすいので「きれいになった!」と声に出ることも多いものです。そのようなときに「教室をこの綺麗さを保とうね」と声かけをすると、子供の掃除への動機付けも大いに高まることでしょう。

ワックスがけの過程に教室の整理が含まれる

ワックスをかけるためには床をきれいに拭く必要があります。荷物も外に出すときに、思いも寄らない大きなごみを捨てていきます。これにより、元の教室の状態に戻すときにきれいになったり整理されたりします。年度末の書類や子供の作品などの渡し忘れも減ります。転勤前やクラス替えの前に大慌てで掃除をしてワックスをかけてしまうと先生自身の忘れ物や置き土産が残ることもあります。また、年度末にごみを大量に捨てることに気が引けて、つい捨ててもいい書類や教具を次の学校へ持ち込むこともあります。
ワックスがけを少し早めに行う。
たったこれだけで、整理のダンドリが楽々になりますよ。