カテゴリ:授業のコツ > 理科
やったことないや!!子どもたちもドキドキ?DNAの抽出
DNAの抽出を教えていただきました。中学校の教科書では、ブロッコリーがのっていますが、たまねぎで行なっています。
事前準備
発芽種子を70%エタノールに浸して貯蔵する。
酢酸オルセイン(染色)と1Nの塩酸(細胞の分離)を、1対2で混合した溶液に、発根種子を3時間程度冷やす。
発根種子を水洗いし、保存瓶やシャーレの水に浸して冷蔵庫で保存する。
材料は
玉ねぎで抽出する。
試薬は
10%の塩化ナトリウム水溶液
中性洗剤(界面活性剤)台所用の洗剤JOYなど
エタノール
器具
乳ばち・乳棒・ビーカー・ロート・お茶パック・コーヒーフィルター
すべての手順を低温でおこなうこと
1.
材料をすりつぶす。
2.
お茶パックとコーヒーフィルターでろ過し、10mLを計り取る。
3.
10%の塩化ナトリウム水溶液に中性洗剤2mLを加えて静かに加える。
DNAは水には溶けるが、アルコールは解けない。この性質を利用してDNAを析出させる。
スライドグラスの上からおさえてつぶして
カバーガラスをあけてアセトオルセインを1滴
お茶パックにたまねぎのミキサーしたものをいれて、コーヒーフィルターでこしとる。細胞膜を壊すために、中性洗剤がいる。
そのあとにエタノールを加える。
中学校3年理科九条太ネギの体細胞分裂の様子をみよう。
子どもに聞かれたらどうする? 二酸化炭素の抑制はいらない?必要?
地球温暖化に対して、世界全体で二酸化炭素の抑制に取り組んでいるのに、たまに二酸化炭素の抑制はいらないといわれる方がいます。
それぞれの意見をまとめてみました。
二酸化炭素抑制は必要
この数十年の人間の活動によって、大気中の二酸化炭素が増えたことから抑制する必要がある。
二酸化炭素抑制は必要がない
地球は氷河期に向かいつつあるので、こんなのは一時的なことなので必要は無い。
混乱したので専門の先生に聞いてみました。
答え
時間のスパンでとらえるといい。
何百万年単位でみるか数十年から数百年単位からみるかの話
地球史でみたとき
何百万年単位では、氷河期にはいりつつある。
何十年単位では、
人間の活動によって二酸化炭素が激増している。
なるほど、私たちの世代から当分の間は、二酸化炭素の増加は問題になる。
でも、人間が絶滅しようとしまいとどうでもいい立場ならば、いつかは氷河期に入るから大丈夫。火山活動で二酸化炭素増加が起きることもあるしどうこういってもしかたがない。
そういう意味なのかなと聞こえました。
子どもに聞かれたときのご参考に
顕微鏡の使い方を学ぶついでにミジンコの大きさを観察しよう。
5年理科 顕微鏡の使い方
教科書通り教えるなら、検索でたくさんみつかります(例えばこちら)。でも、顕微鏡を使って何を観ると子ども達は喜ぶのでしょう?クンショウモ?
ミカヅキモ?
いいえ
ミジンコやゾウリムシです!
動く生き物って子ども達には魅力的なようです。
ミジンコはタイムカプセルをもっている
乾燥にも凍結にも耐えることができるいわばタイムカプセルといえる耐久卵なのです。。
ミジンコの耐久卵は、母親の脱皮時に産み落とされて湖底に沈みます。
ゾウミジンコの耐久卵が35年間たってから孵化した事例もあります。
ミジンコの耐久卵は、母親の脱皮時に産み落とされて湖底に沈みます。
ゾウミジンコの耐久卵が35年間たってから孵化した事例もあります。
ミジンコの耐久卵はタイムカプセルといえます。
環境の悪化などで、両生生殖が必要になる場面もあります。
ミジンコは単為生殖で増える場合もあり、受精を必要としません。
20度の培養したで1匹をビーカーで飼育すると4日後に約20頭の子どもをうむといわれています。
水温とミジンコの大きさの意外な関係
水温が高くなるとミジンコが小さくなるそうです。
カブトミジンコを15度で飼育すると1.51mm25度では、11.12mm
と水温の上昇で26%小さくなる。30度以上では飼育ができない。
好き嫌いは分かれますが、この後飼育するメダカのえさとしてミジンコは育てることができます。少し残酷ですが、メダカにとってはいわば活け造りか生で踊り食いという嬉しいえさになるはずです。生命の大切さは十分に指導した上で、食物連鎖の前ふりとして説明してえさとして育てる方法もあります。
ミジンコ入りの土がインターネットで販売されていますので、今から孵化させてみると顕微鏡でとっておきの観察ができると思います。
好き嫌いは分かれますが、この後飼育するメダカのえさとしてミジンコは育てることができます。少し残酷ですが、メダカにとってはいわば活け造りか生で踊り食いという嬉しいえさになるはずです。生命の大切さは十分に指導した上で、食物連鎖の前ふりとして説明してえさとして育てる方法もあります。
ミジンコ入りの土がインターネットで販売されていますので、今から孵化させてみると顕微鏡でとっておきの観察ができると思います。