1.似たり寄ったりの市の研究。在野も・・・方式や個人崇拝の中であなたが真の研究に気がつくために
まぁ、分かる人には痛いほどわかる大学院の進め方。同じことをクルクルしてしまう学校現場の研究のお話。
教員歴が長くなると、校内研究や市内の研究が同じようなことしているなぁと思います。
・・・法とかzoomで開く・・・研究会に熱心に通っても教祖の思うがまま。
校内発言力の大きな人(教祖)に研究が左右される。
研究歴が長い人(教祖)によってその方の求める結果に沿ったものになる。
でも、仕方がありません。
私たち教員は、論文を読み込む習慣がありません。
校内紀要、教員集団の全国研究会などがせいぜいです。
できるだけ客観的で、誰でもできる(再現性)が高くなりそうなことを書いてみます。
これを読んで、教師教祖の教えから脱却して、事実や客観的成果から授業が組み立てられるようなヒントを書きます。
小学校で取り組む研究は、ほぼ教科教育法オンリーなので教科教育から。
2.素材の変化であろうとチャレンジカードであろうと実験条件を揃えて有意差をだそうね
別に逆上がりの指導に柔道の帯を使っても、クッション紐使っても素材を変えているだけ。逆上がり練習器を使っても先生が補助しても、回転感覚を身につけさせる目的では一緒です。
例えば、素材を変化させることで、運動量や技法の習得にどれほどの効果があったか有意差を出せばある程度意味があろうかと思います。
3.毎日、作文を出して書く力が伸びた。視写は絶対必要
うーん。個人の経験ですが作文を毎日出されると、私なら辛いですね。読書感想文も嫌いでした。
自分が興味を刺激されてつい書きたくなることなどは続きました。
運動会とか遠足ならかけるけど・・・。ですね。
まず、誰でも書ける作文のフォーマットをあげてほしいと思います。
研究発表を聞いていても、フォーマットや指導過程が分かりにくいことが多い。
多分、先生自身が毎日作文を書いておらず、フォーマットも定まっていない可能性もありますね。
人に厳しく、自分に甘くの先生多すぎ問題です。
例えば、指導フォーマットのあり・なしで作文の質的な内容に変化があったのかを調べる。あるいは、発言内容を数量化三類などでまとめますか?そんなあたりの話が聞いてみたい。
4.視写は絶対必要?
子どもたちを学力などを均等に割付して、指導方法を揃えた先生たちをそろえます。視写をしている群とそうでない群の2群に分けて調べてください。
発達段階の違いで、それが効率的かどうか。
また、子どもたちの気付きなどを自由記述で記して、質的に分析してください。
教科書の範囲をコピーしてはいけないの?書き込みでは違いがないのか?
ここまでは最低限調べてから教科教育を語ってください。
これなら読んでみたい。
5.教職大学院は指導主事の人の匂いがぷんぷんします
教職大学院は、教育委員会あがりの人が多く、講義も教育委員会の研修や修士論文も教育員会のよくある教員報告に似通ってきます。将来教師になる人には、ある意味いいかもしれません。
でも、それ現場で市の研修を受ければ同じですよ。しかも無料。
中央研修などに行くのもいい。
教職大学院の論文が簡易な統計、ただの報告書のようになっているときはもったいないと思います。
統計を身につけることは、苦痛ですが客観的に捉えるためには大切です。
見抜く力をつけるために必要なのが統計。
大学院に行く価値の1つだと思います。
私も得意ではないですが、必死に学びました。
6.できれば、統計をしっかり用いた研究をしている先生につくほうがいい
万が一、教職大学院で初歩の統計で博士号を取得した場合、結局客観的に寄りかかる方法が少なくなり、将来大学教員になった際に学生に指導できる幅がせまくなります。大学教員の能力の問題で、学生が受けることができる可能性を一気に広げたり、狭めたりすることになります。
ですから、大学院にすすまれる場合は、基礎研究をできるならしたほうがいい。取れるなら、博士号まですすまれるほうがいいと思います。最初は辛いでしょうが・・・。
7.質的研究って・・・
素晴らしい質的研究もあります。しかし、これって客観性はどうなんだろう?IF(インパクトファクター)はあるのだろうか。
論文に一定の価値はあるでしょう。
統計のある論文も質的論文も読みこなした上で、考えると価値があるかどうか見抜けるのだと思います。
読み手の能力が非常に問われることと思います。
無駄ではない。
しかし、ひょっとして個人の記録か主観的な論文はこの記事の1.に挙げた教祖を作り上げているのかもしれない。
個人の主観で、1の事実を100に膨らます。学校ではよく見られる現象です。
8.SNSの発言力のある人には、もっと注意を払いましょう。
私の反省点ですが、ブログやSNSで発信しているほど、足下がおろそかになっていると思います。私は、ちやほやされて勘違い。
ツイッターは刺激を好みますから、極端な盛り盛りな発言が大きな「いいね」をうみます。
フォロアー数の多い人が正しいと思いがちです。
客観的な事実よりも、SNSフォロアー数の多さや本をだしているなどで「すごい人」と錯覚してしまいます。
頻繁にツイッターなどで発言すれば、それなりにフォロアーは増えます。
同じ仕事をしていて思うのは、その時間ってどこからきてるの?
子どもにかかる時間を削ってはいないだろうか。
私がツイッターに夢中になっているときは、いつも頭をよぎります。
9.有名人の質的研究も魔力がある
質的研究も権威のある人が書くと「事実」だと私は、勘違いしがちです。教祖によって膨大なあなたの時間を奪う魔法をかけてきます。
あなたの命といってもいいでしょう。これが消費されているのです。
同じ時間の消費であれば、YOU TUBEで実況動画を見ているほうがマシかもしれません。
目の前の子どもに寄り添った指導をする。そのために効果の高い資料を見出したい。
それならば、統計を含む論文を読み込む力を教師は身につけること
大切な時間(人生)を発言の目立つ人に奪われることがありませんように。
お気をつけて。
10.教育技術でいいよ
教員の欲しい情報は、今日の授業をよく、明日の授業をさらによく、今年の授業をさらに!多くは、テクニックが欲しいのでしょう。
その段階であれば、教育雑誌と「明日から役立つ」といったコンセプトの本がいいかと思います。
11.無理しなくていいけど、大学院に進学するならば・・・
大学院に進学する際は、6.の先生を見つけ、一見回り道に見えますが、修了後には大きな力になる研究手法を身につけられることをおすすめします。がんばろうね。