華丸先生の連絡帳

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タグ:作品展

作品展の指導で手いっぱいのところ・・・、こうすれば活かせる


上記のページ(こちら)には、題材の選び方と簡単な描き方を書きました。
9月の記事ですから、今からみると1ヶ月遅れになりますがそれでも役に立ちますよ。


さらに題材についてかいています。(こちら


以下は、所見書きにいかせます


図画工作 作品展で2度おいしくなる方法(前半)

図画工作で所見を書くことはなかなか難しい点もありますので、こちらの記事を参考にされると所見のしあがりをイメージしながら子どもをみることができますよ。


作品が完成すれば他の学年の作品を鑑賞する時間も鑑賞の評価として活かすことができますね。
こちらの記事では、鑑賞ワークシートもついています。
ぜひご活用ください。

少し忙しい時期ですが、こうした見通しをもって臨むととっても楽にすすみますよ。











 

2学期に入り、体育大会の練習など忙しい学校もあると思います。
もうやっていますか??

図工展の作品づくり。


余裕を持つために2学期が始まると取り組み始めた方がいいです。
もし、題材が決まっていなかったら学年で早めに決めた方がいいですね。

低学年 おおきなかぶ くじらぐも おむすびころりん スイミー  
中学年 モチモチの木 ふうせんクジラ 虫の世界に行った私 りゅうのめのなみだ
高学年 銀河鉄道の夜 やまなし 寺社の絵 町の絵 一輪の花と遠景 百羽のツル 

などなど一例にすぎませんが、
参考にしてください。


早めに取り組むと、こちらの指導にも余裕が出ます。
作品展は保護者も、学校の子ども達も先生達も見るものです。
また、他のクラスや学年と比べやすいので、あまりに雑なのは避けたいです。
子ども達も胸を張って作品を掲示したいでしょうしね。



図工は先生の好みにもよりますし、もしコンクールなどに出展するならば
そのコンクールの傾向にあった作品の仕上げ方をする方が良いと思います。

私は勢いのある方が好きなので、人だったり動物を描くときは、そのときの題材にもよりますが
たくさん描く様に伝えます。
子ども達は嫌がりますが、図工は忍耐の教科でもありますので、しっかりと描かせます。

まずはその題材をどう描いたらいいか、イメージさせます。
全体交流である程度考えを共有できたらいいですね。

「龍はどんな風に描く?」
「大きく」「飛んでいる様に」「表情はたくましく」など

次にモチーフを決めるために、画用紙の前に簡単に紙に下書きをさせます。
モチーフが決まれば、色をある程度決めて、モチーフの紙にメモさせておきます。

そして、下書きです。丁寧に描くようにいいます。風景を描く際は細かく。
人や動物を描く際は、形がおかしくないかを確認します。
ネームペンで上から描く前に必ず先生が確認するようにしましょう。

絵の具は丁寧に。筆の先をそろえてネームペンの枠からはみ出ない様に塗っていきます。
色を試す用の紙を渡しておくと、塗りミスが減ります。
また、絵にもよりますが、筆に含む水の量もある程度伝えておきましょう。
私は厚みのあるものは水を少なく、薄いものなどは淡く塗る様にいいます。
風景なども水気を多くした淡い色でぬるといいでしょう。
苦手な子や低学年の子には色作りもアドバイスをしていきます。
塗り方も、点々で塗るなど、技法も紹介したいですね。


あくまで参考ですが、
作品展が迫ってくると、「もうこれでいいか」と妥協しがちです。
図工が気になって、学級経営の見逃しも起こるかもしれません。
雑にならないためにも
是非、早めに取り組んで、余裕を持ち、良い作品を仕上げてください。
























 

図工展・作品展はよく2学期に行われます。
だから、2学期から取り組む人も多いでしょう。
 
しかし、何が起こるかわかりません。2学期に運動会があるところも多いでしょう。
そこで、作品展は先ですが、この1学期から取り組むと余裕が生まれます。


少し、作品例を紹介します

 ふうせんクジラを題材に考えてみましょう

風船をたくさん食べたクジラが町の空などを飛んでいくお話です。
これを「物語の絵」として取り組むと面白いです。(低・中学年)

方法
①ふうせんクジラの読み聞かせをする。
②八つ切りの画用紙にクジラだけを大きく鉛筆書きする。
③クジラをクレヨンで色塗りする。(クジラは完成したら置いておきます)
④別の四つ切り画用紙に風景のみを描く。(鉛筆書き→ネームペン→絵の具で色塗り)
 ふうせんクジラの絵本にある風景を参考にすればいいと思います。
 (港・町中・サッカースタジアムなど)
 ふうせんで空に浮いたクジラを珍しがって見る人が大勢いるはずなので、
 人は多めに描くといいですね。 
⑤クジラを切り取って、風景を描いた四つ切り画用紙に貼付けます。
完成です。

良かったら試してみてください。個人情報の関係で作品を載せることができませんが、
「ふうせんクジラ 図工」で画像検索すると少し作品が出てきます。

また、図工指導のポイントも書いておきます。
1.しずかに取り組ませる。集中して取り組ませるためです。

2.イメージをさせてから描かせる。その題材、たとえば今回のふうせんクジラの風景としたら、「人はどうしてるかな?」「クジラを見ている」「上を向いている」
  など、少しイメージを膨らませてから描くといいでしょう。

3.ここまでできたら必ず先生に見せると決めておき、確認してから次に進ませます。
  ・下書きが終わったら
  ・ネームペンで描いたら
  など、関所を決めておかないと、取り返しのつかないことになります。


本当に大まかなポイントですが、
参考にしてください。
  


 



 

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