そろそろ3月が見えてきましたね。
学期末になると気になるのが保健の授業。
いつも忙しい時期にやってしまうことが多いので、どうしても講義型授業になりがち。


しかし、保健で学ぶことは生活していく上で大切なことがたくさんあります。できるだけ子どもたちにインパクトを残したいですね。


3年生では身体や衣服を清潔に保つことで健康になることを教える
「からだのせいけつとけんこう」の時間があります。今日はその授業で子どもの興味を引く活動を紹介します。

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手の菌について 
培養実験の写真を見せる。
洗った手と洗っていない手をそれぞれ寒天の培地につけ、菌を培養させたものです。
参考の写真などを使うといいと思います。
培養をしてもいいけれどもこれは少し面倒です。

服の汚れについて
ブラックライトを使用します。保健室にあったり理科室にあったり、理科の施設などから借りたりできると思います。もしくは、小さいものなら買うのも手です。
一見汚れていないように見えても、ライトを当てることで汚れていることがわかります。
洗濯することの大切さを知ることができます。
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ニンヒドリンを使い反応を見る方法もあります。
ニンヒドリンはタンパク質(汗など)に反応します。
ニンヒドリン1gを30ccのぬるま湯に溶かしてスプレー容器にいれます。
1日着た衣服にふりかけたら、衣服をドライヤーで加熱乾燥します。
タンパク質に反応して汗や皮脂よごれが紫っぽくなり見えます。
換気はしっかりしてください。


手洗いチェック
デンプンのり手洗い実験
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デンプンのりを両手にたっぷりつけます。
子どもにいつも通り手を洗ってもらいます。
もしくは5秒とか30秒、石けんなしなど条件を決めてもいいかもしれません。
イソジン液(ヨウ素液・ヨードチンキ)を150倍希釈した溶液をスプレーします。洗い残しのデンプンに反応して青紫になります。
ヨードチンキは保健室や理科室に置いてるかもしれません。
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いずれも薬品を使う場合はアレルギーの確認や換気など注意をしてくださいね。
安全上の確認は必須です。

少し準備はいりますが、楽しく保健を学べます。
保健室の先生だったら他にも楽しい実践を知っていると思うので、是非相談にのってもらってください。