華丸先生の連絡帳

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カテゴリ:授業のコツ > 国語

大きな賞につながった林真理子さんの踏ん張り

 林真理子さんは、今時の人にはあまり受けない人かもしれません。
しかし、頑張る大切さや勢い、根性といった一踏ん張りの参考になります。

自費で山上ホテルで缶詰で文章を書く

 編集者が予約してくれたホテル。しかし、自費だったようです。
私は、この考え方がとっても好きです。
私もかって、仕事が詰まってきたときは、近場のホテルにとまり仕事の時間を捻出しました。
しかし、そんないいホテルではなかった。

林真理子さんは素敵だ。だから真似をする

 私も、ホテルに泊まって原稿を仕上げてみたい
林真理子さんのように。

何か自分を変えたいときには、踏ん張りも大切
林真理子さんに刺激を受けて頑張ろう。と思う。

楽しく教える、夢中に自然と読みを学ぶ子どもにする方法


真面目な先生のツイートを見て、びっくりしました。
今日勉強した漢字のテキストに書いてあったこと。

「漢字1字は訓、2字は音読みを原則。しかし、独特な読み方をする語が多く、
【とにかく覚えるしかない】」

結局漢字は覚えるしかないそうです。

このように、乱暴な物言いの本や言葉に納得してしまうのはもったいない!
私が、漢字の読みの指導をするときの工夫をご紹介します。

楽しい漢字の読みの指導方法

黒板に漢字を子どもに書かせて、2人組で漢字をどちらが早く発見できるかで遊ぶ。
読みの勉強とゲームになります。

楽しい漢字の読みの指導方法を教育技術を3行でいうと?

1.子どもに漢字を書かせる。
2.2人1組で漢字の読み早見つけゲームをする。
3.読みを楽しみながら覚えていきます。

1.はじめに
それまでに習った漢字と指導したばかりの新出漢字を黒板の好きなところに書かせます。
書く時間は、例えば早く漢字が終わって時間がある子どもから順番に3つほど書かせるといいでしょう。
字の大きさは自由ですが、ていねいに書くように指導します。
できるだけ、全員が黒板に漢字をかけるようにします。漢字ドリルや国語の教科書から書いてもいいことにします。

2.次に
2人1組でペアを組みます。座席の隣同士などで十分です。
私はハエ叩きを持たせます。
先生が、黒板に書いている漢字をいいます。
子供たちはその読みの漢字をはやく叩いたほうの勝ちです。

見つけることができないときは?

国語の教科書や漢字ドリルから探しても構いません。

文章で読んでも良いか
漢字ドリルなどに書いている例文
教科書の中の一文で、黒板に書かれている漢字を読むのもいいでしょう。

3.最後に
勝った子ども同士で勝負して1位を目指します。
待っている子供達も「あそこに漢字書いているよ」と夢中になって読みを探します。
読みができない子供も答えを聞いて必死に覚えていきます。

「ただ、やみくもに覚えなさい」
せっかく先生が本を読んで学ぼうと思ったときに、そういう言いぶりの本にあたると先生がかわいそうです。

参観で子供に手紙を書かせる手順

手紙をノートに下書きさせる

1行ごとに文を開けてかかせます。

書かせたノートを持って来させる
子供と話をしながら、詳しく聞いていきます。
その内容をこの空いている1行に追記してあげます(子供によっては自分でメモをさせていきます)

文章を読ませる

ゆっくりと大きな声で読ませて予定時間(だいたいは1分になります)で読めるか確認させます。
読める自信がある子供が出てきたら個別に聞きます(このときはあまり周りの子に聞かれない様にするとサプライズ感がでます。しかし、無理をせず)

1分で読める様になれば、お手紙下書きに書かせます。
書き方の例は先生で示して、手紙のバランスをよく書かせます。

誤字・脱字の最終確認

下書きのバランスと誤字脱字を確認します。赤でいれます
おっけーであれば、本書きをさせます

清書

1時間ほどかけて、ていねいに書き上げさせます。字のバランスが悪い子は、先生が薄く鉛筆でかいてなぞらせます。

ここまでは最低限指導しておきましょう。

 手紙を書かせる授業は、国語の1年間のまとめを発表しようといった内容と被せて指導することができます。つまり、指導時間が確保できるということです。
その上で、子供たち一人一人から一番ネガティブだったこと(悲しい、悔しい、嫌など)といくつか一番ポジティブ(よかった、嬉しい、楽しい)ことを聞いておきます。

感動させるお手紙にするとき


 はじめ
お父さん、お母さん
今日は参観に来てくれてありがとう。

なかの1つ
・・のとき、・・・なことがあってお母さんを困らせてしまったね。あのときは言えなかったけどごめんね。

なかの2つ
お父さんと一緒にいたときに一番楽しいことは、なんといっても・・・です。
(お母さんのこともいれる、バランスをとります)
・・な家にうまれて僕は幸せです。

終わり
お父さん、お母さんこれからもよろしくね

文章の構成としては、子供とお家の人だけが知っているストーリーを情景豊かに書いていくことが大切です。
言葉で発表してしまうとどうしても消えてしまいますが、文章にするといつでも読み返すことができる。
あのときのあの情景が思い浮かぶほど詳しく書くと、一生物になりますよ。


 参観が近づいてきました。2分の1成人式や学習発表で手紙を書かせることがよくあります。そのときのコツや注意点を教えましょう。

子供の家庭の実態をおさえておく

一番大切なことです。お父さんだけ、お母さんだけ、祖父母だけなど家庭環境は様々です。
ですから、みんなちがっていい!家庭環境もみんなちがうもの、離婚は珍しいことではないという話は十分にしておきます。その上で、無理のない範囲で書きやすい保護者の方への手紙を書いてみませんか?とやんわりと声かけをします。
なやむ人は先生に聞いてね(相談してね)。と声かけをしてから手紙の指導を始めます。

 お世話になったことを書かせると泣かせる手紙になりやすい
1週間に1度ほど生まれた時のこと、3歳までのこと、4−6歳までのこと、1年ー6年までと家庭へのインタビューなどを通じて少しずつ書き溜めていきます。

インタビューで書いてきた内容は発表したい子は、発表するように声かけをする
強制的に言わなくていいということは十分に伝えておきましょう。
「言いたくないな」と思っている子供もいます。
しかし、発表することで「あるある」とうなずく子供も増えて、「こんなこと書いてみたいな」となる子供もいます。

信頼関係が築けていない学級の場合

小学校の学校生活のことだけに限って書かせるようにします。この場合ですと、家庭環境まで触れないので安全度が高くなります。

小さいときは文章で書き表すことができなかった子供たちも2年生以降になると親への感謝、お世話になったことを文章化することが大切となります。
これにより、客観視(メタ認知)する力もつきます。
また、保護者の方にとっても子供たちの成長を知る機会となることでしょう。
お手紙を書かせて読ませるとなると困難やハードルは高くなります。
しかし、子供の自分のルーツや生きてきたことについて振り返る時間を持ち文章にすることは大切な教育です。
指導は、10年ほど前と比べて相当難しくなりました。
無理をなされず

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