華丸先生の連絡帳

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カテゴリ:授業のコツ > 道徳

道徳で時間を作り出す方法

道徳の授業通り進めると評価がギリギリになる

どうしても1週間に1回ずつ進めると評価がギリギリになります。
文量の多い教科になります。
そこで、できれば週に2時間という計画に変更して早めに評価につなげるのもひとつです。
3月になりますと、国語や算数は復習に入ってきます。時間があまるわけですから、そのスキにサクッと進めてしまいましょう。








 

成績つけが間に合わなくて、お尻に火がつきそう

お尻に火がついて燃え尽きる前に、道徳を終わらせましょう。
小学校の先生2大負担の1つ道徳の評価。
あとひとつは所見ですよね。
道徳の評価は、教科書会社で意外とていねいに解説してくれています。
ICT時代、おそろしい子・・・。

道徳ノートの色分けには意味がある。日文の道徳

ピンク 「主として自分自身に関すること」
オレンジ 「主として人との関わりに関すること」
ブルー 「主として集団や社会との関わりに関すること」 
グリーン 「主として生命や自然,崇高なものとの関わりに関すること」

https://www.nichibun-g.co.jp/textbooks/s-doutoku/download/h30/h30s-dotoku_naiyo_thema02.pdf

これの意味するところは、色が同じところで記述や内容の深まりがあれば、それをかけばいいよってことですね。視覚的に分けてくれている。几帳面女子(男子)のノートみたいですね。
いちいち、全読みして道徳的価値を考えなくていい工夫がなされています。

道徳ノートを活用するだけで
通して見返していただくことにより,児童一人ひとりの,
 ・学年始めから学年末にかけての記述量
 ・道徳的価値についての理解の深まり
 ・友達の意見への興味・関心,把握の程度
 ・他教科の既習事項や自らの生活と関連づけた思考の深まり
 などの変容・成長を即座に把握していただけます。  これを通して,
 ・児童の成長を受け止め,認め,励ます個人内評価
 ・個々の内容項目ごとではない,大くくりなまとまりを踏まえた評価
 ・一年間の授業という長い期間の中で変容を見取ること
 に繋げていただけます。

https://www.nichibun-g.co.jp/textbooks/s-doutoku/download/h30/h30s-dotoku_naiyo_thema02.pdf

もうしびれてしまいますね。
まさにこれ!ですよ。ノート活用だけでここまでの効果。
1年の変容をみるにはノートが一番ですね。個々の内容項目で評価することは、題材に左右される可能性が相当高く危険なのですが、そうならない工夫がなされています。
ほめて、はげます個人内評価は・・・、指導者次第ですね。
記述量で豊かさをはかるのは、限界もありますが質的データってこうなりがちですね。
解釈は主観。
枠組みって大切ですね。ナイスな発想の人の指導ってこういった面がすごいのですね!

優等生道徳は学研

ビジュアル的にもわかりやすく美しいのが学研です。
評価の手がかりもすごい
学習ノート(ワークシート、感想文)
自己評価
授業の記録(エピソード)
見取り(観察、外部情報)
https://gakkokyoiku.gakken.co.jp/doutoku/start/evaluation/step2.html

このアドレスに書かれている評価方法は、全教科にも使えます。先生の力量が高まりますよ。

楽ばっかり書いてと思われそうなので、地獄も紹介

いまから、ここからで焦るならば、以下が参考に
これはHPや会社が悪いのではなくて、11月の段階でこんな基本から勉強しようとすると焦ります。
まずは、道徳の評価を書いてから冬休みにでも復習しましょう。もうねぇ、私はおやすみの日まで講義は聞きたくないのです。大事なことですから繰り返します。各社のHPの良し悪しではなく、11月の今のタイミングでみる資料は上の記事がおすすめってことですよ。
https://www.kobun.co.jp/tabid/518/Default.aspx
http://www.mitsumura-tosho.co.jp/tokubetsu_dotoku/class/vol01.html

最後の道徳の授業が終わるまで評価はつけられない? 

いえいえ、そんなことはありません。
逆に聞きましょう。
最後の授業を終えてから、書き始めて本当に子供の心情の変化を読みきれるのかな?

そろそろ週末出勤する先生も多いかと思います。
今日は道徳ノートを教室に置くように声かけをしておくと週末にのんびりと道徳の評価ができます。

道徳所見の文例はバレる。

検索をかけられた瞬間に、先生の評価はガタ落ちです。
そうならないために、ノートの子供の心情を評価に盛り込みましょう。

道徳の指導書は至宝。読む気にさせる方法を教えます。 

道徳の指導書は至宝です。なぜなら、指導の要素がすべてかかれています。
あの字の小さな読む気がしない指導書。
しかし、子供の道徳ノートを広げながらだと、いやいやではなく自然と読み込みます。
あっ、この題材はこういう意図があるんだ!
と隠れた秘密にも気がつきますが、何よりも所見に盛り込む言葉が湧き出てきます。
所見を書くには、道徳の学習指導要領や解説ではなく、何よりも指導書。
すごいよ、指導書!です。
どうせ週末出勤するなら、道徳の指導書を片手にさっさと書いてしまいましょう。

道徳ノートやワークシートをとじていこう

道徳が教科化したということは、教科書の内容を全部教えること。
評価をすることです。もうとにかくノートでふりかえりをみないといけません。
教科書会社には、道徳ノートがついています。
「必ず、すべて書かせましょう。」
実施状況調査などが入った時に、書いていないと指導の証拠が残りません。

道徳ノートをつける意味

道徳評価をするときに、子どもの授業中の発言だけですと
子どもが後になって「言った・言わない」の水掛け論になったときに不利になります。
子どもは、言ったことを忘れる子もいますし、そこを問うのは馬鹿げています。
それよりもノートを丹念におって評価すれば、子どもが「そんなこと言っていない」
と言い出しとときに、やさしく「道徳ノートに・・・と書いていたのでそれを書いたんだよ。」と優しく諭すことができます。
1学期に苦情がなくてもいきなりやってくるのが苦情です。しっかり根拠があればやさしく対応できます。根拠がないときは教員である自分に余裕がなく反応してしまいがちです。
落ち着いて誠実にね。
 

道徳の通知表の文例を考えよう(1)

思ったより書かなくてはいけない!

通知表に書くこと増えまくりですね。所見に総合に英語
道徳も!
道徳は心ですから、評価って難しすぎ!
しかも文章でかけって!
道徳の題材(作品のようなあのお話)を節度を指導していると考えながら教えるのは難易度高すぎます。
題材1つ1つに、テーマがありますよね。
そして、子供達がどのテーマについて強い関心を抱いたか・・・。
屁理屈はいえます(私は屁理屈のほうで評価しています。)。でも、働いて数年の先生がそこまでできるとは思えません。そこで、屁理屈と今から実際に書くことができる指導方法を教えます。

道徳の通知表を書くための屁理屈(吐きそうな気持ちになりますよね) 

ポートフォリオ評価をしましょう。
感想文・道徳ノート・心情の変化・最初の気持ちから題材をふれて変わっていった子供の変化を板書で表現しながら記録をしていく。このことを複数絡めて通知表の文章を書かせて評価していきます。
多面評価もしましょう。友達との意見交流を通じて変わった心情について記録をもとに評価をしていきます。私はさらに道徳ノートを中心に板書で子供にネームカードを貼らせて、最初の心情と題材に接したときの変化をネームカードの位置の移動で把握し記録しています。

今からは無理だ・・・。なんとか道徳の評価と通知表が書ける方法が欲しい

これは、人に言わないほうがいい方法でしょう。
道徳の授業で題材は10個ほどは授業されていると思います(10回は道徳の授業をしているよねって話です。していなくても書く上では大丈夫です。道徳の教科化の観点では実施していないのはよくないので、1年で必ず標準時数をこなしましょう。)

道徳の所見を書くまでに子供にかける時間2時間


用意するもの

作文用紙(なければA4の紙)
道徳の教科書

1時間目の主発問(子供にいうこと)

紙に出席番号と名前をかいてください。
1学期に学習した道徳の教科書の目次をあけましょう。
この中で1番こころに残ったテーマをみつけましょう。
それについて、どういったところがこころに残ったか、お話を読んで書いていきましょう。
友達の意見でよかったことも書きましょう。
手が動かない子供にはお話を選ばせるだけでもいいです。

道徳ノートを書かせている場合は最高です。
道徳ノートを見ながらかきましょう。
道徳ノートも開いた状態でその紙をはさませて出させます。
これで基本資料その1の完成です。
ここで書いてしまうと教師としてもダメですし、心情を扱う教科にしては危なすぎますのでご注意!
そうならないために2時間目の授業が肝心になります


2時間目は次回に続きます。


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