華丸先生の連絡帳

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タグ:いい雰囲気の学級

学級でトラブルが起きやすい部分はここだ

学級でトラブルが起きやすいと思っていること

6.教室で、友達の体にふれない(プロレスごっこ、追いかけっこ)。

友達同士で触れ合うことがだめなこと?

悪いわけはないと思いがちです。
でも、これは気をつける必要があります。
身体接触はトラブルが起きやすい最たるものです。

子ども時代に、仲良く肩を組んでいるように見えて、いつのまにか首をしめているなんてことを目にすることなどありませんでしたか?

いじめの可能性、暴力と言われる場合もあることにも配慮します。
言われる方も嫌なものです。
だから、違う方法で親しさを深めさせる提案をしましょう。

その他にも
教室でなんとなくじゃれあっているを微笑ましく見過ごす・・・、
これも気をつけないといけない場合があります。

仲の良さそうに見えていた子ども同士が実はいじめ・いじめられの関係になっていたとなりやすいものです。


1教室で、身体接触がはじまる。
2プロレス技のようなじゃれあいがおきる。
3教室・廊下や見えないところでも続く。
4必ずしも遊んでいる子どもたちが楽しいわけとも限らない。
5実はその遊びが嫌だった(暴力・いじめ)と思う子どももいる。

休み時間の配慮

基本的には外に出ることを指導します。
でも、教室で遊びたいときは座って話をしたり読書をしたり静かにすごさせます。
さわりたい・さわぎたい場合は運動場にでて、外で鬼ごっこなど違う遊びにします。

教員は運動場での様子をこまめにみておきます。
チェックの観点は、
まんべんなく鬼が変わっていること。その遊びが苦手な子どもへの配慮があること。
(同じ子どもばかり狙っているなどの問題があればさりげなく指導をする。)

雨の日は、トランプなどでしずかに楽しむ工夫をさせましょう。
この場合も、同じ子どもばかりが最後に負けている・ルールがわからない子にはていねいに教えているなど状況は把握しておきます。

その他に、前日にも書きましたが、

休み時間に
好きに遊べる時間(仲の良い友達と過ごす時間)
みんな遊びの時間
班遊びの時間(班の子どもたちで遊びを考えて班の子どもと遊ぶ)
を組み合わせましょう。

朝のあいさつ運動の代わりに、握手会は?

読者のかたからのご意見です。
これ、いいですよね!
ふれないという表現がどうかと思っていたのですが、これならば親しさも増しそうです。
じゃんけんサイン会のように、「クラスの子どもとあいさつをしたらサインをしてジャンケンをする」のようなゲームっぽくすることもできそうですね。

野菜嫌いの子どもに野菜をハンバーグの中に練りこんで食べてもらう。

このような方法は、子どもによって向き・不向きもありますがブログの方法に限らずたくさんの配慮をしてひとりでも多くの子どもが居心地よく学級生活を送ってほしいものですね。

教育って子どもにとっては嫌だけど、成長に必要なものを食べさせる愛情に似ているなと思います。
子ども一人一人にあったいい方法をどんどん考えてみたいものです。
 

学級で荒れが起きやすい部分はここだ

前回のブログの中で2点取り上げて見ます。私の学級というよりは、指導が難しいと個人的に考えている場面です。
5.特定の友達同士で教室にかたまらない。(いろいろな友達とまんべんなく遊ばせる。)
6.教室で、友達の体をさわらない(プロレスごっこ、追いかけっこ)。

今回は5の対処編

なかのよい友達同士で遊ぶことが悪いこと?

微笑ましくて、どんどん仲良しの輪を広げてほしいものです。なかのよいことはOKです。
学級経営という意味では気をつける必要もあります。
なかの良い友達とだけ遊ぶということは、交友関係が固定してきたことになります。

学級経営の観点でいうと、学級の誰にたいしてもあたたかい雰囲気を守る必要があります。
これがすべての子どもの居場所につながります。
仲の良い子ども同士に加えて、いろんな友達とも遊べる子どもになるといいですよね。

授業中にトイレに行くメンバーがいつも同じ場合がある。

授業中に連れ立ってトイレをして帰ってこない。
授業中に1人がトイレにいくと、「私も行っていいですか?」と聞いてきて、トイレから戻って来る時間が異常に遅い。
トイレは我慢させずにいかせる。でも、全体に指導をする必要がある。

対応策

トイレに行かせることは絶対です。
遊んでしまうことも防ぎたいときのひとつの方法です。
トイレに行く回数が多い子どもについては、指導の前に保護者の人と相談しておくといいです。病気や家でもトイレの回数が多い場合があります。

「緊急でトイレに行きたい人は他にはいませんか?」と聞きます。
たくさんの人がでた場合「授業中にそんなにトイレにたくさん行きたがると困りますが、トイレをしたいのを我慢するのはいけません。できるだけ休み時間の間に行きましょう。」と声かけをしてトイレに行かせます。

ですから、繰り返し同じ子どもがトイレにいき続けたときに、まずは保護者の人に相談してみることも大切です。体調が悪い場合もあります。保護者からも指導してほしいという場合に
「この前も授業中にトイレにいってたね。授業中にトイレにそんなに行かないで、休み時間に行こう。」と注意しましょう。

トイレに行きたい子どもが多発した理由として
休み時間が取れていないということである場合は
「授業中ですが、トイレにみんなでいってきてください。時間は●分を目安に帰ってきましょう。」というのも手ですね。
矛盾するようですが、「トイレを我慢するとしんどいから我慢はしないように。」と声かけを普段からすることも大事です。こういった教員の発言でトイレに行けなくなる子どもがでるのも防ぎたいものです。

一番大事なことは、トイレを我慢させないこと行きたいときにはいかせます。)です。

続いて、トイレにいくといって帰ってこずに遊んでしまう子どもの指導対応を考えるの2つで方針をたてましょう。

トイレに行かせないという指導はやめよう。

特定の友達グループでかたまって自分の係の仕事以外も行う。

自分の係以外の仕事をすすんでしてくれる意欲はほめます。

ケガをした子どもの付き添いになぜか子どもが数人ついてくる。
緊急時として助けてくれた場合がほとんどですが、授業の時間が潰れる結果ばかりになるとこれはよくありませんね。授業の時間が遅くなる可能性がある場合は
「ありがとう。またお願いするね。」で声かけしてみましょう。

対応策

「保健係の子どもが、1人付き添いとしていきます。みんな心配してくれたんだけど戻ってね。」
 「それでも・・・」、言い出した場合は、話をしっかり聞きます。(大事な話の場合もあります。)

そして、感謝をして次の指示をします。
「ありがとう。教室にもどって・・・しておきましょう。」 
 

特定の子どもとばかり遊ぶ場合は、休み時間でも配慮することもあります。

特定の友達同士でかたまるのは自然と起きます。
これ自体は悪いことではありません。バランスよく遊べるよう成長させたい場合は、指導の工夫がいります。
例えば、特定の友達で遊べる時間・みんなで遊べる時間・班で遊べる時間を設けるとバランスがよい場合があります。
休み時間に、
好きに遊べる時間(仲の良い友達と過ごす時間)
みんな遊びの時間
班遊びの時間(班の子どもたちで遊びを考えて班の子どもと遊ぶ)
を組み合わせましょう。

野菜嫌いの子どもに野菜をハンバーグの中に練りこんで食べてもらう。
(サプリメントで栄養を補完させる。家で似た栄養のある食べ物を食べるよう指導する。)

教育って子どもにとっては嫌だけど、成長に必要なものを食べさせる愛情に似ているなと思います。





 

学級の荒れを起こしたことがないからこそ、ていねいに2学期をむかえる

働いてから1度も学級の荒れを引き起こしたことはありません(気づいていなかったという悲しい話なのかもしれません)。
でも、学級がうまくいかない時期もありました。
これから荒れる時期がくるかもしれないと覚悟しながら仕事にはのぞんでいます。

どうして学級が荒れにくいのか

子どもに合わせたルールを子どもと合意形成して、こまめに指導をするからだと思います。

学級の子どもたちは毎年変わる。

いつも同じルールを子どもたちに押し付けるとどうしても無理がでてきます。

学級立て直し案

よりよい学級になるように、指導検討しているリストを想像してみました。
私のことではなく、過去の他の学級をつぎはぎしたフェイクがたくさん含まれています。
でも、ベテランの人が考えそうなことをたくさん含めたリストにしました。

まずはできていて、ほめることリスト
  • 朝、宿題を決められたところに出す。
  • ろうかに静かに2列でならぶ。
  • 授業中に勝手に立ち歩かない。
  • ならぶときは3人までで、あとは名札で自分の順番を示す。
  • ノートなどを教員にみせるときは「お願いします。」「ありがとうございました。」という。
  • 教室を移動するときは、机の上は何もない状態にしておく。
  • 休み時間が終われば3分以内にもどってくる。(遅れたときは理由を聞いて個別に判断する。)

立て直しが必要なこと

  1. 課題が終われば、静かに本を読む。(机の横の手提げに本が入っていないことがある。本がないときに教科書を読む)。
  2. 先生が来る時間が遅いときは、読書をしておく。
  3. 先生に見てもらった後は、しずかに読書をしておく。
  4. 教室の扉を開け閉めするのは出入りする人だけで、しずかに開け閉めする。
  5. 特定の友達同士ばかりで教室にかたまらない。(いろいろな友達とまんべんなく遊ばせたい。)
  6. 教室で、友達の体をさわらない(プロレスごっこ、追いかけっこがおきてトラブルになりそう)。
もし私がこのリストをみたときに浮かぶことは、
1−3だと本を読ませるの部分で、他のバリエーションも考えなさいというところです。
4は廊下で走らないとかそういうシリーズのことですよね。(手をはさんでケガをしてしまう。)
このリストをもし見たとすれば、5と6が一番課題と考えます。
これの対応はまた次回



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