華丸先生の連絡帳

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タグ:良い所見

所見はホットな間に書きましょう。

運動会もそろそろ、終わったという学校も増えてきました。
運動会は、先生も子どもも全力で取り組んだ大切な行事です。
ちょっと面倒だけど、ホットな気持ちの間に所見も完成させましょう。

表現運動(ダンス)

ダンスは、集団で指導しています。
運動会が終われば、
何人かずつでテストをすると評価しやすいです。
子どもは1学期のダンスでも覚えていると思います。
でも、終わって1−2週間の間にテストをすると、先生もその子どもの頑張りを思い出しながら評価することもできます。


子どもの本音

子どもは運動会・ダンスをどう思っていたのでしょう。
子どもの本音こそ本当の評価です。

簡単に知る方法は、作文を書かせることかもしれません。
所見作りに生かそうと考えるなら、
紙に次の観点を書かせるといいでしょう。
「運動会はどうでしたか?」
「表現運動でがんばったことなどを書こう。」
「教え方についてどうでしたか?」
これを聞いて、所見の具体例を膨らませることにつかいましょう。

指導に熱が入って、強く押していたり体の部位を触っていたりすることもあります。
今後の反省として気をつけていくと、指導力の向上につなげることができますよ。

楽しい運動会、次年度はもっと上手に教えられるようになるといいですね。







 

そろそろ所見を書かなきゃなと思っている人も多いかと思います。
所見を書き始めているという人もいると思います。 


所見の書き方の基本的なところを紹介したいと思います。
所見はその学期で特に目立ったことを書きます。
基本的には「◯◯できました」というように、できたことを書きます。
何か一つの教科の一つの単元など、一場面に絞って書くのが基本です。 

たとえば、

×  国語の「ごんぎつね」では、ごんの気持ちの変化を上手に読み取ることができました。

◯  国語の「ごんぎつね」では、本文の会話や行動描写から、兵十に段々と寄り添っていくごんの気持ちの変化を読み取ることができました。 

×  図工の「◯◯」では、よく集中して描き進めて、素晴らしい作品を仕上げることができました。

◯  図工の「◯◯」では、「丁寧に塗るぞ」という気迫が伝わるくらい集中して、取り組むことができました。その結果、細かい筆使いが生きた素晴らしい作品を作り上げることができました。

というように、単元などを指定してその単元でどんなことができたのかを書きます。 
あっさりではなく、できるだけ伝わるようにくわしく書きます。 

係や当番についても


×  掃除の時間では、教室をほうきで丁寧にはき、綺麗にすることができました。

◯  掃除の時間では、教室の角などみんなが気づきにくい場所までほうきで掃いて、綺麗にすることができました。

 
くわしくその時の状況を思い出して、
どんな?どのように?と掘り下げていきます。

先ほどの図工の所見を例に挙げると

素晴らしい 
↓どのように?
細かい工夫がされている
↓どんな?
細かい筆使いの生きた工夫


また、「丁寧に塗るぞ」という気迫が伝わるような
というように比喩表現を使うこともいいでしょう。


余談ですが、
所見にその子の課題を書く先生もいます。
「◯◯は頑張りましょう」というように。これは賛否両論あります。
私なら記録に残るような所見には書かないで、口で伝えると思います。
通知表って結構見返したりします。そのときにマイナスなことが書かれていたら、
落ち込みますよね。

嫌な事、マイナスなことは記録には残さない。

賛否両論あると思いますが、私はそうしています。









 

教員連絡帳を作成しました。コピーして手帳にはさんで忘れないようにされるといいと思います。

持ち帰るもの
□業務必携
□自分の学校のブログアドレス 行事の確認や思い出すのに役立ちます。
□テストの採点の残り
□今学期のテストの問題用紙
□アンケート用紙
□エクセル、インターネットなどの環境

子どもの作品の写真 管理職の許可は必ずとる。



以下はもしもあれば
□在宅ワークのための設定と、業者サポート電話番号
□通知表
□観点に丸をするときの印鑑
□子どものクラブ、係一覧 通知表に書きます。
□管理職にチェックしてもらった所見

持ち帰りは、管理職に許可を取る。持ち出し帳に書くこと

帰りの注意
外食や習い事キャンセルで直帰。個人情報を入れた荷物は握りしめる。
できれば、名前など個人データを消して、番号にする。
出席番号に偶数の場合2倍奇数の場合3倍にするなど、出席番号を特定できないようにする。





職場ですること

作品の評価 7段階で(作品の持ち帰りはかさばります。)
わからないときに聞ける学年主任などの人に電話相談してくれるかの許可と時間帯
職場が開いているかとその時間帯の確認
所見を管理職チェックしてもらっていないなら、してもらう。
学年であわせることの確認 例えば総合の時間の書きぶり
聞き方 通知表作成のときに、何か合わせておくことはありますか?
例えば、総合とか

家では通知表のまるをつけることや、所見書き、休んでいた子どものテスト問題をすっておくこと(いつさせるか手帳に記入)
 

学年便りの月ごとの行事を児童名簿の項目に書きます。
観察と実験が多いので、そこで思考などが評価できます。
実験技術や工作技術も加味します。
成績だけでつけるというより、観察や実験技能も割合として大きくしておくと理科の力を測ることに近づきそうです。(学力って目に見えませんから、教員が観点を決めてみていくことは大切です。)
点数のいい子だけが評価されることは避けようという意味ですが、学校や保護者の経営方針や状況で変えてください。
大事なことは、子どもや保護者に頑張りを伝えることです。点数がよかったではないと思います。
例えば、季節ごとの植物についてやいきものの観察・実験の様子など、所見と重なっていいので伝えましょう。
観察
スケッチを見て、おしべやめしべの数、花びら、葉の大きさ、形、色など
また日時、気温、天気などの記述があるかは評価します。
絵が上手いというのは図工の観点です。
いきものの節や足の数などの記述かスケッチをみていくといいでしょう。

実験は
ノートの記録
実験中の様子をみてください。
子どもが他の子どもを助けてしまったときには、助けられた子の評価が難しくなります。
困っていたら、まずは教員が手助けしましょう。小さなヒントを小刻みに与え自力解決させることは大事です。

実験や製作が苦手な子どもについて 

困っている子にはお助けが必要か聞きます。
手伝ってもらってからまた休み時間にする方法もあるし、友達と一緒にする方法もあるよ。など声をかけて、選ばせてあげてください。
やる気があれば、再度取り組んで教材見本で自力で組み立ててその様子を評価するということも可能です。
実験のまとめ方など、思考を掴む評価をしていきましょう。
教員であるあなたが子どもの思考がわからないときは、敗北宣言です。
理科でわかったこと、まだわかりにくいことを子どもにアンケートに書かせておくと、評価や再指導に役立ちます。
理科は保護者に技能面も含まれていることを伝えて点数重視ということはやめましょう。
理科の楽しさが伝わってほしいですね。 

リフレーミング第三弾
 少しお気づきかもしれませんが、
 書きにくいとき、ひょっとするとその子どもに対して苦手意識があるのかもしれません。
でも、
相手を苦手だと思うから、相手もあなたのことを苦手と思います。

人間のルール1
相手をかえるのは難しいが、自分を変えることはできる。

子どもと接する仕事です.
自分のとらえ方を変えて、さまざまな角度から子どもをみることができるようになりましょう。

教員としてプロのお仕事であるなら、自分の感情を伝えるよりもどうすれば子どもが伸びるのかを考えて話をしましょう。その中で自分の感情を伝えたほうがいいときもありますが、これまで読まれると分かるとおり、その感情は自分の感情であり、子どもを伸ばすこととは関係がないことがあります。

えらそうな子ども

若先生 あの子、塾にいってるっからっていつもえらそうなんだよね。この前は、難しい算数の問題もってきて、わかりませんって・・・。塾で聞けばいいのに。(怒り心頭)それに、算数のときも僕をおしのけてこうすればいいやんって他の子どもに教えはじめるから困るんだよね。(怒りおさまらず)。この前は、わり算の苦手なA君に教えて、先生よりわかるとかいわれたし。それに、キックベースボールになるとみんなをえらそうにつかうし、この前はけりかた教えていたかと思えば、エラーしたらきれるし・・・。なんなんでしょうね。(もう怒りっぱなし。)

 それって、ドキッとするしプライドも傷つくこともあるからしんどいね。(若先生が傷つかず、その子も考える子に育てるために、まずはリミット・セッティングだな。)
難しい問題もってきたときは、「これは、今はぱっと分からないから塾できいてきてごらん。」とリミット・セッティングをするか、「そうなんだ。また解けたら教えてね。」で返しましょう。教員は専門分野をもつものなので、算数が専門でないなら「○が先生は好きで得意なほうだけど、この問題は考えるなぁ。できたらすごいから解き方もまた教えてね。」と返すといいよ。

若先生 ますます、えらそうに他の子に教えたら自分が困ります。

 教えあいをして教えるほうがどの先生が教えるより教えたり教えられた子の両方が伸びたという論文もあるから、教えるのはいいことだね。でも、先生の話を聞いてから考えたり、教えたりすることは、授業をすすめる上では大事なことだしもっと効果的だから、まず先生の話しを聞こう。と伝えよう。
次に、上手に教えられる子どもがたくさん育つほうがいいから、できるだけ公平に教える機会を与えたいから、一斉に分かっている子が教えるのか、誰か一人が黒板で説明するかは先生が考えて決めるからね。これは、先生の仕事です。
キックベースボールのけり方を教えるよい面もあったんだね。でも、勝敗にこだわるところがあるのかなぁ。

そうすると、所見としては
算数の学習に意欲がみられ、難問に取り組むようすがみられました(教えにきてくれたら・・・難問に取り組み○の部分を△に例えながらみごとに算数の思考の流れを表現しました。)
わり算の苦手な子どもには、□という方法をつかって先生の教え方と視点を変えて、子ども達なりに伝わりのよい表現で説明することができました。
キックベースボールの学習では、体全体をつかってける方法を熱心に教えるすがたがみられました。仲良く勝利に導いていけるといいですね(少しネガティブ)。


書いていて抵抗がどうしても抜けない場合は、少しネガティブまでを限度にかくといいと思います・・・が、書かないほうがいいと思います。

自分が不快ならば、先生もプライドがあるから、できないみたいないいかたはやめてくれる?と口頭で毅然と伝えてください。先生も人間だから、いやなことは伝えればいいと思います。

(作話としてご理解ください。所見をかかれるときは、子どもを観察したり話をしたりした事実と上記の見方を組み合わせるとよいと思います。)

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