華丸先生の連絡帳

学校の先生の生活を豊かに 学校現場をもっと元気に 楽しく平和な毎日を過ごすためのブログ

学校の先生の生活を豊かに
学校現場をもっと元気に
楽しく平和な毎日を過ごすためのブログ

タグ:子どものよさに気づける力

前の記事「君の頭は腐っている!」子どもに吐き捨てた教師の続きです。

以下は伝記からの作話です。
「君の頭は腐っている!」
これは、
エジソンが教師に吐き捨てられた言葉。

こんな言葉を我が子が言われたとき、学校に状況を聞いてください。
状況を聞かないと何がおきたか分かりません。
怒鳴りに行きますか?最後まで読むと考えが変わるかもしれません。

でも、担任に聞いて見てもどうだろうって疑問に思えたとき。
私なら、学年主任に相談することをおすすめします。

それでもわからなければ、すみやかに学校長などの管理職に相談です。

「君の頭は腐っている!」

びっくりする話ですが、モヤモヤして過ごすよりは教えてもらうほうが楽になりそうです。

伝え方のひとつとして
「子どもの質問が多いようなので、この子の個性をどう活かすとうまくいきそうですか?」と聞いてみるのも手ですね。

相談の中で言わないといけない言葉は、エジソン君が傷つくので「君の頭は腐っている」なんていわないで欲しい。とつたえることです。
(上記をすぐに伝えたいのですが、いきなりこれをいうと聞き手の先生も頭が真っ白になって、話が入りにくくなります。子どもがどうかという視点を伝えるのは必要です。)

何よりも
我が子が辛くない環境を整えていきましょう。

以下のエピソードはwikipediaのため信憑性があるともいいきれません。(以下斜字は引用です。https://ja.wikipedia.org/wiki/トーマス・エジソン)
エジソンのお母さんのとった行動
小学校の教師であった母から勉強を教わる。母は、好奇心旺盛のエジソンのために家の地下室に様々な化学薬品を揃え、エジソンはそこで科学実験に没頭

私の読んだ伝記では、さらにこの地下室でボヤを起こします。学校の授業ではなく、違う環境を与えることで解決をはかったのですね。でも、地下室なんて私の家にはありません。場所もないです。

そこで、私が学年主任であれば以下のようにします。

この担任の先生のエジソン君の伸ばし方を考えます。

ただし、この担任の先生は言動にでるほどの人なので、
言い回しや子どもの捉え方がたくさんできるようにしていきたいですね。
担任の先生が、いい方向で子どもを見ることができるように声かけを頑張ります。
人間ですから、私自身がめげそうなときは周りに相談します。
また、保護者に対しては博物館や科学館などの施設の紹介と興味のある専門家を紹介して学校にとらわれない指導を目指して見たいですね。


立ち向かうというよりも、
本筋である子どもを伸ばす行動をとりましょう。
子どもファーストですね。

後半

前半では、学校の先生方の全力とがんばりを自分の力に変える方法をお伝えしました。

今回は2度目の味わい

子どものよさに気づける力をつける方法

子どものよさを味わって子ども達も大きくなって振り返ることができる所見の記録に残していきいましょう。

 

子どもたちと観賞にいく。

事前指導

自分「全校児童の子どもたちの作品を観に行きます。気をつけることは何ですか。」

子ども「走らない。静かにみる。作品を触らない。」(左がでなければ先生が言葉を足せばいいです。)

 

落ち着いている学級なら

自分「みにいった作品のよさもかきます。一列に並んで全ての学年をみたあとに、観たい作品をゆっくり観賞しよいところをメモしましょう。
教室に戻ってから、メモをもとに観賞用紙に書きましょう。特に気に入った場所やぬり方をかいてみてください。その学年のみなさんに先生からお届けします。(受け手の学年が落ち着いているとはかぎらないため先生から渡す。)

 

子どもたちの記述内容を確認しながら、よい記述はメモか写真でとり所見の材料にする。

例えば、

「○年生のザリガニの絵のぬりこみが濃く、力強さを感じました。」と書かれていれば、所見には、「作品展の観賞では、○年の作品の特徴であるザリガニの絵の力強さをぬりこみの濃さから感じ取り伝えることができました。」など子どもの表現・意見を活かして書きます。そうすれば、時間が経ってからも、子どもが鮮やかに思い出せる所見の記録になります。子どもがその時点で浮かんだ発想です。ぜひ所見に取り入れてください。何より先生方もたいへん書きやすいと思います。

 

 

低学年・元気な学年なら

一列にならんで観賞します。きになる作品をよくみておいて、戻ってきたら教室で発表しましょう。

 

落ち着いている、低学年・元気な学年両方でしておくこと

(作品完成後もしくは、作品展展示撤去の後作品をならべて)教室で

友達の作品をみてよいところを書きましょう。

そのときには、まず斑の友達のよいところを書いた後、自分の気に入った作品のよいといころをメモしましょう。背景や色や大きさやすごいと思ったことを詳しくかいてみよう。

 

これならば、観賞カードを相手に渡すときに、その子どもが1枚しかないという自体は避けることができます。

いったん集めて内容の確認と所見材料を探しましょう。

例えば

Aくん「○さんの作品は、背景の宇宙の惑星がリアルで色のつかいかたもうまかったです。」

少ない記述ですが、文章表現が苦手な子どももいます。休み時間などで会話の形で引き出してみましょう。

自分「Aくん、○さんの作品すごかったよね。」

Aくん「そうそう、すごかった。」(広がりが少ない。)

自分「宇宙の惑星がリアルだったよね。特にきにいったところってどこだった。」

Aくん「土星のわっかのところ」(広がれば、さらに土星のわっかなんだ。どんなところがと聞く。広がりが少なければ、「色のつかいかたもすごかったよね。」と聞いてみる。広がりがなくても(所見材料でなくても)Aくんとの貴重なコミュニケーションです。)

広がれば、所見としてかけますね。

作品展の観賞では、友人の作品の土星の輪の○○なところの表現に△という感動を覚えた様子を休み時間に教えてくれました。

子どもが大人になったときに、ふとした休み時間に先生とこんな話をしたこと・友達の表現などさりげなく流れていく瞬間を所見で書き留めた形になります。

 

用意するもの

 

写真

作品観賞用紙

 作品観賞用紙

↑このページのトップヘ