2005年ごろから15年続けてきた、教え子のためのマスク購入ができない

 毎年冬になると、咳をする子供に自費であげていたマスク。今回の騒動で購入ができなくなりました。
本ブログでも2017年に記事にしていました。


 教室での子供同士の距離は、パーソナルスペースとしてありえない距離感です。人間も動物です。このぐらい距離が詰められると疲れるという距離まで近づいて教室で何時間も過ごします。
 咳をする子供に、ハンカチで口元をおさえてからくしゃみをしましょうと言ってもそれは難しいものです。不意に出てしまう、コントロールがうまくできないのが子供です。
正直、家庭で衛生的なハンカチを毎日用意するのが難しいことも知っています。
 ですから、マスクをそっと渡すようにしています。
自腹で辛いですが、教室に何かが蔓延するのは防げると思います。
子供のくしゃみはなかなか飛びます。
体をかがめて子供と話をする私の顔にかかることも割とあります。

自分のマスクはまだあるけれど

 教師である私のマスクを分けています。しかし、教師である私が万が一くしゃみをしてしまい、何か感染の引き金になると思うと、最低限は確保する必要があります。
子供たちの抵抗力は弱いのです。
 私は、子供たちと近い距離で話をするタイプの教員です。
子供たちは、私の手を触ったり、体を触ったりします。


振り払うのではなく、そこに優しい言葉を添えて、そっと手を離す。
あるいは、笑って握り返して終わる。
小さい子供です。どうしても、そうして自分を落ち着ける必要があるのです。
いわば、私の体がライナスの毛布になっていることもあります。
こういった子供の濃厚な接触を手洗い、うがいで対処したとしても、自分がもしも感染していれば、子供が苦しむことになる。
そう考えると、自分は何十年続けてきたマスクを外すことはできません。
自分用については、アルコール消毒して再利用も考えていますが、素人判断はできません。
マスクが生産安定の目処が立つまでは慎重に考えざるをえません。

今回のお話は・・・ウィルスのお話ではありません 

私が毎年、何十年も続けているマスクの自費購入。エチケット指導について、マスクが買えなくなっている現状にほとほと困っている記事です。
冬の病について子供たちをどのように守るのか・・・。
一人の教師の限界を感じています。