華丸先生の連絡帳

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カテゴリ:授業のコツ > 体育と運動会

近頃、朝晩は少し涼しくなってきました。
クーラーを使わずに勉強する日もでてきたのでは?と思います。

さて、ではみなさんの学級の児童を思い返してください。
外遊びに行っていますか??


夏は暑いので中々行かないこともあったと思いますが、段々と涼しくなってきた今
チャンスです。
是非、外遊びに行こうと声かけしましょう。

私は「スポーツの秋」と銘打って、一日一回は遊びに出ましょうとクラスの特別ルールをつくります。
でも外遊びが苦手な子もいますよね。

レパートリーを持っておきたいですね。
・鬼ごっこ(変わり鬼・ふえ鬼・こおり鬼)
・けいどろ
・ドッヂボール
・なわとび
・鉄棒
・大縄
などなど

先生もできそうなら是非遊んであげてください。きっと喜びます。
特に行きたがらない子も、先生が行くならと言って、きてくれる子もいます。


子ども達はエネルギーに溢れています。外に行かないことで、大人しく過ごしてくれたらいいですが、
廊下で鬼ごっこをしたり、教室で暴れたり、陰でコソコソと良くないことをしたり、
あまり良い方向に向かないことがあります。

また、これから段々と寒くなりますので、9月や10月は外遊びをさせるラストチャンスです。
今の間に外遊びを習慣化すれば、寒くなっても行こうかなとなってくれる子もいます。

是非、秋の間に外遊びをすすめてみてください。









 

さて、8月も半ばですね。
2学期の用意していきたいところです。

2学期といえば運動会。
9月から練習がはじまる学校も多いのでは?  

運動会のダンスの練習で気をつけておきたいことを紹介します。
当たり前のことも含まれているのでご了承ください。


まずは、ダンスは可能であれば2人でやる方がいいでしょう。
一人が踊り、一人が口答で動きを示していきます。

踊る際は鏡のように左右逆にして踊る方がいいですが、
大変なら教師が正しい動きをして、子ども達に逆で覚えさせたらいいです。

口答で指導するときは、1・2・3・4とカウントをしてあげて、
8カウントで1区切りをつけて振りを入れていきます。


そのときに動作を具体的に口答で言ってあげたり、動作に名前をつけてあげたり(両手を広げる→パーなど)すると子どもたちも覚えやすいですね。

また振りを考える際には過去の記事が参考になりますので、
ご覧ください。動画もあります。
      ↓
ダンスは苦手!運動会の練習どうやってする?2 −団体演技−



よく見せたいなら、振りは大きくです。 
運動場はとにかく広いので、大げさなくらいでちょうどいい。
また手や足はしっかりと伸ばすことも意識させたいですね。
「指の先までピンと伸ばしてごらん」などと言うと子どもたちも意識しやすいですね。

また、中学年くらいになると、重心移動も大切になります。
前から後ろや左から右など、体重をかける中心を移動させると、
より迫力のある大きな動きに見えるので、
まずは重心を移動させることを練習して感覚を掴ませることも大事です。


陣形移動もあると思います。
アルゴリズムの様にグループによって動きが違う場合は
赤白帽で赤と白でチーム分けすると分かりやすいですね。

最後に、子ども達は子ども達なりに頑張っています。
できるだけ褒める指導をしてあげてください。

本来、ダンスは音楽を聞いて自然と体が動き出すというものです。
つまり、楽しくあるべきものです。
それが厳しい指導で、「辛いもの」となってしまうのは悲しいですよね。
もちろん、部活動やクラブチームでやるなら別ですが、あくまで学校教育です。
体育は生涯にわたって身体を動かしたい、運動は楽しいからしたいと子どもたちが思うための授業でもあります。保護者に見せる見せるという意識が強くなりすぎて、目的を見失わないようにしたいですね。


9月は暑いですし、きっとだれてしまう場面もあると思います。
こまめに水分補給をして、熱中症を予防して、
楽しく進めていけたらいいですね。














 

水泳指導をしていて、泳ぎ方のポイントを示しても、
子どもたちがイメージしにくかったりすると思います。
そこで、動画を子ども達に見せてイメージを持たせることは有効な手だてかと思います。

いくつか紹介しておきます。


 
クロールのコツ


息つぎのコツ


高学年 指導法


中学年 指導法


低学年 指導法


NHKの「体育のすけ」でも水泳の映像があります。とてもわかりやすいので、
是非子ども達と見てみてください。 

さて中学年以上になると、バタ足やクロールでの指導が必要となります。

まずは子どもたちがどの程度までできるか把握しましょう。


①水に顔をつけれない
②伏し浮きが上手くいかない
③バタ足が上手くいかない
④息つぎが上手くいかない
 
大きくはこれくらいの観点があればいいかなと思います。

①について
水に慣れていないので、楽しく慣れたいですね。
たとえば、口までつかってブクブクーや鼻まで、目まで、頭全部というように
段階をつけていきましょう。
先生も一緒にもぐってポーズをして、どんなポーズしてますか?
というように水中で目をあける練習をさせます。 
水中でフラフープをくぐらせるなどもいいでしょう。

②について
伏し浮きができない子は顔が上がっていることが多いので、
顔をしっかり水中に入れるように指導します。
おへそをしっかり見るようにと言います。
力はいれすぎないように、少しずつ脱力させていきます。
クラゲ浮きやだるま浮きを使いながら脱力の状態をつかませます。

伏し浮きができるようになったら、け伸びを練習します。
壁をしっかり蹴るように指導します。

③について
バタ足が苦手な子はひざ下からバタ足をしてしまっています。
そんなときは大体水しぶきが大きく立ちます。
バタ足は足の付け根から足全体で動かしていきます。
イメージが湧かない場合は、教師が足をもってあげて動かしてあげます。 

④について
息つぎは吸うことよりも吐くことが大切です。
水中でしっかりと息を吐く練習をします。
まずは立位の状態で、水中で息を吐かせます。
鼻から泡を出せるように、ペアなどで確認をさせます。
慣れたら、ブクブクパっと吐いて吸う動作をさせます。

パ(吸うとき)の動作はまだ、吐き残しがあるので
パというよりは、パッアーという音で教えます。
パッでしっかりと吐き残しを吐いてから、次のアーでしっかりと吸います。

これをプールの壁を持ちながらまずは練習。次はバタ足をつけながら、
その次はビート板を使って歩いて息つぎ、
クロールの腕をつけてビート板
ビート板バタ足つき
ビート板なしというように段階を踏んで進めていきましょう。

時間も限られているので、その子に応じた指導をピンポイントに指導したいですね。












 

 

さて、水泳が始まると毎回やることが水慣れですね。

どんな風に進めるか、もう考えていますか??



プールに入る前に足をバタバタさせて、後ろ向きなどで入らせます。

初めは肩までつからせて、顔を洗う程度にしておきます。



入ればペアなどを組ませて、水のかけあいなどをします。(消防士さん目の前が火事です。火消しだーというようにすれば少し面白いですね)

潜らせるには、水中じゃんけんなどは適しています。(子どもたちは大好きです)
水中にらめっこをさせるときもあります。
水中でハイタッチなど、色々させると楽しいですね。


次は浮きの動作をします。 伏し浮きやクラゲ浮き(クラゲのようにプカプカと浮かせる) 
だるま浮きなどをします。

その後、けのび、バタ足、クロールと段階ごとに進めていきます。

けのびではしっかりと壁を蹴るように指導します。それだけでかなり進みます。
浮くためには、おへそを見るようにして顔が上がってこないように指導します。 


クロールやバタ足についての指導法は次回お伝えします。





 

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