華丸先生の連絡帳

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カテゴリ:授業のコツ > 国語

ゴールデンウィークを過ぎると、はじめて書道に取り組むことも多くなります。
片付けや準備などに時間がかかるわりに単調さが出てしまいがちなので、単調さを防ぐ方法3つ

オーソドックスパターン1

  1.  見本をみないで自分でかかせる。
  2. 筆先をそろえて筆で手本と同じところに○・だめなところに✖︎をかかせる。(この筆先をそろえて○・✖︎を書くこと自体が筆の練習になります。)
  3. ○・✖︎をつけて、次に書くときに頑張らないといけないところを書く。
  4. 清書をする。

オーソドックスパターンの続き

  1. 教室の机の一列ごとに全員が書き上がった習字の作品をもってこさせる。
  2. よいところを探させる(太さ・形)
そこを考えさせることでポイントがわかる。

その他小技


 黒板をチョークをつかって一面、白くする。
黒板消し(雑巾でもよい)で字を書く。
大きな筆を水にぬらして、書く(黒板が傷みやすいので、習字用の黒板を用いるほうがよい。)


その他
字は縦長の方がきれいにみえやすい。
新聞に朱書きをするときれいに見える。
筆の運筆については「おしり」「ドシン」といったわかりやすいいい方をつかおう。
水書板を使って子どもと一緒に書くのも方法です。) 



 音読発表会までに読んでばかりだと単調になるので、そうならないための方法


音読の授業のはじめに

  1. 音読の種類を教えます。
  2. 黒板に日付と単元の題名を書きます。
  3. めあてに音読には、いくつかの種類がある。一斉音読(みんなで読む)・微音読(小さい声でよむ)・心読(唇だけ動かして読む。)・黙読(声に出さずに読む)と書きます。

ではパターン1です。試して見ましょう。

  1. 一斉音読をします。
  2. 立って読ませる(バラバラに読む音読)。終われば座らせる。
  3. 座って読ませる(読み終われば本を立てるように声をかける。)。
  4. 座って読ませる(読み終われば本をおろしてよませる。)
子どもの読むスピードやつまずきがひとめでわかります。しかし、遅い子どもは気にせずに終わりと言われたら終わりでいいよと声をかけることは忘れずにいきましょう。

単調な音読にならないためのパターン2

  1. 字の読めない子ども・テンポがわからない子どもがテンポをつかむことができるように、指導者と一緒に読みます。
  2. 微音読で読ませます。大き過ぎない程度の声で読ませるといいです。
  3. 心読(唇だけを動かして読ませる。)
  4. 黙読でよませる。

読み方の指導(パターン1か2)が終われば

グループで読ませるように配分を決めたり、視写したところから読み方に気をつけることをメモさせたりしながら音読発表会に向けて準備をします。
先生は、周りながら音読を聞いて、黒板にはるような作り物なども同時に作っていくといいですよ。
高学年なら、張り物(黒板にはるもの)を子どもと作るのも楽しいものですね!




 4月の国語の学習は音読をテーマとした教材が多いですね。
4月に学習参観がある場合は音読発表会をするのが楽かもしれません。

子どもには、すぐに音読ができる子どもももたつく子どももいます。先生や友達には言えないけど、文字が読めない・漢字が読めない子もいます。そんな子のことも考えた音読の授業。


音読の単元のはじめに

  1. 鉛筆をもちます。
  2. 音読をします(CDでもよい)ので、読めない字や読むことが上手になりたい人は少しでも気になった漢字にはふりがなをうちます。
そうすると、全員が文章のリズムを感じながら、読めない文字や自信のない字にふりがなをふることで、家庭の音読で保護者のかたに叱られることも減ります。

音読2回目

1.文章理解を得るためには何度も聞くことが大切です。次のめあては、
2.黒板にめあてと書いて、話を聞いた感想を書こう。とします。
3.そうすると、登場人物の気持ちや自分ならどうするか・この文章がいいたいことは何かなどめあてにもちながらお話を聞くことができます。
4.子どもから3.の話が出ない場合は、黒板に例えば3.のようなことを意識して聞いてみようと書いておくといいでしょう。

そして感想を書かせる。これで1時間は効率的に進みます。
感想はなかなか書けない場合もありますから、その場合は書かせる時間を取ってからすぐにそれぞれに発表をさせて書いていないことでも発表していいよといいます。さらに、友達の話を聞いて「なるほど」と思ったことや「新たに浮かんだ考え」を発表してみよう。というと記述では難しい子どももがんばって発表することができます。
発表が苦手な子どもは書いて表現することができますね。


まだ時間があれば、気に入ったところを視写(文章を見て書く。)させるといいでしょう。

簡単だけど、子どもの立場ではふりがなを気にせずにうてることや初読で感想を書くよりは楽です。





 


生きる    
谷川 俊太郎          
http://zawameki.org/poem/poem2.html
↑詩の内容はこちらを


6年生の国語で勉強する詩ですね。とても有名ですよね。自然の美しさや当たり前に思うことなどの中に「生」があることを実感させたり、詩を読んでの感じ方の違いを味わったりとあらゆる実践が行われています。6年生はこれから小学校を卒業して羽ばたいていく、そんな時期だからこそ、この詩を学習することは大切なんだろうと思います。

そこで、この詩を学習した後、一人一行、「生きている」を実感できることを考えさせて書かせて、それらを繋げて、そのクラスのオリジナルの「生きる」を作ることはどうでしょうか。子どもたちの等身大の言葉を使って作られた詩はその子たちに響く良い詩となるでしょう。

自分自身の生きるについて考えることもできる、まさにアクティブラーニングかと思います。卒業式に朗読する用でもいいですし、何より思い出づくりにピッタリですね。よかったらお試しください。

学年便りの国語行事がチエックリストに記入されているかみてみましょう。
そして以下の項目にわけて考えます。エクセルなら、その項目ごとにまとめると便利です。手書きの場合は、上に以下の項目をわりふり成績を考えます。あるいは各学校の通知表の観点がいいです。
A 話すこと・聞くこと
B 書くこと
C 読むこと
〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕
各学年の月ごとの学習がどこにあたるかあてはめればいいのですが、どうしようもない場合

A話すこと・聞くこと
・スピーチ・発表会などの記録を探します。おおむね学期のはじめのほうに行うことが多いです。
・日頃の子どもの記録
B 書くこと
・国語のノート
・漢字ドリル
・漢字ノート
・硬筆
・書写などの成績をつけてまとめます。
何よりも日頃の子どもの記録も大切に。

C 読むこと
・学期のはじめのほうに多いです。
・音読の保護者評価など

 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕
落語・古典などです。 重要ですが、意識が薄いかと思います。昔話の読み聞かせなどでもいいので取り組みが大事です。
読書記録などもあります。

ノートの成績などは7段階ぐらいに評価をつけて得点化しておくこともあります。(どのぐらいの割合を評価するのかで変わります。)
その他 Aなどつけた数がいくつあるかで決める方法もあります。(評価の割合がどうなのかという問題がありますので気をつけてください。習字の評価と漢字ドリル全部の評価が同じだと授業バランスとしておかしいと思います。
テスト●割 その他●割など学年会の方針でつけたり、評価とせずに観点としてみたりという形にします。
どうしようもない場合は、得点化して、テスト●割・ノート●割など、また取り組んだ時間に応じてある程度割合を変えます。決めてからつけておくと保護者の人になぜこのような成績なのかと聞かれたときに、今学期はテストを○割でつけてノートを○割でつけています。△さんの場合、ノートが取れていないことが多かったので、評価としては残念だったかもしれません。学習状況は〜(いいことを指摘)なので、次は見開き1ページのノート作りなどで学習のまとめ方の力をつけるといいですね。など説明できるようにします。
みるのは、子どもの到達状況で伝える相手は保護者の方です。
学校での評価の取り決めがあるときは、かならず合わせます。おかしいと思えば、会議で発言して変えましょう。
ていねいに、子どもの発言や記録をまとめてがんばれるといいですね。
やばいときは、まずは成績をまとめておくといいですよ。(後は職場であわせること。)
 
 

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