華丸先生の連絡帳

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カテゴリ:授業のコツ > 家庭科

池上彰さんは、新聞全紙に目を通すが弱点が露呈

 池上彰さんのニュースは、わかりやすい。全分野となると伝える精度がどうしても荒くなるのだと実感したのが、投資のニュース解説
池上彰さんの弱点は、経験をして語るところまでは至っていないことが増えてきたこと



資産形成経験があれば、投資と投機の違いは絶対に留意点としてあがる

投資信託に混じってFXを紹介したところは、「あっ、池上彰さん」投資経験不足だな。
と思いました。違ったらごめんなさい。
分かりやすい解説や大まかな説明としては素晴らしい。
FXを投資信託と並列であげるのではなく、できれば難易度の高い方法としてFXをあげたほうがよかったと思います。
お金に関することはもう少し丁寧にせめて金融庁の方にインタビューするなどがあるとさらにいい番組になるのだと思います。
私は投資愛があります。愛をもって行動する。そうすると、投資の説明という視点から池上彰さんも100点という完璧ではなく、誠実にできるだけ正確に伝えようとひたむきな一面が垣間見えるようになります。

副業ではなく、資産形成としてのつみたてNISAという切り口を強めるるとさらに多くの人に役立つ番組になると思います。経験のない人達をひな壇にあげるのではなく、素人でも取り組んでいる人をもっと入れておくと生の声になるのに・・・。もったいない。
時間をかけずに副業ではない投資信託。それがつみたてNISA。

私のつみたてNISAにかけている時間

私の場合は、積み立て設定をしているだけですから手間も何もありません。
最初のアセットアロケーションを組み立てる段階では、複数考え適時自分にあった投資スタイルになったという結果です。
自分にあった投資スタイルは、投資をし続けながら自分の気持ちに寄り添うことに他ならないのです。早期退職FIREを目指すのか、老後の生活補填につかうのか。さまざまでしょう。自分のライフスタイルが確立していけば、自ずと決まるのがつみたてNISAの運用です。

私の思う、つみたてNISAの運用

つみたてNISAもドルコスト平均法による積み立てを前提としている設計です。つみたてNISAで一括投資する人なんてジェイルブレイク(脱獄)みたいなもので上級者が過去の成績をもとに効率を追求してみただけです。

何にどのぐらい投資しているか把握しよう

ポートフォリオの把握は第一。
銘柄の選択がそれほど重要ではないと「敗者のゲーム」では言及しています。
他書では、銘柄の選定もある程度大切としています。
ただ、アセットアロケーションの重要性は投資運用側の著書は誰しもわかっています。
個人投資家は、高配当を買えば大儲け。米国株を買えば大儲け。の本を書きます。
これだけと思わないことです。
私の場合は3割まではサテライト運用として、高配当などを買います。これも、移動平均線などの指標が下回ったときです。それほど時間はかかりません。決してメインの投資にはなりえません。
よく分散された銘柄をドルコスト平均法で買う。
つみたてNISA選定商品から選ぶ。
少し豊かな生活を目指すならそれでいいはずです。
まずは、自分が欲しいものを手に入れる、節約、貯蓄、あまれば投資です。

ブログ記録用資産総決算。ご家庭での算数教育に家庭科教育に使えます。

 金融教育を教えるためには、自分自身が収入と支出、蓄え、節約、最後に投資を実行する必要があります。本円グラフは、フェイク(偽り)の値です
家庭科の教科書によく載っている例と同義です。
計算は小学校で習う割合で十分対応できます。生きた算数教育としてお小遣いを使って家計簿管理・投資割合などのバランス管理を行ってみてはいかがでしょうか?

生活防衛資金を含めた総資産の把握

家計簿が大切なことは、知られていますが、投資教育の上では今自分がどのぐらいリスク資産を取っているのかが分かることは大切です。
リスク資産と無リスク資産のグラフを毎年末に記録すれば、自分が今どれぐらいリスクを取っているのかが分かると思います。生活防衛資金も含めての金額となります。生活防衛資金とは緊急時に使えるお金です。投資には使わないとされるお金で、おおむね4ヶ月から2年ほどの資金を現金で持つことが多いようです。

子供に生活防衛資金を教えるなら

友達と遊んでいて、お菓子を買いに行こう!となったときに必要なお金。
晩御飯もない。保護者の方もいない。そのようなときに使うお金。
家族が入院した。電車ででかけるときのお金。
イメージがピンとくる生活防衛資金を考えましょう。例えば、交通費プラス食事分を残しておくように教えるのは大切です。
2018年6月末日
2018年6月28日 総資産ダミー

確定拠出年金がおそらく1.1%でNISAが0.4%でしょうか。国債が63.7%に生活防衛資金が34.8%ということで、無リスク資産が98.5%の状態です。
例えば、1年投資をし続けるとどうなるか
2019年12月31日
2019年12月29日総資産ダミー

確定拠出年金がおそらく2.2%でNISAが1.4%でしょうか。国債が61.7%に生活防衛資金が34.7%と国債比率が下がっています。依然として、無リスク資産が96.4%です。貯金や無リスク資産が当たり前から、あまりにも貯金・無リスク資産に偏っていることに気がつきました。

意外!可視化することで投資比率が異常に低いことがわかる

 リスク資産を投資信託とすると、先進国債券、国債も含んだ割合になります。これを除外すればもっと投資割合は減ります。リスク資産が1.5%から3.6%に倍増した!そういう問題ではないことがわかります。50%投資しようとすれば毎年1.5%増加するなら約33年かかります。22歳で働いて50歳に到達したときにようやくリスク資産が50%になる。これは非合理です。一般的に投資は、一括投資をして長期運用したほうがリターンが安定し、積立よりよくなることが多いものです。
 投資のしっかりした本ですと、はじめにリスク資産を多くして、年齢を重ねたり収入が減るリタイアなどに際しては、債券などリスクの低いものの割合を増やします。

・年齢を重ねる=投資できる年数が限られてくる
・収入が減る=暴落時の仕込みができにくくなる。取り崩す必要がでてくる。景気悪化の時期に増えるので、損失拡大の可能性がある。
グラフや経済を基本に子供のお小遣いでいろいろこのグラフですと統計について考察できます。

生活防衛資金を抜くと見えてくる姿

 生活防衛資金を抜くとグラフが変わります。
2018年6月末日
2018年6月28日防衛資金なしダミー
2019年12月31日
2019年12月生活防衛資金抜き資産ダミー
1年半でリスク資産が2.3%から5.6%に増加しています。
すごいのが国債が1年半たっても94.5%となっている点です。 
94.5%も国債ではほぼ貯金と変わらないでしょう。リスク資産5.6%が90%下落しても、全体資産としては、5%も影響を受けない。生活防衛資金を確保したままで投資の割合を見る視点も大切ですね。
グラフを半年から1年に1回作成して見ることで、自然と自分の生活について見直す姿勢がうまれます。大切なことですね。

まとめ

本記事では、小学生の子供が学ぶ算数の知識と社会の知識を使って自分の貯蓄を考えるという意味で、参考例をあげてみました。高校から急に投資信託について学んでも、家計簿と投資の割合をグラフで考察できなければ、身につきません。高校の家庭科で10時間投資について教えることはまず考えにくいですから。せいぜい1時間の2ページ(おおむね6ページ進むとみれば20分)。
学問には、積み上げが大切です。
節約、貯蓄、あまりでどうしてもなら投資。投資は余裕資金で慎重に行う。高校を出ると自己責任が一気にのしかかります。生活を狂わさない投資について指導することこそが大切です。

謝辞
グラフの描画については、モッティーさんのツールを利用しています。

(家計簿)自分を丸裸にして最低限必要な金額を見つめてみる。

少しだけの贅沢を投資で賄うには
セミリタイアのハードルは3000万円から6000万円でしたね。
これほどまで貯めないとダメなのは辛いですね。働き続けながら投資を行うことを考えたときに、無駄遣い分ぐらいを投資の収入でやりくりできれば嬉しいですね。
もしも投資収益が低いときは、娯楽費やちょっと躊躇する金額の外食費をおさえればいいだけです。
正規の労働を前提とするなら健全な気がします。一度きりの人生ですから、ほどほどに楽しめる方法として考えます。
ほどほどに楽しい人生を過ごすときには、娯楽費やちょっと躊躇する金額の外食費が投資で得られるといい。
これが、わざわざ3番目のトッピングである投資をする目的に近いのかなぁと思います。
利益を得るときに、旅行、娯楽費やちょっと躊躇する金額の外食費が豪華になる。利益が損なわれたとき、旅行などが少し残念になる。
こうなると、娯楽費やちょっと躊躇する金額の外食費の支出を考えるのがいいのだと思います。

でも、少し考えると旅行であれば、時期をずらしたり、予約を早めに取ったりして費用を下げるほうが節約額がすぐに確実にわかりますね。娯楽費やちょっと躊躇する金額の外食費を考えたときでさえも、投資は3番目のトッピングの役割なのかなぁと私は思います。

貯蓄は中学校の式の変形で説明できる

中学校家庭科で教えてくれる収入—支出=貯蓄。
華丸おすすめは
貯蓄額をまず天引き(自動引き落としや財形)で決める1年で100万円貯めるなら月に8万円貯蓄。50万円なら月に4万円。あるいはボーナスと給与を並行して月に貯める額を決める。
つまり収入—支出=貯蓄の式を変形して
 
収入—貯蓄=支出の順番で貯蓄を確定すればいいのです。
天引きであらかじめ貯蓄を固定費化するわけですね。
電話代などの固定費が苦痛なことと対照的に貯蓄の固定費化は幸せをもたらします。 
支出は残りの金額で先ほどの支出の優先順位を決めて暮らす。
これが最も貯金が行えて、自然に節約できる方法です。

税金を減らす(節税)のほうが生活スタイルは変えずにお得に節約につながる

貯蓄は天引き、節約は税金
これが華丸キャッチフレーズです。

動かせることは、税金や社会保険料はふるさと納税やiDeCo、つみたてNISAですね。
ふるさと納税
ふるさと納税がよくわからないからしない→お盆に調べてみよう!の動きができるといいですね。寄附金上限の目安を見ながら、少なめに寄附するだけでも次年度以降も同じ流れで取り組むのかもうふるさと納税をやめておこうと思うのかを決めることができます。住宅ローンや医療費の控除を受けている場合は寄附金に注意が必要です。
iDeCo(確定拠出年金)
収入のある人なら、よい節税方法です。貯蓄とは異なる投資です。iDeCoの運用商品には定期預金もありますから、定期預金にいれて節税を受けるのもひとつです。細やかにみると法改正などで節税効果が薄い、老後資金として(60歳まで引き出し不可)貯めると割り切りがいります。対象者は数千円からでもiDeCoができます。
つみたてNISA
 これは番外編です。貯蓄から投資への流れをすすめるために、利益に課税されません。しかし、損失が出た状態で売ると損益通算ができません。基本的に利益が出るまでは売れない商品です。投資資金は100円でも大丈夫です。
医療費控除
医療費が10万円を超えたときには検討の価値があります。ただ、医療費控除を受ける時はふるさと納税のワンストップサービス(年末調整で納税が終わる)が使えず、ふるさと納税と医療費控除を確定申告で申請する必要があります。
確定申告は慣れるまで手間がかかりますので難易度は高いかもしれません。でも、支出を削るより、出産費用など高額な費用がかかったときは申請すれば還付されますから検討する価値があると思います。

貯蓄と節約は異なります。生活費や支出を先に節約しようとするとどうしてもギスギスしてしまいますね。だからこそ、節税ですね。貯蓄と節約の整理と節約は生活費支出から減らすのではなくまずは税金から節税。これが一番と華丸は思います。 

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